ピュア・メディカル社長ブログ『HIROの自分が変われば世界が変わる』

電話帳

2010.03.12

先日自宅に電話帳が届きました。

厚さ8cm程のものと5cm程のものがそれぞれ1冊づつ。

でも、これって皆さん使いますか?

私の場合は使った記憶がほとんどありません。

今の時代、電話番号はWEBで調べられますし、WEBで調べれば個人宅でない限り、場所までわかりますからね。

そして、もし電話番号がわからないときは104にかけて聞きます。

電話帳をひくことはまずないですね。

ですから、こんな厚いものを作るのにもお金がかかるでしょうし、また各家へ配達するのも大変ですよね。

こうして家まで届けてくれたものが有効的に使われないというのであれば、作ってくれた人、配達してくれた人に申し訳ないですよね。

さらに、資源の無駄づかいです。

そう考えるとこの電話番号帳に関しては配布前に入手の希望の有無を確認するのが良いでしょう。

確認は別にNTT自体が行わなくても外注に任せれば良いでしょう。

宅配業者・水道局・ガス会社・電気会社・役所考えればいくつでも出てきます。

あるいはNHKなどで「電話帳のいらない方は電話番号で○○○を入力してください」といったことを流せば、良いのではないでしょうか?

きっとどの会社も喜んでこの業務を引き受けてくれることでしょう。

ともあれ、この電話帳は一般家庭ではほとんど無用なものであると私は思っています。

ひな人形

2010.03.06

一昨日はひな祭り。

ここ一月半ほどはデパートに行くとキレイなひな飾りが陳列されていました。

でも、価格は高いですね。

眺めてみると6万円ほどが平均かなと思ったことと、2人飾りの豪華なものが増えたように思います。

これも、たぶん部屋の大きさと、購入しやすい価格面からくるのでしょう。

今の時代9段飾りなどを買われる方も少ないのでしょうね。

実際、大きなものを買ったとしても狭い家では飾るスペースもないし、収めるスペースもない。

その上、少子化の中、多くの家庭では1人の方が多いのでしょうから、この子一人のために、それも子供の時しか多分飾らないことを考えると、手ごろな価格で適当な大きさのものが売れているのでしょう。

でも、このひな人形を外に出して飾る習慣があったとしたらどうでしょうか?

たぶん、多くの方が豪華なものを買うかもしれませんね。

それはひとえに「見栄(みえ)」です。

もし、着物であれば子供はどんどん大きくなりますから、豪華なものを買ってもすぐきれなくなりもったいないですから買いませんよね。

レンタルで十分です。

でも、ひな飾りであれば数年間は飾れますし、人目に触れるとなれば家庭の経済的位置を示すこともできますから案外無理してでも高いものを買うかもしれませんね。

見る側としても「この家には何歳くらいのお嬢さんがいるのかな?」などと予想できて楽しいかもしれません。

しかし、このひな人形の製造業界が今後伸びていくかというと暗いですよね。

一つに少子化。

2つ目にひな祭りやひな人形への価値観の変化。

そして先ほど述べたスペース事情。

どれをとっても明るくありませんね。

では、この業界をどうやって延ばしていくか?ひな人形のみで行くというのであれば、まずはレンタル事業でしょう。

次に早期購入割引サービスや買った方へは保管サービスの提供といったことでしょう。

あるいは、「いらなくなったら、下取りサービスをします」といったサービスを少なくともつけていくべきでしょう。

他には母から娘への一生のプレゼントということで「オリジナル」をテーマに自分で作るひな人形などといったコンセプトを作り出すのもいいのではないでしょうか?

今の時代、このように手のこんだ人形が国内で作られているかどうかを私は詳しく知りませんが、こういった労働力のかかかる品物は今後、ほとんど海外で作られていくことでしょう。

たとえそれが伝統品としても。

ややさびしい気がしますが、仕方がないことですよね。

日本人しか出来ないということがない限りは・・・。

変わった歯ブラシ

2010.02.26

会社に友人が訪ねてきました。

一通りの世間話が終わったあとに「加藤は歯を気にする人だったから、歯ブラシにも興味があるでしょ?」と聞いてきました。

「とっても興味はあるよ。歯が悪いと健康にはなれないしね。また、歯並びも大事だと思うよ。

更に、僕は口臭にもうるさいけどね。」と答えると、カバンの中から何やら取り出し始めました。

出てきたのは一本の歯ブラシ。

見たところ200円もしないような、まっすぐなプラスチックの柄にナイロンの毛がついているホテルに置かれているような歯ブラシです。

彼いわく、「これは歯磨きペーストのいらない歯ブラシなんだよ。ある人がこれを僕に勧めたのでつかっているんだ。これで磨くと、磨いた後は歯がキュッ、キュッというほどきれいになるよ」 

「ふ〜ん。じゃあ、ブラシにすでにペーストでもついているのかな」と答えると、「ペーストはついていないんだよ。この開発者はペーストは歯に良くないという考えでこれを開発したそうだよ。彼の考えはこうなんだ。」

世間一般の歯磨きにはたくさんの研磨剤がはいっていて、これが歯の象牙質をみがくことにより歯をキレイにしている。

つまり歯をやすりの粉で磨いているわけだ。

しかし、歯の表面の象牙質は歯を守るもの。

これを削ることは歯に良くないとの考えで、歯に傷をつけないで何とかきれいにできないものかと考え、これを開発したそうだ。

原理はこのブラシのナイロンの部分に歯をいためないような素材を練りこめ、これでブラッシングすることにより唾液と混ざりあって歯がきれいになるそうだ。

無論、ペーストは使わないから歯を磨いて、でてくるツバを捨てる必要はないんだよ。

つまり、開発者は唾液こそ最高のペーストであるという考えだよ。

しかし、これは職人でなければ作れない品物なので大量生産は無理とのこと。

このため歯ブラシ1本、1000円以上するのだけども、とても売れているそうだよ。と

「売れている?本当に?」私は、黙って聞いていましたが、実際心の中では開発者の気持ちはわかるけど、これは間違いなく売れてないと思っていました。

だって、想像してもわかるではありませんか?ペーストを使わず唾液で歯をキレイにするんです!」と言って誰がついてくるでしょうか。

だらだらとよだれをたらたらして誰が歯を磨くでしょうか?飲み込んでもいいといわれても、誰が飲み込むでしょうか?

確かに、これは体に優しい商品の一つかもしれないけども、これは単に開発者の思いだけの製品、つまりマーケティングをされずに開発された製品だと思いました。

もっと、その人の能力を周りでしっかりと支えてあげる人がいたら、もっと違った考えの製品ができたかもしれないのにと残念に思いました。

開発者というのはとかく自分の開発品にぞっこんほれ込み、世間が見えなくなるもの。

そういう、僕もこの類ですけどね。

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