ピュア・メディカル社長ブログ『HIROの自分が変われば世界が変わる』

ひな人形

2010.03.06

一昨日はひな祭り。

ここ一月半ほどはデパートに行くとキレイなひな飾りが陳列されていました。

でも、価格は高いですね。

眺めてみると6万円ほどが平均かなと思ったことと、2人飾りの豪華なものが増えたように思います。

これも、たぶん部屋の大きさと、購入しやすい価格面からくるのでしょう。

今の時代9段飾りなどを買われる方も少ないのでしょうね。

実際、大きなものを買ったとしても狭い家では飾るスペースもないし、収めるスペースもない。

その上、少子化の中、多くの家庭では1人の方が多いのでしょうから、この子一人のために、それも子供の時しか多分飾らないことを考えると、手ごろな価格で適当な大きさのものが売れているのでしょう。

でも、このひな人形を外に出して飾る習慣があったとしたらどうでしょうか?

たぶん、多くの方が豪華なものを買うかもしれませんね。

それはひとえに「見栄(みえ)」です。

もし、着物であれば子供はどんどん大きくなりますから、豪華なものを買ってもすぐきれなくなりもったいないですから買いませんよね。

レンタルで十分です。

でも、ひな飾りであれば数年間は飾れますし、人目に触れるとなれば家庭の経済的位置を示すこともできますから案外無理してでも高いものを買うかもしれませんね。

見る側としても「この家には何歳くらいのお嬢さんがいるのかな?」などと予想できて楽しいかもしれません。

しかし、このひな人形の製造業界が今後伸びていくかというと暗いですよね。

一つに少子化。

2つ目にひな祭りやひな人形への価値観の変化。

そして先ほど述べたスペース事情。

どれをとっても明るくありませんね。

では、この業界をどうやって延ばしていくか?ひな人形のみで行くというのであれば、まずはレンタル事業でしょう。

次に早期購入割引サービスや買った方へは保管サービスの提供といったことでしょう。

あるいは、「いらなくなったら、下取りサービスをします」といったサービスを少なくともつけていくべきでしょう。

他には母から娘への一生のプレゼントということで「オリジナル」をテーマに自分で作るひな人形などといったコンセプトを作り出すのもいいのではないでしょうか?

今の時代、このように手のこんだ人形が国内で作られているかどうかを私は詳しく知りませんが、こういった労働力のかかかる品物は今後、ほとんど海外で作られていくことでしょう。

たとえそれが伝統品としても。

ややさびしい気がしますが、仕方がないことですよね。

日本人しか出来ないということがない限りは・・・。

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