ピュア・メディカル社長ブログ『HIROの自分が変われば世界が変わる』

私にとっての野球

2016.06.17

昨日、マーリンズのイチロー外野手が15日の敵地パドレス戦で日米通算4257安打し、ピート・ローズの歴代最多安打記録を抜いたと報道されました。

40歳を超えているにもかかわらず、世界記録という偉業を成し遂げるのですから、まさに怪物でありヒーローですね。

日本人として誇りを感じると共にうれしくなります。

さて、子供たちに「大人になったら何になりたい?」とたずねると、男の子であれば「野球の選手、サッカーの選手」といった返事がきっと出てくるでしょう。

元気な子供たちの返答として、うれしく思います。

私も小学生時代はよく友達と原っぱで野球をしました。

でも、実は当時それほど私は野球に興味がありませんでした。

単に、周りの友達が野球を好きなので、それに付き合っていたといった感じでした。

「何故、野球が好きでなかったのか?」と言いますと、それはキャッチボールが原因です。

相手にいいボールを投げても、相手がうまくキャッチすることができずミスをすることがあります。

すると相手は、「もっといいボールを投げろよ!」と私に文句を言ってきます。

私にしてみれば「ボールから逃げるからいけないんだよ。しっかりよく見てとれよ!」と言い返します。

また、相手が私に変なボールを投げてきて、私がそれを取れずにいると「しっかりとれよ!」と、また文句を言います。

私も「もっといいボールを投げろよ」と言い返します。

こういった事が何度も続き、キャッチボールは私には全く面白くない遊びになってしまいました。

ですから、これが原因で「木の棒ににボールを当てて遠くに飛ばして何がおもしろいのかな?それよりもパチンコを作り、離れた所に缶を置き、それを狙って倒す遊びや、パラシュートを付けたロケットを作り、空高く打ち上げていた方がもっと自分は面白いけどな~」と思っていました。

つまり当時、私にとっての野球は「ボールを木の棒にあてるような遊びは子供の遊びだ。だから大人がやるものではない」と思っていたのですよね。

ですから、テレビでも野球はまったく見ませんでした。

友人宅で見たとしても、その番組を友人達が感じるような「かっこいいとかおもしろいといった番組」でなく、私にとってはまったく違う「おかしな番組(つまり、笑いを届ける番組)」と写っていたのです。

「何かそんなにおかしかったのか?」というと、選手と観客の行動が面白かったのです。

バットにボールが当たると大人が一生懸命走ります。

場合によっては滑り込んだり、頭から突っ込んだりします。

そして、観衆(ファン)はヒットとなれば一斉に立ち上がったり拍手をしたりと、大騒ぎして喜びます。

その行動を見て面白かったのです。

私にとって「野球は子供の遊び」と考えていたので、これを大きな大人がやり、そしてボールが棒に当たれば一生懸命に走り、ファンはそれを見て大喜びし、三振するとバッターはバットを地面に叩きつけたり、怒ったりしする行為が、大人にもかかわらず、私たち子供のようにふるまうのでとてもおかしかったのです。

私にとって野球番組は、まさにお笑い番組と同じでした。

友達の家に行きテレビで彼が野球を見ていたりすると、それを隣でお腹をかかえながら大笑いしながら見ているのが私だったのです。

変な少年でしたよね。

しかし一方では、プロレス番組を見るのは大好きでした。

レフリーに隠れて反則ばかりする悪徳レスラーを、最後にはコテンパテンにやっつけるレスラー姿は私にはヒーローでしたね。

力道山、ジャイアント馬場は強かったですからね。

P.S
当時、友達の叔父さんは巨人軍の選手でした。私はそのことを知りませんでした。(後から知りました。)時々、叔父さんは多摩川での練習が終わると彼の家に遊びに来ていました。そして僕らと遊んでくれました。その時のおじさんの投げた球はいい球でしたね。私はしっかりとれましたからね。でも、友達の球は取れませんでした。下手なボールだったからです。でも、今となっては笑ってしまうような懐かしい思い出です。

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