ピュア・メディカル社長ブログ『HIROの自分が変われば世界が変わる』

憩いの場所

2018.08.24

先週の土曜日は早く目覚めた、カーテンを開けると真っ青な空が広がっていました。こんな天気のいい日に自宅で朝食をするのも、もったいない気がしたので、家族には「昼には戻ります」とメモを残して、街の中へオートバイで出かけました。

しばらくの間、青山や皇居の周りを回っていたら8時になりましたので、喫茶店に入りサンドイッチとアイスコヒーを頼み一休み。そこでちょっと読み残しのある小説をめくりました。 

「さて、そろそろ家にでも帰ろうか・・・」と思いましたが、あまりにさわやかな朝なので「やはり、真っすぐ帰宅するのももったいないな・・」と思い「それなら、日比谷公園にでも行ってみるか」と、再びオートバイで向かいました。

日比谷公園までは10分ほどと近いところです。でも、オートバイといえども違法駐車したら、やはりそこは都会のど真ん中、周りは官庁街とビジネス街、そして皇居ですから、違法駐車はできません。おそらく捕まれば1万円は罰金が取られますから、「どこか駐車できるところはないかな?」と近くを走りましたが見当たりません。すると公園の角に交番があったので、そこでオートバイの駐車場を尋ねると、公園の地下に駐車場があるとのこと。そこに駐車し早速公園に向かいました。

すると、公園では背中にスタッフと書かれた共通のTシャツを着た若者がたくさん動き回っています。「何かイベントがあるのだな。コンサートかな?」と思いながら、向こうにみえる白いテントを組み立てている場所に行ってみましたら、「乾麺グランプリ」というソウメンやウドンの乾いた麵食の競技会が開催されるということで、その設営準備のために皆さんが頑張って働いていました。

開催までには、まだ時間がたっぷりあるのでの、一端自宅に戻り、「もし昼間暑くなかったら、また出直そう。だから今は公園をゆっくりと散歩することにしよう」と思い、とても都会のど真ん中とは思えない緑に包まれた公園をゆっくりと散歩しました。

公園の中には大きな樹木がたくさん茂り、噴水を囲んだ花壇もあります。また、いくつかの池があり、立ち止まって眺めてみると池の石の上にはシオカラトンボが止まっているではありませんか。そしてその石の横を大きな鯉が悠々と泳いでいきます。たまたま近くにベンチがありましたので、思わずそこに座ってそれをボーっとその光景を見ていました。シオカラトンボが飛んでいるなんて、見ることはまずありませんからね。

他にも、公園の恥にあるテニスコートからはポーン、ポーンという音が聞こえてきます。また、ジョギングのサークルのメンバーが集まって準備運動をしています。これから、皇居を一周を走るのでしょうか?

さらには、向こうから威勢のいい声まで聞こえてきます。近くは官庁街なので「デモ隊の声かな?」と思って耳をすましましたがどうも違います。もっと活力があって声がかれています。「これはおそらくどこかの大学の応援団の練習だろう・・・」と思いながら早速、そちらに向かってみましたら、大学の応援団員9人ほどが元気に発声練習をやっていました。久々に見る大学生の応援団の練習です。

先輩の指導部の者たちは部員たちの手のかざし方を一生懸命に教え、後輩たちそれをしっかり学び、体をそらせながらエールの声援演習を行っていました。

私も大学時代に応援団もやっていましたので、非常にこの行動を懐かしく思い、髪の毛を短く切った学生たちをじっとしばらく見つめていました。

このように東京のど真ん中にも素晴らしい憩いの場所があることを本当に嬉しく思わせてくれた時間でした。

P.S.
結局、昼間は暑くなりましたので、乾麺グランプリには行きませんでした。

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猛暑の中、部屋で咲いた一輪の花

2018.08.17

暑い日々が続いておりますが、皆様お元気でしょうか?さて、先週末にタイより帰国しましたが、タイの方がはるかにしのぎやすく快適でしたので、この暑さにはビックリしています。

こういった厳しい暑さの中で思い出すのが、若き時代をすごしたアフリカでの生活のことです。当時はアルジェリアの砂漠のど真ん中や地中海などに駐在していました。そのサハラ砂漠での仕事は日中の直射日光の元では56度でしたので(60度を超える日もたくさんありました)、自動車を日光下に置いていると車内はまさにサウナです。ハンドルは握れないような熱さになってしまいます。そうした環境の中でも我々は働かなければなりません。

当時、私は世界の国々からアルジェリアの国を支える国家プロジェクト事業を担当していました。そして、そこで働く人は非常に多いうえに様々な国から来ています。例えば、フランス人、イギリス人、フィリピン人、日本人、イタリア人、そしてアルジェリア人といった人たちでした。では、ここで質問です。

こういった驚くような暑い環境下でも働ける人はどの人種でしょうか?

アフリカのサバンナでの生活ドキュメント番組などをご覧になった方にとっては、それは暑さに慣れているアフリカの人、つまりここでは当然「アルジェリア人でしょ!」とお答えになることでしょう。私も日本にいる時はそう思っていました。

でも、実際は全くちがいました。アルジェリア人と話すと「こんな暑い中ではとても働けないよ!ムリムリムリ・・・。でも、日本人はすごいよね。この暑さでも働けるのだから。彼らは暑くないのかな・・・?」と答えてきたのです。これにはビックリしましたね。

当然のこと、彼らは仕事のスケジュールを守るため働かなければいけませんが、この暑さではとても働けないと、西洋人やアルジェリア人は働きません(休んでばっかりいます)。労働を強要するとすぐに労働組合の幹部達がやってきて、自分らは不当な扱いを受けていると抗議が始まりだします。「別途手当てを払うから働いてくれ!」と言えば彼らも働くかもしれせんが、それは金が入るからであって、それがなければまず働きません。ですから、交渉は大変です。

でも、日本人は違います。しっかり働きます。

よほどの危険を感じなければいつもと変わりなく働く(任務をこなす)のです。

これは、日本人はお金の前に自分に与えられ責任をはたさねばならないと言う「強い使命感」で仕事に従事しているからだと思います。やはり、日本人はすごいですよね。その精神の違いを強く感じた事を今でも覚えています。

一方、先週は自分の大好きの花の一つが咲きました。

皆さんも花が好きだと思いますが、たくさんあるとキレイに見える花や、一輪だけの方がキレイな花がありますよね。私は「どちらが好きか?」と問われると難しいですが、もしかしたら一輪派かも知れません。スイセンやスミレのようにやや弱々しさを感じさせる清楚な花が好きですからね。

そして、今回咲いた花は「サギ草」です。多分皆さんあまり見かけたことのない花かと思いますが、7月から8月にかけて咲く花で大きさは3cm前後の小さな花です。とても美しい花です。心がきれいに洗われる様な気持ちになる花です。

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タイも占領されるかも?

2018.08.10

今週は久々にタイに来ております。

こちらに来る前の東京も36度以上の日が何日も続き、うだるような暑さの毎日でしたが、こちらバンコクでは今は雨期の季節ですので気温は28度ほどです。青空も少なく、空は雲がしっかりと覆っていますので日差しも弱く、過ごしやすい気候です。ですから、東京のあの異常な暑さを考えると、その暑さから逃げてきたような気がしています。

さて、タイは景気がいいのか、それとも首都バンコクだけなのかはわかりませんが、あちらこちらで建設が行なわれています。多くは高層マンションやショッピングモールの建設、あるいは改装工事です。ショッピングモールの建設が多いという事はやはり消費者の生活が豊かになって来ていて、生活用品や食品への支出が増えてきているということなのでしょうかね。

高級車も以前よりも増えたように感じます。週末のショッピングモールの中にあるレストランの前は人がぎっしり並んでおり大繁盛です。

一方、西洋人は少なくなったように思います。もしかしたら首都バンコクだけなのかもしれませんが。その代わりに増えているのがやはり中国人です。その数は圧倒的です。その次はインド人か韓国人かなといった感じです。日本人はかなり減っているように感じています。

とにかく国内線のターミナルに行くと時にはタイ人より中国人の方が多いのではないかと思うほどの人数がいます。また、最近は国際便においても中国人専用の入国審査ラインが作られているくらいですから、よほど多くの人が来ているのでしょう。

まさにタイも中国人によって占領されているといった感じです。 また、一方ではこれによって利益をもたらさせていると、ひしひしと感じます。実際、タイにおいては経済界を握っているのはタイ人というよりもタイに居る華僑(中国系の移民者)です。そして今は供給者側のみでなく消費者側においても中国人のウエイトが大きくなってきているといった感じです。

また、観光収入が大きく締めるタイにおいては嬉しい事ですが、諸外国からの観光客からみるとマナーを知らない人や騒がしい人たちが、たくさんいるのは本当は嬉しくないことです。

今夜も5台の中国観光客を連れたバスが到着するそうです。ですから、明朝のロビーやレストランもさぞかしうるさくなる事でしょう。今まで静かなホテルで良かったのですが、今はだいぶん雰囲気が変わった状態になりがっかりです。「どうにかならないのかなあ?」と思っているのは私だけでないと思うのですが・・・

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