ピュア・メディカル社長ブログ『HIROの自分が変われば世界が変わる』

期待するなら、まず伝えよう

2016.07.05

先日、友人の奥さんが私に相談を持ってきました。

それは主人が自分の事を大事にしてくれていないように思うと言った内容で、彼が最近何も自分に買ってくれないというのです。

きっと若いときは色々なものを買ってくれていたのかもしれませんね。

彼と私の付き合いは長く、彼が結婚してからも度々自宅に遊びに行っているので、この夫婦は私を兄弟のように接してくれ、何でもお互いの悩みを相談してきます。

今回は奧さんの相談というわけです。

でも、話の対象はご主人のことなのですがね。

彼女の言いたいだけの話を聞いた後、私は彼の性格を知っているので、そういった事があったとしても、彼女への愛情が薄くなっているなどといった理由ではない事は、すぐ理解できました。

でも、奥さんは単に彼が最近何も買ってくれないからそう思っているのでしょう。(今まで彼は海外に行く度に何か奥さんに買ってきてくれていたようですが、たまたまここ数回の出張では買ってきてくれなかった事がきっかけのようです)

その後、私は彼に会いました。

彼はエンジニアで日々の仕事も忙しく、今の流行には残念ながらとても疎い男で、これと言って彼が海外出張するときに何が欲しいとか、足りなくなっているなどと言われたこともないので、単に何も買ってこなかったというだけのことです。

このため彼にしてみれば、もし奥さんが何か必要であれば彼に頼んでくるだろし、急いで必要であれば日本でも買えるので、家計費から出して買うだろうと、まったく気にもかけていなかったようです。

また、趣味や嗜好に関してはたとえ夫婦と言っても好みがあるので、奥さんが自分自身で選んで買った方がいいとも思っていたようです。

でも、二人には子供がいないこともあったりしたためでしょうか、奥さんにとっては自分へ彼の気持ちが向いてないと感じたのかもしれませんね。

私としてはそういった女性の気持ちはよく理解できます。

やや奥さんが幼く感じるものの、女性というのはそういうものというのが私の感想です。

いつも自分が見つめられていたいと、あるいは一番大事にされていたいと思うものです。私はそれでいいと思っています。

でも、もし奥さんがご主人からの「何か足りないものある?」とか「〇○を買いに行こう」といった質問の言葉を期待しているとしたら、それはよくありません。

ご主人といえでも自分ではありません。

ですから、奥さんがそういった要求や思いがあれば、彼に伝えていないと、わかるはずがありません。

奥さんは彼は、それはわかっているはずだとか、わかってもらえると思っているのかもしれませんが、それは大きな勘違いです。

この勘違いが彼女にしなくてもよい悩みを創りだしたのだと思います。

人はとかく自分の思ったようにならないと嘆いたり、怒ったりするものです。

でも、ほとんどが相手にその情報がしっかり伝わっていないことが原因です。

でも、本人にとっては自分の思いは相手には伝わっている、相手はわかっているはずと思うのですよね。

期待するのですよね。(あるいはそう思いたいのかも)

でも、その考えはやめた方がいいと私は思います。

やはり、「何事も口に出して相手に言わなければ伝わらないものだ!」と考えておけば、こういった問題は起きないことでしょう。

この点は夫婦でも、よく認識しておく必要があるようです。

ましてや、世の中には話しても伝わらない感覚や語感というものがあるのですから、まったく話さなければ伝わるはずがないと思うのですが、皆さんはいかが考えられますか?
(ただし、この見解は大人に対してのみ言えることですがね・・・。)

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