ピュア・メディカル社長ブログ『HIROの自分が変われば世界が変わる』

2008年の終わりに。

2008.12.26

今年も後1週間を残すのみ。クリスマスはバンコクで向かえ26日に帰国しました。

今年の後半はどの国にとっても不景気の話しばかり。そのため高いものは売れないようで、安物を取り扱う店には人が多く入っていたり、70%値引きなどと言ったとても考えられないような超安売りを強調している店に人が足を止めているように感じました。ここまで大きく値引いているとその商品の価格は一体何なの?と思ってしますよね。

一方、オイルは110ドルから今や30ドル後半へ落ちたと言うのに、航空券は高値からさほど落ちていません。これはなぜ?あれほど早く運賃を上げていったに、落とすのはゆっくりしているといった企業の経営姿勢に誰が支持をすると思っているのでしょうか?消費者はすぐ安くなってくれることを望んでいるのですから、それがすぐにできないのか?を、しっかりと航空会社は消費者に知らせるべきだと思います。

こうした真実を聞くことにより、日本経済のゆがみが浮き彫りにされてくると思うのです。そして国民もこれを知ることにより政治・社会への意識の高まりも出てくると思うのですが。

今年は、先が不透明のままに日本経済は終わろうとしています。学生の就職問題、解雇者の増大、少なかったボーナス、株価の低迷、資産の下落等、本当に何をとっても楽しい話が一つもありません。

でも、長い目で見れば日本経済は低迷し続けたことはありません。昔よりも必ずよくなっています。ですから後は私たちの心理だけです。国に頼る生き方をするのか?それとも自分で人生を切り開くのか?単にそれだけと思っています。

例えば、これだけ金利が低いなら、どんどん借りて自分がしたいことをやってみればいいのではないかと思います。企業も体力があるならば失敗するのも早いほうがいいです。今であればお金を借りても、返済金利としてほとんど負担にはならないでしょう。しっかりとマーケットを見据え、そこに今まで誰も考えつかなかった、皆が便利になったり喜んだり幸せになったりするようなアイディアを持って行えば必ず成功するのですから。そこには不況という言葉はあてはまりません。

不況というのはあくまでも今までのようなことをしていたら不況の波に飲まれるだけであって、その不況をものともしない行動が今必要と思うのです。

「人間は考える葦である。」パスカルの言った言葉こそ、まさにこの不況時代にふさわしい言葉です。皆さん、この不況をしっかり受け止め、そこからすごい可能性を見いだそうではありませんか。そして世界を幸せにしてあげようではありませんか。

可能性は1つでもあれば可能。不可能はすべてが×のこと。つまり100%が駄目になったときに出すべき言葉。100のうち100が駄目になったら不可能。でも1つ、いや0.1でもできると言うのであれば可能といっていいのです。だから人生って面白いですよね。可能を探すまさにゲームだと私は思っています。逆にいえば不可能ということを言うのは非常にむずかしいといえるでしょう。

我々はとかく厳しい時や難しい問題を抱えると、消極的な考えを持ちがちになりますが、「何もできやしないわ、してもしょうがないし、するだけ無駄よ」などと立派なことが言えるほど利口ではないのですから、そんなこと言うのはやめましょう。まして、脳の3%も使わずに思考していると言われているのですから。

こういったまさに頭を使う絶好の時代にはせめて脳の6%(3%の2倍)は働かさなくてはもったいないと私は思うのです。これにより新たな希望や夢、幸せが生まれると思うのです。まさに「今はそれを生み出しなさい、真の生き方を見つけなさい。」と神が世の人に言っているような気がします。

では、今年のブログはこれで終わりとなりますが、毎回お読みいただきありがとうございました。また来年も頑張って行きますので、どうぞ宜しくお願いいたします。

皆様も、良いお年をお迎えください。

質問力。

2008.12.19

『人と付き合っていく中で一番大事にされることは何ですか?』

と問われると、皆さんはなんと答えますか?

私はコミュニケーション能力だと思っています。

このコミュニケーション能力というのは、

自分が伝えたいこと、相手が述べたいことを理解する力

と言うことは皆さんもお分かりとは思うのですが、そこにもう一つの力がいると思うのです。

それはまさに『質問する力』

つまり相手が述べようしていることが不明確で自分に理解できないのであれば、それに対して尋ねればいいのです。

しかし、最近はそういったことをしないような人が増えたような気がします。

「別にいいや・・・相手がそう考えるならそれでいい。」
「相手はわかってそう言っているのだろう。」

自分勝手な考え方、あるいは無関心、「相手が言ったことが自分でわかったような気分になっている」といった勘違いをしているといったように色々な理由があるのでしょう。

しかし、人間、皆ちがうのですから自分とまったく同じ考えをする人はいないのです。

相手の言ったことがすべて理解できているはずはないのです。

ですから、相手を認めれば認めるほど、質問といった行動が起きるのが当然でしょう。

質問されることにより、相手は自分の考えがますます深まっていったり、あるいは違った考え方があることを気づくことができます。

これにより知識が深まっていくと思うのです。

ですから教育で必要なことは以前から述べていた創造力とともにこの質問力を鍛えることが絶対に必要ではないかと思っています。

なぜ、3×5と5×3が同じなのでか?

2+□=5の問題で□の答えを出すのに

2を=を超え左から右に移行すると+2が

なぜ−2となるのか?

こういったことは大人は当然のように思っていますが、初めてそれを習う子供たちにとっては不思議なことでしょう。

これが大事なのです。

そこに不思議といったことを感じる考え方をもたせるような教育が今一番必要ではないかと思います。

ぜひ、子供たちの教育プログラムの中に質問力を育てる教育をどんどん増やしていってもらいたいと思います。

それには、写生や習字、音楽などお手本を基にして写す、奏でるといった基本的な授業が非常に重要に思います。

「あれ?なぜここは赤いの?なぜ、2つに分かれているの?」などと

???

と感じることが行動を通してきっと起きてくるのです。

そこから疑問→質問→知識が生まれて育ってくると私は思っています。

所得税は高すぎる。

2008.12.12

今年の後半は、「不景気ですね。」と言う声を多く聞きます。

でも、「自分たちのビジネスに戦略がないことを金融問題のせいにしているのではないのかな?」と思ってしまいます。

金融問題が起こったからと言って、すぐに自分たちのビジネスに影響が出るような仕事のやり方をしているのがいけないのではないか?と私は思うのです。

これが経営力でしょう。

さて、年末になると源泉徴収票が会社から渡されます。

社会人であれば誰でも知っているように自分の給与に対して支払った税金・保険料の清算書です。

これを見て「会社からこれだけ給与をもらっているのに、所得税や社会保険などに※万円ものお金を取られために、自分の手元に残るのはこれだけか・・・」とがっかりする方も少なくないと思います。

そういった状態であるにもかかわらず、国は消費税をさらにUPさせようとしています。

若い方であれば将来支給される可能性がほとんどない年金までも、なぜ納めなければいけないのかと反抗心が出てくるのも当然と思います。

これでは若い人が可哀相です。

私だって、自分の健康維持のためにスポーツクラブへの会費を払って通っています。

ですから、医者にかかることは実に少ないにも係わらず、給与明細を見ると「なぜ、そこまで保険料を支払わないといけないのか?」と疑問に感じます。

世の中には毎日アルコールを飲み、不摂生をしているために病院通いばかりしている人が多くいるのですから。。。

そういった人からは多くの保険料を取るべきであると思っています。

また、日本は世界でも所得税の高い国です。

高額所得者は地方税を含めれば半分以上を税金に取られてしまいます。

皆は思うでしょう。

「自分が住んでいる町からそれほど恩恵を受けることがないのに、この住民税は何なの???」

今や国が苦しい。

税収は減っている。

景気低迷による法人税収および一般消費の落ち込み。

少子化が進行。

年金問題。

ですから、国は税収を増やそうと躍起になっています。

私は所得税はなくすか皆同じ基本税率にして消費税中心の税制制度にすべきと思います。

そうすれば個々の消費行動に基づき税金が取られ、お金持ちの方はそれなりに多くの物を購入するでしょうから不公平が生じないと思います。

不公平あることが消費を減らしているのだと思います。

ただ、所得がいくら多くなったからといって彼らも人間ですから、一般所得者と桁違いにお金を使うことはないでしょう。

ですから、たとえ消費税をある程度UPさせたとしても税収はこれでは足りません。

そこで、さらに高級品には高い税金をつける、いわゆるVAT(付加価値税)をこれに組み込めばいいと思います。

たとえば4人家族以下の人がベンツを買うときは200%課税するといったように。

そして、一般人においては生活で使用する備品や教育費などについて、会社と同じように経費として認めてあげるような所得税制をとる。

そうすれば、消費行動が増して景気もよくなり税収UPにつながるのではないのかと思っています。

政府はわかりやすい税制と、若者を刺激する政策を立てなければいけないと思います。

これだけでは不十分ですが、時代にあった政策を国会議員はもっと考えてもらいたいと思います。

今の景気が悪いのでなく、やはり国家の政策が悪いと私は思います。

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