ピュア・メディカル社長ブログ『HIROの自分が変われば世界が変わる』

デモの終わった今のバンコク

2010.06.04

先週はBKKに行っておりました。

皆さんご存知のとおり、2ヶ月以上にもおよんだタクシン前首相を支持する赤シャツグループのデモ行動はとうとう政府軍の出動によって終結しました。

私が訪BKKしたのはそれから1週間後のことです。

今回の政府のとった行動に対しては内外において、色々と批判の声もあると思いますが、私としては政府としてこれしか方法がなかったと思っています。

実際、現政府の政策に批判を持つ赤シャツグループの色々な行動に対して政府は何度も話し合いを呼びかけ、まったく手を出さずに長い間行動してきました。

まさに、ただ傍観するだけでした。

一方、赤シャツグループは活動場所をBKKの中心街に移し、そこから動こうとはしませんでした。

この場所は銀座のど真ん中といった感じです。

観光客、有名ホテル、大きなショッピングモール、有名ブランド店などが集まったところです。

ここで赤いシャツの者たちがたむろし、バイクや車にのぼりをつけ街中を大きな音をたてながら駆け巡るのですから、商売などできたものではありません。

道路封鎖もおき、町中が大渋滞。

近所の店はすべて閉店。

無論、モールも同様です。

こうした中、政府は彼らの要求に対して回答をしてきましたが、彼らはその回答に耳を持ちません。

彼らは自分らの意見を主張するばかり。

「これが受け入れられないのなら、いつまでもここに居座り、デモ活動を行い続ける」というのですから、話し合いの余地がありません。

また、彼らは「政府はどんなことをしても自分らには武力はださない。」と、みくびっているわけですから、行動はますます過激になるばかり。

火をつける。車を倒す。物を投げる。

これでは解決のめどがありませんよね。

そうしている間に経済の損失はどんどん膨れあがっていきます。

このため周りの店をはじめ市民の生活に大きな支障がでて、限界が来てしまいます。

タイヤを燃やし、火を放ち、道路を走りめぐる赤シャツグループ。

私のSpa Salonの近辺でもこういった行動をしていたために、お客様も怖くていらっしゃいません。

これでは我慢できたものではありません。

今回の政府の行動はこうした被害者の声が限界に達したばかりに起きた当然の行為と私はみています。

「これ以上、市民の生活を脅かすわけには行かない。彼らの好き勝手なことをさせるわけにはいかない」といった結果だったといえるでしょう。

では、「今回の事件は誰が悪いか?」というならば、やはり前首相タクシンと私は思っています。

彼が第一にやるべきことは「政治の話は政治の場、国会で勝負しろ」というべきではないのでしょうか?

多くの死傷者を出し、自分が雇った者たちに好き勝手な行動をさせ、一般市民の生活に大きな支障を与え、それでもこの活動は自分とは関係がないと言い張る人間とはどういう神経なのでしょうか?

私には理解できません。

過激化した赤シャツグループは政府を支持している方々の建物を壊したり、火をつけたりとこれはまさにテロ行為としか私には見えません。

大好きなタイがこういった連中の行動のために国際的に評価をおとしたことは大変悲しいことです。

経済成長と共に貧富の差が大きくなり、歴史的に見て人種の違いもあるタイ。

今回のデモにこのことが大きく根ざしていることは間違いのないことです。

さらに今後は王様の高齢なことを考えるとまだまだ政治面では不安定さがつきまとっています。

仏教国、タイ。

その温和なイメージの国に早くよみがえってもらいたいと望むばかりです。

感激の涙

2010.05.27

人は感激すると感情が高まり涙を流します。

たとえばスポーツで優勝した時に涙を流します。

その姿を見ながら「なぜ、この選手は涙を流しているのだろう?」と感じることが時々あります。

無論、涙を流す理由としては当然ながら

1、 今までの苦しい練習がむくわれたから
2、 やっと希望の優勝をつかむことができたから
3、 みんなの応援が嬉しくて

などいろいろなことがあるでしょう。

そこで、自分の場合は涙を流すとしたら「どういった理由だろうか?」と考えてみますと3、に近いものだと思います。

歌であれ競技であれ合格であれ、そこで見ている人、応援してくれている人たちの期待に自分が応えることができた、喜ばすことができた時、それが嬉しく嬉しくて自分は涙を流すのだろうなと感じています。

少なくとも、苦しい練習がむくわれたからなどといった理由からではないと思います。

なぜなら、自分が望んでその道を選んだのですから苦しいのは当然ですからね。

ですから、自分の周りに誰もおらず、喜んでくれる人がいなかいとしたら、多分涙はでないでしょう。

それほど、自分を見つめてくれている人たちの力(存在)とは大きいものだと感じています。

ガンの先端治療

2010.05.21

現代においては生涯の内でガンにかかる可能性は50%といわれています。

すなわち、2人に1人はかかるそうで、日本においては死因の1番になり、その30%ほどがなくなっています。

ガンにおいては手術・投薬・放射線治療がおこなわれている中、最近は免疫療法を組み合わせることによりガン医療に対する新たな取り組みがなされ始めたということなので、今回はこのことをお伝えしたいと思います。

もともと、私たちの体には体内に侵入した細菌やウイルスなどを排除するための免疫機能が備わっています。

免疫療法とはその免疫力を利用し、免疫力を高めた免疫細胞によりガン細胞を攻撃させる治療です。

進行ガンの増殖を抑えたり、外科手術後のガンの移転・再発を抑えることを目的としています。

たとえば、最新世代の免疫療法といわれる「樹状細胞ワクチン療法」では、樹状細胞といわれる細胞に患者さんの自己ガン細胞や人工的に作製したガンの特徴をもつ物質(ガン抗原)の特徴を認識させ、それをリンパ球に覚えこませることで、がん細胞を狙い撃ちする療法です。

樹状細胞ワクチン療法は、この特定のガン細胞のみを狙い撃ちさせることができるのが特徴です。

これはガン細胞だけでなく健康な細胞まで弱まってしまうといった今までの治療からは大きく前進したものといえます。

もし、自己ガン組織が確保できないときは人工ガン抗原の使用が検討されますが、ガンの種類によってはその使用が制限される場合があります。

このように樹状細胞ワクチン療法を中心として化学療法・放射治療などを組み合わせ、患者さんの免疫機能を最適化・最大化させて効率的にガンを攻撃する最先端ガン治療プロトコール「アイマックスガン治療」が始まっています。

このページの先頭へ