ピュア・メディカル社長ブログ『HIROの自分が変われば世界が変わる』

自分の存在

2016.08.29

この夏は猛暑続きで、あまりにも暑くて外出するのが嫌になるくらいでしたので、週末はオリンピックを見ながら過ごしていました。

また、色々な本を読みましたが、強い印象を残したのは東京大学教授の福島智先生の本でした。

先生は現在56歳ですが、3歳で右目、9歳で左目を失明され、18歳のときに失聴されています。

自分の声を聴くことはできませんが、若いときの音の記憶が残っているので話もでき、色々なところで講演もなさっておられます。

私が購読した書籍は「ぼくの命は言葉とともにある」ですが、「自分の存在をどうやって認識するのか」「自分が生きているのか、そうでないのかをどうやって自分に納得させるのか」といった内容でした。

確かに視力、聴覚を失った者にとっては、見える世界は闇のみ、そしてそこは静寂な世界です。

大きな声を出して叫んでみても、誰が応えてくれたのかさえ自覚できません。

そうなると自分は本当に生きているのだろうか、単に生きていると思って勘違いしているだけではないだろうか、といった考えが生まれてくると書かれた点が強く心に残りました。

確かに、自分がここにいる存在を誰がわかってくれているのか自分でさえ理解できないわけですから、そういった世界の中で自分を正常に保っていくことは非常に辛く絶望感を感じてしまうことであろうと私は想像したのですが、先生はそうではありませんでした。

「命は自分自身では完結できない」と述べておられます

現実から目をそらすことなくしっかりと受け止め、その中でコミュニケーション(言葉)の持つエネルギーと美しさに喜びをもち、日々を丁寧に大切に生きておられるすごい方です。

もし、時間があれば是非読んでいただきたい書籍です。

4連覇の偉業

2016.08.19

今週水槽日、リオ五輪女子レスリング58キロ級決勝で伊調馨選手(32)がロシアのコブロワゾロボワ選手を残り4秒で逆転、女子で五輪史上初の4連覇を果たした。

女子初の4連覇、すなわち16年間この分野でNo1ということなのですからすごい事です。

人の才能を競技であろうと学問であろうとそのすごさを考えるとき、私はまずはその国の人口のことを考えます。

人口が多ければ、その分野での天才が突如生まれてくる確立は高まるといってもいいですからね。

そして、運動で言えば今度はその人種における体格を考えます。

やはり日本人と西洋人とでは体格が違いますからね。

昔事ですが、私が大学生のときに東急ホテルのエレベーターに乗っていましたら、トレーニングウェアを着た巨漢ともいうべき体格の男性達が、5人程どどっと乗り込んできて私はうずもれてしまいました。

彼らのウェアに付いたマークから柔道選手というのはわかりました。

多分、国際試合のために来日した選手達なのでしょうが、こういった大きな選手と日本の選手も試合するのですからすごいと思いましたね。

そういった思い出の中で、伊調選手の成し遂げた優勝は本当にすごいと言わざるを得ません。

ここから学ぶものは非常に多いです。

私には彼女の歴史はわかりませんが、少なくとも天才の上に努力が何枚も重ねられて出来た偉業と考えるべきだと思っています。

と言っても人間です。

16年の長年にわたって、やり続けれるものではありません。

きっと心がくじけた事も何度もあったことでしょう。

でも、努力ができた。

その継続させた力というのはどこから来るのでしょうか?

それはおそらく3つあるのではないかと想像しています。

自分ではなく影響を与えてくれた周りの人達の力。

それを感じ取れる伊調選手の感性と想像を絶する努力。

そして自分の夢の実現。

やはり自分に甘えてはいけない。

応援してくれる人たちのためにも・・・

が一番強かったのではないでしょうか。

私はそう思っています。

人の心の中は誰にも見えません。

見えないからこそ孤独であり、苦しいのです。

周りから見えるのは、日々の努力の姿だけですからね。

勇者の生き方とはそういったものなのかも知れません。

幸せという頂は氷山の一角が見えた単なる一つの現象。

でも、それが最後ではありません。

一つの現象が起きれば、また別の現象が生まれます。

これこそが人生の中で最も大事な事だと思っています。

人の喜びは「創造」と「生む」ことだと。

中国の挑発行為

2016.08.12

今日はお盆祭休み前の休日をはさんだ谷間の8月12日、金曜日です。

この日に仕事をしている人は少ないかも知れませんね。

きっとお盆の時期は多くの社会人は最低2日間の休みを取るでしょうから、週末を絡め最低5日間の休みは取られていることでしょう。

そうなると、今回は帰郷はやめたといった方々のほとんどが旅行をなさっているのではないでしょうか?

また、今年は例年以上のものすごい猛暑となっていますから、北海道や南半球に行かれている方も多いことでしょう

そして、地球の裏側ではアスリートたちが、たくましく競いあっています。

勝負の結果については勝者も敗者もその健闘を認め合っています。

この暑さですし、家でエアコンをかけ涼しい環境の中での観戦といった方もおられることでしょう。

これもまたよい過ごし方ですね

さて、日本の近海では中国が日本の領海の尖閣諸島周辺で挑発行動をエスカレートさせています。

この行為に対し何度も日本は抗議をしていますが、今なお多くの漁船、公船の領海侵入が繰り返されるといった異常な行為が続いています。

政府もこの行為について中国に厳しく問い合わせているものの、中国からは何の返答もないといった状態です。

これはまさにわが国をバカにした行為としか私は思えませんし、「なんとふてぶてしい態度をとる国なのか?」と怒りを覚えます。

では、「中国は何故これほどまでに過激な行動に出ているのか?」と考えるに、「弱い者への八つ当たりと習近平の権力の維持」しか感じませんが、皆さんはいかがでしょうか?

思い返すに、中国がこれまで自分の領土だと主張して、南シナ海問題ではオランダ・ハーグの仲裁裁判所が出した「中国の主唱することは国際法上の根拠がない」とした判決で習政権の威信は大いに傷つき、国内外で厳しい立場に置かれたためにこういった八つ当たりの行為を行っていると私は考えています。

でもこの結果は裁判前からわかっていたのですから、怒る行為そのものが、ばかげていると私は思っています。

何でも自分の思うようになると思っているのでしょうかね?

この裁判判決への不満の憤りと日本への強行姿勢は、世界に中国のおろかさを見せ付けていることに気が付かないのでしょうか。

まさに「お山の大将我一人」と「大様の耳はロバの耳」といった感じです。

中国はどちらにしても面子をどんどん失う苦しい立場に立たされてしまっているはずです。

そういう状況の中国ですが、このままわが国への挑発に対して中国の好きなようにさせておいてはいけないと思います。

きっと「日本をどこまでつついていったら、本腰で怒ってくるのか?」といった探りを今入れているのだと思います。

日本には日米同盟はあるものの、アメリカにとってこの紛争の場所は母国より離れたところですから、どこまでアメリカが肝を入れてこの問題で日本を支えてくれるかはわかりません。

それに全て頼ってはいけません。

是非、安部総理、外務省のエリート達に、しっかりと世界を味方につける外交政策をなるべく早く考えてもらいたいと思います。

このまま中国をのさばらせてはいけないと強く思います。

図に乗らせてはいけません。

一方、私の中国の友人は皆よい人柄ばかりなのに、何故こういったことを習はするのかと本当に残念でしかたがありません。

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