ピュア・メディカル社長ブログ『HIROの自分が変われば世界が変わる』

野蛮な行動

2016.06.13

皆さんの多くも小学生の時に「大人になったら何になりたいか」といったテーマで作文を書いた経験があると思います。

私も小学4年生の時は科学者になりたかったですね。

そして中学生になってからは国連で働いてみたかったです。

この頃は外国に行ってみたくて、そのためにはどういった職業があるのかなと考えていました。

「商社」といった会社があるなどとは知らず、航空会社で働いている父親のいる友達がアメリカなどに引っ越していくのを見ながら、「僕も大きくなったら『航空会社』で働きたいな・・・」と思っていました。

また、小学生の社会の本を初めてみたとき、そこに出ていたのは世界国々の国旗。

そしてオリーブの葉の中に世界地図が書かれている国際連合のマークでした。

社会化の事業を受けながら世界の平和を守る「国際連合」や「ジュネーブ」の都市名がたびたび出てくることもあってか、「こういったところで働きたないな」と思っていました。

そして、小学生の5年生ぐらいの時に父にそのことを話しました。

すると、父は意外なことを私に返答しました。

その言葉は今でも覚えています。

「国連で働きたいのかい。それなら英語を勉強しないとね。頑張りなさいよ。でも、残念だけど国連には力がないよ。」と。

その時「力がないよ」といった言葉が良く理解できず、でも気になりずっと脳裏に残っていました。

大人になるにつれて、世界で紛争や緊張が起きた際に、国連がその問題に対して採決をくだしても、それを守らない国があることがわかり、父の言った「力がない」という意味がわかりだしました。(子供のころはなんで約束を守らないのかがまったくわかりませんでした。そして、わかった事は極めて簡単な事でした。守らなくても怖くないからでした。)

攻撃されることはないからですよね。

つまり、国連は独自でくだせる武力を持っていないから何も怖くないのですね。

それに気がつきました。

きっと父もその事を言いたかったのでしょう。

そして、そのことを思い出させたのが、中国の南シナ海問題に対する行動です。

この地域に大きな軍事基地を建設しようとしていることは明らかであり、この行動が東アジア諸国に緊張をもたらしていることは事実です。

現在はそれほど大きな諸国間問題が起きていないアジアにおいて、中国は世界に影響力を与えるような大国になっているのですから、そんな傲慢な行為をせずにアジアと協調路線を取っていく方法を考えるべきです。

しかし、ご存知の様に中国は現行の行動を全くやめる気持ちはありません。

むしろ一層頑固になってきています。

「ここは我々の領土だ。自分の領土で何をしようと外から言われる理由はない!」との態度です。

この行動にフィリピンはオランダ・ハーグの常設仲裁裁判に申し立てを行いましたが、先日、中国軍の孫建国・統合参謀部副参謀長は「この仲裁には管轄権がなく、仲裁の結果は中国に拘束力を持たない!」と一方的に主張しました。

彼がここまで法の決定に対して強硬発言をするというのは、彼の中国での社会的立場からなのか、それともよほど名誉欲があるのか、あるいは世界が決めている法など我々には全く関係ないといった、いずれかでしょう。

こんな考えをする国を誰が認めるのでしょうか?

認める国は中国との経済関係において手をこすっている国だけでしょうに・・・。

これでは、中国は今後アジアで孤立化していき、変な国、恐ろしい国、野蛮な国、本当は付き合いたくない国といった方向に向かっているのは明らかです。

もっと礼儀を知り、道徳と秩序を大事にする国になれないのでしょうか?

まさに中国の行動への感情は、大量に押し寄せる観光客のマナーを知らない行動への不快感をさらに増幅させるものです。

これでは国民間の感情も悪くなってしまいます。

中国に尊敬する友人を持つ私にとっては、とても悲しいことです。

こういった自分勝手な行動を見ながら中国は将来必ず内部崩壊すると感じませんか?

皆さんは、どう感じているでしょうか?

<P.S>
朝、ホテルのロービーの横(50mほど離れている)にあるレストランで食事をしていると、中国の観光客が非常に大きな声で話しているのが聞こえます。なんでここまで聞こえるような大きな声で話す必要があるのでしょうか? なぜ、周りにいる方に迷惑をかけていると気がつかないのでしょう?こういった方はホテルに泊まってもらいたくないですね。
ここにも無礼な中国の姿がありますが、まさにこれもThis is China.ですね

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