ピュア・メディカル社長ブログ『HIROの自分が変われば世界が変わる』

お茶で有名な福建省

2016.07.29

今週はずっと中国の福建省にいました。

ここはウーロン茶で有名な所です。

レストランに入り皆が何を飲んでいるのかと見てみると、季節の関係かもしれませんが、ウーロン茶ではなくフルーツジュースでした。

やはり暑い地方ですから、冷たいものを飲むのが当然ですね。

そして昨夜入ったレストランでは注文をしていないのに、水ではなく冷えた茶色の飲み物が出てきたので「ここは珍しいことに冷たいウーロン茶(または発酵度が低く色も少し薄い鉄観音茶)がでてくるサービスのいい店だな・・」と思いながら手にしてみると、少し泡が浮いていたので何かなと思いながら口に入れてみると、コーヒーの香りのするあまりおいしくない紅茶に砂糖を入れたような飲み物でした。

私にとってははっきり言って甘すぎておいしくなかったのですが、一緒に食事した現地の方は何杯も飲んでいましたから、中国の方にとっては親しんでいる飲み物なのでしょうね。

一方、やはりお茶を愛している場所柄だけのことはあります。

ホテルの部屋にも茶道の道具が置いてあります。

早速、部屋にあるポットにミネラルウォターを注いでお湯を沸かし、一度カップに入れてカップを温め、次に茶葉を入れた急須にすすぎ、おちょこ程の小さな茶碗にそそぎます。

急須の大きさも日本の物に比べるととても小さく、大人の握りこぶしほどです。

一般に急須には茶こしがないため、茶葉が入らないように蓋で流れ出ないようにして入れるのが一般的ですが、部屋にあった茶道具には陶器で出来た茶こしが付いていました。(以前にはこういった物はありませんでしたが、あるとやはり便利ですよね。)

ともあれ、こういった中国特有の茶道具が部屋に置いてあると、やはり「中国に来たな」という感じがし、よいものです。

でも、道具の横にあった小さな真空パックの茶葉に目を移すと、そこには12元(約200円)と値がついていましたがね・・・。

また福建省の食事は味も薄味で、日本人には喜ばれる味付けでおいしいですよ。

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この夏、私を喜ばしているものとは・・・。

2016.07.22

今年の夏はホタルを見に行こうと思っていましたが、とうとう行けずじまいとなってしまいました。

私は田舎に行って鑑賞してみたかったのですが、「都内のホテルなどでも鑑賞することが出来るのだから、遠くまで行く必要ないでしょ・・・」といった意見もありました、

でも私は、やはり自然のせせらぎなどで舞うホタルを見たかったので、ホタル鑑賞旅行をしようと考えていたのですが、残念ながら仕事に追われてしまいました。

その代わりと言ってはいけないのですが、この夏は自分が気に入ったものを一つ購入しましました。

これを使えば、前述のホタルの鑑賞のように心が休まるものです。

それは「クリスタルグラス」です。

私も夏はかなり水を飲みますし、水割りやハイボールを家でよく飲みます。

その際に使うのは全てガラスのコップですが、このコップが素敵なグラスですとなんだか心が浮き浮きして毎日幸せな気分になります。

ですから、「素敵なグラスはないかなあ・・」と探していたのですが、それにめぐり合い購入しました。

今は毎日これで水を飲んだり、週末にはハイボールを作って、熱帯魚を見ながら夜の時間を過ごしています。

グラスを持つたびにずっしりと重く高級感があり、中をのぞくとそのすばらしいカッティング技術に惚れ惚れしてしまいます。

そのグラスは日本工芸の「江戸切子」で、ヨーロッパのクリスタルとはまた違って、清らかさ、華麗さ、静けさを感じさせ、すごく気に入っています。
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自分にとって大事な思いで場所

2016.07.19

私は16歳になるまでに10回程住まいをあちこちと移転しました。

このお陰で各地で生活することが出来、親にはとても感謝しています。

そしてどの地域も私にとっては多くの思い出を作ってくれました。

その中でも、もっとも多くの思い出が残る場所が「神奈川県三浦郡葉山町」です。

ここは天皇陛下の夏の御所があり、きれいな砂浜、裏手には小高い山、広い芝生の広場、そして竹やぶや笹やぶ等もあり、自然がたっぷりとあふれたすばらしいところでした。

また、米国海軍基地のある横須賀市まで車で1時間もかからない場所でしたので、多くのUS Navyの方々が住んでいました。

私の家の周りにも外人宅がいくつかあり、彼らの大きなアメリカンカーに乗せてもらったりして楽しんでいました。

そして毎日のよう山を駆け巡ったり、海も歩いて15分ほどでしたので釣りをしたり、外人たちと遊んだりと、まさに子供らしい時間の送り方をここで過ごしました。

先週、ふと葉山の海が見たいなと思い50年ぶりに海と共に自分の暮らした家を見に行きました。

しかし当然のことですが、もうかつての家はなく、私の住んでいた場所は大きな公園となっていました。

走り回った小さな丘や小道、秘密の隠れがを作った笹薮なども全くなくなり、「ここは日本なのか?」と思われるような、きれいなイギリス風の家がたくさん建ち並んだ住宅街になっていました。

しかし、ところどころには思い出が残されていました。

かくれんぼの時に隠れた下水管、近道として渡っていた川にかかった平均台のように細いコンクリートの水道橋、よく弁慶ガニをつかまえていた石垣、友達と並んで小便飛ばし競争をやった川の土手など・・・

じっと景色を眺めながら昔の自分を思い出しました。

出てくる思いで出は楽しいことばかり。

悲しい事もあったはずなのに、頭に浮かびません。

とにかく遊びに夢中だった少年時代でした。

学校から帰ったら宿題だけは終わらせてすぐに飛び出し、日が暮れるまで一生懸命に遊んでいました。

昼のおやつは20円のコロッケ1個。

揚げたてのものを紙に包んでもらい、急いで家に帰って食べていました。

夏になれば友達と一緒に50円でとうもろこしを買ってきて、外で火を起こし、醤油を塗りながら焼いて食べていましたね。

時には魚やセミをうまく捕らえるにはどうすればいいのかを考え、のら犬に追いかけられればどうしたら退治できるかを考え、東京サンショウウオやカメやサメの歯の化石を追い求めて探検に行ったり、板やゴムホースなどを集めて、いかだや足ひれなどを作ったりと海と山に囲まれた自然の中で本当に楽しかったです。

こうしたことを思い出しながら、「今の自分はそういったころの純粋さが失われていないだろうか、もしなくなってきているようなら昔のような自分を取り戻すことを優しく伝えてくれる場所は僕にとってこの葉山なんだろうな・・」とつくづく感じましたね。

「思い出」は美しく、そして誰にも見えないもっとも大事な宝物ですね。

この思い出はいつまでも失いたくないですね。
(こう思うと、アルツハイマーにかかった方はとてもかわいそうですね。何とか救ってあげたいものです。)

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