ピュア・メディカル社長ブログ『HIROの自分が変われば世界が変わる』

人生は一度。

2008.10.24

10月後半からは紅葉が美しい日本ですが、

社会はまったく違うようですね。暗い話ばかりです。

金融危機による経済のほころびが世界中でおき、1929年以来の世界恐慌だといった言葉もきかれます。

今や、企業はじめ個人の生活まで大きな影響を与えだしています。

でも本来はサブプライムローン危機というのはアメリカで起きた金融商品が引き金です。

アメリカほどまでに、この商品を証券化して取組んでいない日本に、なぜこれほどまでに大きな影響を与え、株価の落下率がアメリカ以上になるのでしょうか。

これは本当に不思議です。

一つの理由としてはまさにこれは日本人の性格からくるのでしょうね。

周りで株価が下がるといって売り始めたら、自分はそうは思っていなくても、なんだ自信がなくなって、おっかなくなって皆と同じような行動をとっておかないと心配になる。

これが日本の株の動きにでてきていますね。まさに心理経済です。

本来、株というものはその企業の成長性やポリシーでもって自分がその企業を応援したいから株の購入を通じて金銭的に企業を応援していく一つの仕組みです。

しかし、機関投資家と言われる人達は違います。

株の取引で利益を追い求めることのみを考えています。

そこにおいては企業の支援や成長への夢といった考えはありません。

極端な言い方をすれば株価さえ動けばいいのです。

ですから、今回の株価乱高下の中においても十分、彼らは莫大な利益を出していると私は思っています。

心配したり、失望したりしているのは一般人だけです。

つい5年ほど前より「デイトレーダー」といった言葉が広まりだしました。

毎日、PCで株の取引をする人達です。

そこには自分の貯金の一部を株でもって運用する主婦たちもいます。

また、あわせて投資機関では色々な投資信託商品ができ、これに預金を移行した方も多くいます。

本来であれば長期の展望感を持って行えば(最低10年、できれば20年以上)投資信託は経済の流れに準じます。

経済社会を長い歴史を振り返ってみれば衰退はしていませんので、目減りをするということはないと私は思っているのですが。

しかし、これを10年以下の短期で運用して換金することを考え投資信託を行っている場合は、「これ以上株価が落ちては預けたお金も半分になってしまうわ。そんなことが起きたら老後はおろか、今の生活も危なくなるわ。」と心配し、すぐこれを売って換金してしまいがちになります。

これは心境から見れば当然のことです。でも、売ってしまったらそれでおしまい。

損は確定です。

「お金持ちはいつの時代もお金を儲ける」といわれていますが、それは彼らにとっては、そこで投資の利益をあてにして生活していないからです。

彼らはもし株価低下により今の投資金額が大きく目減りしていても気にせず、むしろこの時期にここぞと投資チャンスとして行動していくのです。

ですから早い時期に彼らの資産はマイナスからゼロへ、そしてプラスに転じるのです。

ようは、資金力。

言葉を変えて言えば、心の余裕がさらに資産を増やしていくのです。

ですから、損得が50%の(白・黒)のゲームにおいても、たとえ負けが何度続いても、毎回、前の倍の金額をかけ続けいていけば、勝った時点においては、それまでの負け続けてきた累算損金はすべて解消されることになるのです。

でも、数字上、そうであってもこれができるかどうかは、資金力も必要でしょうし、精神力もいりますよね。

またゲームですから、毎回同じリズムで行うということもできないのが人間の心理なのでしょう。

ともかく、今は他人や政府に自分の資産を任せていてはダメです。

今、投資するのは自分に対してです。

これからは自分に知識がなければ生きていけません。

女性の方は、自分は女だからと言って甘えるのではなく、

自分のお金は自分で守ること、

自分の健康と美しさを追い求めるのと同じようにこれを真剣に考えてください。

今はそういう時代なのです。

そして、これを得たものが安心した生活を送ることができるのです。

また、「お金が貯まったら将来は船で海外旅行に行こう!」などと思わないでください。

そう思うことはいいことと思うのですが、もしかしたら、その頃になれば自分の体力が落ちていて、同じことができないかもしれません。

また、今、欲しいものを買わないことにより、時間を無駄にしているかもしれません。

それであれば早くそれを手に入れて、自分の自由にできる時間を多く持ったほうがいいのではないでしょうか。

世間の多くの方は、「将来のことを考えて貯金をしておくの」とよく言われます。

本当に将来のことを考えていくならまず自分のライフ生計を真剣に考えること。
(これはとても楽しい事ですよね)

今後、それに必要な金額がいくらかを認識し、そのためのお金の使い方や貯め方を考えるべきであると思っています。

そして、それに合わせた健康維持方法もね。

人生は一度。

自分の人生を満喫しましょうよ。

苦しくても楽しくても、そこで使う時間はまったく同じなのですから・・・

親を立派と思う若者たち。

2008.10.20

先日、TVを見ていましたら、

街の商店街より人が遠のき始め、商売を止める店が増えだした。

といった事を報道していました。

『時代が変わり、これだけお客が少なくなっては子供たちに「この商売を続けてくれ」と言うのもかわいそうだし・・・』

店のご主人もが悲しげにインタビューに答えていました。

こういった中、こうした閑散としてきた商店街に人を呼び戻そうと若者を中心に活動が行われています。

彼らは、色々なアイデアを出し合い実行に移していくのです。

でも、それがうまくいくかどうかはわかりません。

彼らに、期待と不安がつのります。

そういった若者らにレポーターがインタビューするのですが、

その答えに感動したものがありましたのでここで紹介します。

(レポーター)

皆さんは親の仕事を受け継ぐ2代目であるわけですが、今後もこの仕事もずっと続けていくおつもりですか?

(若者たち)

俺たちは続けるよ。

確かにお金儲けのことを考えれば、こんな職人的な仕事や商売はやってられないと思うよ。

仕事を変えればもっと稼ぐことができるかもしれないからね。

でも、おれの親父たちが今まで一生懸命やってきたということは、

とてもいい事をしているからだと思うよ。

だから、おれも親父のいい事を引き継ぎたいのさ。

そして、俺はなにより、もこの町が大好きだからね。

と誇らしげに言うのです。

これを聞いて、いま世界で起きている金融問題で失業していく者たちのことが頭に浮かびました。

つまり、人のお金を運用して贅沢し、

高級車を乗り回してきた銀行・証券会社の者たちの生活が追い詰められています。

その原因は彼らが結局は何も生産性ある仕事をしていなかったからです。

このことを今まさに彼らは実感していることでしょう。

今まで人の金で相撲をとり続けてきたわけで、

そこにリスクという衣を何枚も着させ、

魅力的に見える金融商品を出してきたわけです。

しかし、そこには彼らがプライドを持てた仕事といったものはなかったのだろうと思います。

単に大きな金を動かす自分たち、

あるいは多額の所得を稼ぐ者たちの行為が世界に対して価値のあることを行っているように

勘違いしてしまっていただけのことなのでしょう。

そういった金融マンたちと比べ、

今回の商店街の若者たちの持つプライドの高さと、

親を尊敬する心に私は嬉しさを感じました。

思い出。

2008.10.10

今月5日に、名俳優の緒方拳さんが亡くなられました。

その訃報を聞き、多くの芸能関係者の方が生前の緒方拳さんの思い出を語っておられました。

その思い出話を聞きながら、

『思い出』って、どういうときに起きるのだろうか?と、ふと思いました。

私は五感の中では視覚が一番記憶に残るものだと思っています。

「百聞は一見に如かず」と言ったことからも、そうなのだろうと思っています。

でも、『思い出』は違うように思います。

子供頃の『思い出』や青春時代の『思い出』を呼び起こすのは、私にとっては「匂い」や「音楽・音」であったりする方が実は多いのです。

皆さんはどうでしょうか?

街を歩いていてふと漂ってくるこの匂い「そういえば、子供の頃、レコード工場の裏で鬼ごっこして遊んでいると時にかいだ匂いだ」とか「海外旅行であの街を訪れた時の匂いだ」とか、その「匂い」でその頃の行動を思い出します。

また、昨夜はあるテレビ番組で「この40年間における心に残る歌」と題して色々な音楽を流していました。

それを聞きながら、「あの時はいい青春時代だったなあ〜。皆で駆け込んだ居酒屋でかかっていたいたよな、この歌。」「彼女とうまくいかなく落ち込だ時に流れていた喫茶店での音楽。」などと、「音」からの『思い出』って、案外多いものだなと感じました。

ですから、『思い出』作りには「香り」や「音」が大事なんだと思います。

ですから、音楽の世界にも「匂い」がついた音楽などが出てきてもおかしくないように感じています。

映画などは映画館と提携してこういった工夫をすればいいのに。

突拍子もない話となってすいません。

皆さんも子供や相手に『思い出』を与える時は、この「音」と「匂い」を少しは気にして行動してみたら、いい『思い出』を一生与えることができるかもしれませんね。

お母さんが口ずさみながら、おいしい玉子焼きを作っていた。

あるいは、まな板でコットンコットンと大根を切る音などもそうですものね。

思い出はまさに人生の宝ですから・・・。

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