ピュア・メディカル社長ブログ『HIROの自分が変われば世界が変わる』

一点集中主義

2009.05.08

本屋に行くと毎回驚くことがあります。

それは新作本の多いこと。

私は本を書くことのできる文才能力のある人をすごく尊敬しているだけに、世の中にはここまで才能にたけている方々がこれほどまでにおられることに感心するばかりです。

小説コーナーに行けば読みたくなるようなタイトルの本がずらり。

またビジネス書コーナーを見れば、もっと勉強しなければと喚起されるような本ばかりと欲しい本がたくさん並べられています。

高名な方々とお会いすることがむずかしい中、1500円前後でその方の考えや話を聞くことが出来るのですから、本というものは非常に安いものですよね。

食事1500円のコースではたいした食事もできませんが、本の場合は何回も読み返せるのですから生きている間になるべく本を読まなければと思います。

暇を見つけこれと言った目的もなく本屋に行き、「何かいい本はないかなあ〜」などと当てもなく本屋をのぞくと、いつも4冊ほど買う羽目になるのは私の特徴です。

行けばあれもこれも欲しくなってしまうのです。

特に私の場合は勉強不足のため経済に係わるビジネス書を選びがちの傾向がありますが、本の内容はすべて違います。

逆に目的をしっかりもって行くときは、その分野における情報の収集といった事でなければ、多くの本を買うことはほとんどありません。

こういった時は1冊しか買わないことが多いです。

その理由は、あれやこれやとたくさん買って読んでも身につかないからです。

とかく、たくさん本を読むと知識が沢山ついたといった感じを持つように思うのですが、私は案外と違うように感じてます。

上辺だけをさらっと読んでいるだけで、案外と理解をしていないものです。

ただ、単にわかったような気になっているだけです。

ですから、私はたくさんの本を読むよりも1冊の本をじっくり読むほうを選んでおります。

読み終わればもう一度読み返すといった具合です。

こうしてある分野の知識の核を自分なりに習得し、その後他の本を買ってみるという具合です。

この方法は学生の時からやっています。

ですから回りの学生に比べて参考書の数も極端に少ないほうだったと思います。

受験問題集などを買っても1冊か2冊。

それらを5度も6度も繰り返してやるといった具合です。

受験のころには問題まで覚えてしまているほどです。

でも、これが非常に効果があったようにように思います。

どの問題集も立派な先生が編集し出版しているのですから、差ほど違いがなく似たようなもんでしょうから、買うだけもったいないとも思っていましたし、当時、貴重な小遣いも使いたくなかったです

ともあれ、あれやこれやと手につけるのでなく、ある一つに絞って集中することはビジネス、学問、恋人獲得においてもある面から見ると、同様にとても重要なことのように思っています。

日比谷公園

2009.05.01

先週の日曜日は久々にいい天気でした。

心地よいそよ風が吹き、まさに外に出なくてはもったいないといった日でした。

そこで私も8時半には朝食を終えていたので、夕方までは自由な事もあり早速外出。

ドライブで私が大好きな場所である三浦半島の葉山に行き、のんびりと海でも眺めようかと思ったのですが、これほどまでに天気がよいのだから、もっと違う行動としてサイクリングをすることにし、小さなリュックサックに本を入れていざ街中へ。

「さて、どこに行こうかな?」キレイな公園の木陰のベンチにすわって、そよ風を浴びながら読書なんかもいいなあ。

そしてプラプラとキレイな花を見ながら公園を歩き、昼になったらお弁当でも買ってきて食べるのもいいかな。」などと思い、まずは皇居の周りにある公園に行くことにしました。

そこで東京都心の公園といえば、「日比谷公園」。

家を出てあちこちと寄り道しながら着きました。

ついてまず行ったのが、イベントのチェック。
ここには野外音楽堂を含め音楽堂が3つあるのです。

ですから、「何かイベントがあればいいのになあ」と期待しながら掲示板を見ますと、2箇所で本日は無料コンサートが行われることになっていました。「オー、ラッキー・・・」

それまで、まだ時間があるから 自転車を置いて公園でも散歩するか・・・・。

日比谷公園には大きな池が2つあり、コイがゆったりと泳ぎまわり、水面から出た岩には多くの亀が甲羅干しをしていました。「こんな都会にこれほどまでに亀がいたのか?、それともこれは置物なのか?」と思うほど多くビックリです。

公園にはキレイな花が咲き、噴水からの水しぶきがさらにその美しさを引き立てています。

公園の隅にあるテニスコートでは老若男女、元気に声を出し合ってラケットを振っています。

まさに皆、元気はつらつです。

小道の日差しを柔らかくしているのはもみじの小枝たち。
青々とした葉がとてもきれいです。

「まさに、こぼれ日の美しさとはこういうものなのかな」といった感じです。

中世ヨーロッパの田舎の町に出てくるような雰囲気がそこにはあります。

そうこうしながら少し散歩してはベンチに座って読書、また散歩といったことをしているうちに野外コンサート開始の時間となりました。

若いミュージシャンがアコスティックギターと共に歌います。

目を閉じてその歌詞を聴いているとなんだか、うれしくなってきます。

こうやって自分の好きな音楽にエネルギーを燃やせるってステキだなあ〜。
と、感じてくるのです。

このライブに何人の人が聞きにきてくれるかはわかりません。

1人かも2人かも10人かも、あるいは100人かも。

でも彼らは客数に関係なく演奏します。

「今日は聞く人が少ないけどさびしくないかい? がっかりしてないかい?」と問いかけたくなってしまいます。

無論、彼らは聞いてくれる人が多ければうれしい事でしょうが、何百人も集まるとは初めから思っていないのでさほど気にならないのかもしれません。

彼らは一生懸命演奏します。そして歌います

「僕たちに人数は関係ないんだよ。一人でも聞いてくれる人があれば歌うんだよ。」

「自分たちと一緒に音楽を楽しんでもらいたいだけなのさ。」

「この時間を僕たちの音楽を通して共有したいだけなのさ。」

と、でもいうようにマイクをしっかりと握って歌うヴォーカル。

そして、それを支えるベースギターとアコスティックギター。

この日はこのグループに始まり、もう一人のシンガーソングライターのライブを聞き、その後、女性の4人のコーラスのライブを聞き、まさに音楽三昧の一日でした。

「都心でもこおしてお金をかけなくても十分に自然を味わい、一日たっぷり楽しめる所はあるんだなあ。」とつくづく感じました。

そして、キレイな景色を見ながらもくもくと写生なさっている人もおられます。

芝生では子供と戯れていたり、お弁当を食べたりしている人もいます。

そこにはまさに色々な形で休日を楽しんでいる人たちが集まっています。

こんなに素晴らしい場所が皇居の脇にあるとは案外気がつかないものですね。

是非一度、皆さまも休日の日比谷公園を訪れてみて下さい。

長期滞在と住宅事情

2009.04.24

ここ10年ほどアジアへの日本の企業の進出が目覚しいです。

それは、皆さんもご存知のように日本は賃金が高いので低賃金の労働力を求め海外に進出しているからです。

そこで、多くの企業は現地でのマネージメントを行うため社員を送り、家族で赴任なされること多いようです。(ただ、子供たちの進学の事を考え奥様や子供を日本に残し単身赴任者も中にはおられますが、基本的には家族で赴任なさっておられます。)

そういった方々が、いざ任期を終えて日本への帰国がせまると、「できればもっと現地に留まらさせてもらいたい。」といった方が沢山おられます。

それも多くの場合、奥さまの方がご主人よりも、こういった希望をも強くもたれるそうです。それもそのはずです。

場合によっては食事も子供の世話もやってくれます。

このため、奥様たちにはやることがありません。

そこで、暇をもてあましている同じ状態のお友達を誘って、現地で言葉や料理教室などに通われます。

また、日本ではほとんど行くことの出来ないスパやエステに毎週のごとく通い、終わればおいしいものを食べて・・・と行った生活です。

これでストレスなど貯まるはずがありません。そして家賃も会社負担がほとんどですから、お金もかからない。まさに、奥様にとっては夢の生活です。

ご主人も会社に行くにも車が迎えに来ます。休日はゴルフ三昧。

ところが日本では1時間以上ラッシュの電車にゆられての通勤。

のんびり仕事をするならやはり現地勤務の方がいいのかもしれません。
日本では上司が自分の周りにいっぱいいて仕事ぶりを見ています。

でも、会社人生を考えると駐在期間も長くなれば日本に戻った時にまさに浦島太郎となってしまい、仕事についていけません。

これでは昇進も危ぶまれます。こうなると長く駐在しすぎると社会人人生としては困ることが起きる可能性もあるのも確かです。

こういった色々な理由がありますが、やはりよほど辺ぴな場所を除けば、しばらく留まりたいという方がほとんどでしょう。

その理由はやはり前述した住まいが原因なのでしょう。

現地でも便利がよく、かつ安全な地域に会社は社員を住ませますから。

そこはまさに高級住宅街か高級マンション。日本の感覚でいえば家賃80万円以上のところだと思います。それがただで住めるのですから社員にとってはこれほどありがたい待遇はなありません。

そのように見てくると日本社会が国際社会からかけている点はやはり住まいなのでしょう。

物価が高いのは外国製品の輸入規制を行っているためであり、この規制を取りはらえば多くの事が解決することでしょうが、住宅問題となるとそうも行きません。

日本のサラリーマンが現地の高級住宅にしがみつくことなく「やはり一番住みたいところは日本だ!」「日本ほどいいところはない。」と言ってもらえるように、政治家の先生たちに住宅政策を真剣に考えてもらいたいものです。

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