GWも後半となりました。
中日も有休をとって後半のGWを楽しんでおられる方もまだ多いかと思います。
さて、私の方はこの仕事一色でしたが、4月30日よりバンコクを出てしばらく中国広東州の広州に出かけておりました。
この時期、中国で一番大きな輸入・輸出品の大博覧会(Canton Fair)が開催されるからです。
世界中からお客が集まり、それは大きな博覧会が開かれます。
私は今回が初めてでしたが、その規模には驚きましたね。
開催エリアは想像もつかないほどの大きさです。
建物から建物へと移動する際に歩いて行ける場合もありますが、同じ敷地でも離れた建物となると地下鉄で1区間離れているといった具合です。
ですから、案内人に道を尋ね「この道をまっすぐに行けばいいよ」と言われても、素直に信じてはいけません。
「どのくらいの距離があるのか?どういった方法で行くのが一番良いのか?」を尋ねないとひどい苦労を味わうことになります。
会場では入場パスが必要ですが、これには写真が必要です。
会場はしっかりと警備され、パスを胸から下げてないと警備員にとめられるといった具合です。
また、外国人の入場受付と中国人の受付場所は違った場所で行われており、これまたとっても離れています。
私は中国の商社マンと一緒に行き、まずは自分の受付を終えて、その後彼の受付場所へと回り2か所回る羽目になりましたので、これだけで1時間半ほどかかってしまいました。
これでは建物に入る前からクタクタです。
また、敷地のフェンスの周りや、歩道の鉄柵の外側には「通訳します。レベル○○級」と書いた紙をもった若者たちが立ち、お客さんに仕事をもとめています。
でも、外国人たちは通訳を連れてきていますから、ほとんど彼らには声をかけていませんでした。
会場に入りましたらこれまたとにかく広いので、しっかり調査すべき内容を決めておかなければ時間の無駄になってしまいます。
すごい数の会社が出展していますから、全てを見るのはとても無理です。
昼になりファーストフードショップのフロアーに行ったのですが、これまたすごく広く、大げさに言えば建物の端に立つと反対側の端が見えないといった感じです。
私はピザを食べましたが、目の前の40台ぐらい並んだオーブンからどんどん焼いて出されます。
まさにピザ工場です。
無論、冷凍ピザを焼いているだけなのですが。
そのため、食後に出るごみの量もすごいです。
清掃人もあちこちにいて、席を立つとすぐに来て、プラスチックと飲み物だけを分け、後は食事が余っていようがなかろうが全てを大きなビニール袋にドドッと入れ去っていきます。
まあ、こういった対応でないと処理しきれないのでしょう。
でも、「このゴミの量とこれらがどういう風に処理されていくのか?」気になってしまいますが。
受付にも何十人と各国の通訳が待機し、忙しく対応していました。
意外でしたが、私はほとんど日本人に会いませんでした。
外国からの来客者はアメリカより、ヨーロッパからの人が多かったですね。
特にやたらとイタリア語が聞こえてきましたからね。
また、インド人も多かったですね。
インド経済の向上の表れでしょうか。
このイベントは広州市にとってはとっても大事な催事であるので、多くのホテルではこの展示会への直行シャトルバスを出しています。
行かれるときはこういったホテルに泊まる事と、事前に来場パスを申請しておかないと時間と労力が非常にかかりますので要注意です。
もちろん、会場が広く手続きが面倒なので、そういった事を助けてくれる中国人を同伴することをお勧めします。
ビジネスをしている方は、一度は見に行く価値のあるお奨めの展示会です。