ピュア・メディカル社長ブログ『HIROの自分が変われば世界が変わる』

人間の偉大さ。

2008.11.14

11月4日に米大統領選挙が行われました。

世界は民主党のバラク・オバマ上院議員か共和党のジョン・マケイン上院議員かに注目。

結果は、オバマ上院議員が大差で勝利した。

キング牧師の暗殺から40年。

ついにアフリカ系アメリカ人が大統領になった。

私はこの結果をTVで観ていた

殆どのTVではオバマ上院議員の勝利が確定した時の勝利宣言と、マケイン上院議員の敗北宣言を放送していた。

オバマ上院議員の演説では「共和党も民主党も関係なく、アメリカという国のためにこう言いたい。私に投票しなかった皆さん、あなたがたの声に私は耳を傾けます。そしてあなたがたの助けが必要です。私は、これからあなたがたの大統領にもなるんですから・・・」。

「チェンジ」と「一体」をうたうオバマ上院議員。

会場からは割れんばかりの拍手。

でも、私は勝者よりもマケイン上院議員の言葉にひかれた。

彼が敗北宣言を述べる。

「今、オバマ氏に電話をかけ『おめでとう』と、言ったところです。」と話し始めると会場からはブーイング。

彼は、すぐさま両手を広げそれを制した。

会場は静まり返った。

そして、静かに話を続けた。

「私は、アメリカという国を愛している。そして、私は選挙に負け、オバマ上院議員が大統領に選ばれた。共和党と民主党という関係があろうとも、両党が協力して合衆国を良い国にしていかなければならない。だから私はオバマ議員に『おめでとう』と言ったのです。」

すると、この短いメッセージの後に会場からは拍手がわきおこる。

なんと素晴らしいこと。なんと素晴らしい支持者たち。

支持者であるから対抗相手に自分のボスが賞賛を述べることは許せないといった気持ちは当然のこと。

たとえ負けたといえども、すぐに自分の気持ちは入れ替えることはできない。

それも、ボスを強く支持すればするほど。

だから、ブーイングが出るのも当然。

でも、今回はマケイン上院議員が手でブーイングを制したら、会場は一斉にシーンと。

「皆、マケイン上院議員の話を聞こうではないか!」といった支持者からの一体感がTVを通じて感じられた。

一方、オバマ候補対クリントン候補の民主党代表候補者選の際。

クリントン候補が敗北宣言した時にはクリントン候補及びその支持者からはそういった清清しい感じを受けなかった。

むしろ「こんな若者に負けた。」といった悔しみが感じられた。

今回のマケイン上院議員の広げた手には、

「皆、聞いてくれ。もっと大事な事があるのだ。君たち応援者の気持ちは十分わかっているよ。でも、今ここでアメリカ人が一つになる必要があるんだ!」

と、まさに1秒でそれを皆に伝えた。

まるでキリストが世界に呼びかけるように。

広げた掌からは何かエネルギーが出ているような強い衝撃を受けた。

さすが、共和党の代表候補、高齢だが大物と感じた一瞬である。

さて、日本にはこういう政治家がいるのだろうか?

NANTA

2008.11.10

先月はソウルに行っておりました。

韓国で昨年以来大ヒットを飛ばしているパーフォーマンスショー「NANTA」を観てきました。

このショーは現在までに、26カ国・207都市で11,000回余りの公演を行ってきた程の、まさに韓国が誇る文化ショーと言っていいでしょう。 

私は土曜日の夜に予約を入れたかったのですが、VIP席が取れず、、、

月曜日の夜のVIP席でした。

それほどの人気で、当日会場内を見渡しましたら満杯でした。

ショーの内容は、料理の腕は一流なのだけどマネージャーに頭の上がらないコック長。

これをサポートする2人のナイスガイと強烈なパワーをもつ紅一点のホットソース女。

色々な料理スタイルを持つこの3人は今日も楽しく調理場で仕事をこなします。

突如、そこにマネージャーが予定にはなかった宴会の料理10品目作れと命じます。

それも今から1時間以内に。

さらに、マネージャーは料理づくりの事は全く知らない甥っ子を厨房に連れてきて。

彼らと共に一緒にメニューを用意せよと命じます。

この足でまといな甥っ子に厨房の3人は不満だらけ。

でも、料理時間は1時間。

嫌がっている暇はない。

料理の準備をいそぐ料理人たち。

こういったあらすじの中で、繰り広げられるパーフォーマンスは色々。

皿のみごとな投げ投げ合い。

いくつもの皿が中を舞います。

包丁でまな板を叩くエネルギッシュなリズム音。

トントントントコトントン・・・

まるで和太鼓を聴いているようです。

包丁で切られた野菜はまるで水しぶきのように中を舞います。

また、厨房用具が楽器に早変わり。

その料理作りの様子をみて沸き起こる笑い声と歓喜。

これなら言葉がわからなくても十分理解できるショーと感じた「NANTA」でした。

ソウルに行った際は見てください。

絶対に損はしません。公演は11月末までだそうです。

ぜひ、よい思い出をお作りください。

赤外線体温感知器。

2008.10.31

私は11月になると毎年行うことがあります。

インフルエンザの予防注射です。

私は風邪を引きにくい体質なのですが、一度かかってしまうとなかなか治らない体質です。

これは困ったものです。

かからないのはいいけど、かかってしまうと1ヶ月ほど体調を崩しています。

インフルエンザには絶対かからないようにするために数年前より予防注射を受けているというわけです。

昨年はインフルエンザにはかからなかったのですが、台湾から帰国した時にやけにだるかったので病院に行くと「プラズマ肺炎」と診断されてしまいました。 

あの時は台湾空港に夜11時に着いたこともあり、「早く市内に向かう最終リムジンバスに乗らなければ。」と思い、飛行機を降りるやイミグレーションの窓口へと急いでいたのですが・・・

それ以前に大きな問題。

それは、この時期の台湾では鳥インフルエンザ患者が見つかったこともあり海外からの到着者で体調の悪い方は必ず健康診断を受けなければならないということで検査が強化されていました。

私もその時は空港内の通路を歩きながら「寒気がするな。」と思いながらふと額を触ると少し熱いではないですか。

「これは風邪かな?熱があるぞ。38度はありそうだな。」と思いつつもさっさとヘルスコントロールの通路を通り抜けようとすると、

しっかりつかまってしまいました。

つかまえたのは検査官ではなく、赤外線体温感知器!

すぐに検査官が私を止め、「熱があるのではないですか?この温度計でもう一度計らしてください。」と、耳の中で体温を図る電子温度計を持って近寄ってきました。

5秒後に耳に入れた温度計が、ピピピ。

表示された体温は38.7度。

「しまった。ここでつかまったら長く空港で止められてしまう。参った、参った・・・」

でも、いろいろと会話を交わし、その場をなんとか逃れました。

運良く、足止めされなかっために、無事に最終のリムジンバスには乗ることができました。

よかった。よかった。

でも、赤外線体温感知器の精度はさすが凄い。

赤外線体温感知器、軽視できないと実感した次第です。

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