ピュア・メディカル社長ブログ『HIROの自分が変われば世界が変わる』

韓国でも中国人の爆買いはすごい

2016.01.29

先週は久々に韓国に出張でした。

韓国+でも中国人の「爆買い」はすごいものです。

中国人が日本でたくさんの品物を買っていると報道されていますが、実は一般の旅客というよりも中国で売りさばくために商売目的でやってきている人たちがほとんどです。

一般旅行客の購入する物は多くがお土産品であり、一個が1000円以下のものがほとんどです。

でも、多くの旅行客が来ているため、その金額をまとめると非常に大きくなるといったことからこの爆買いといった表現が使われているのだと思います。

以前のように日本に来るのが難しく、「この来日チャンスを逃したら日本に来るチャンスはしばらくない」などと心配する必要はなくなりましたから、一年前のようにあさるように商品を購入することは、個々の行動としてはなくなったような気がします。

あくまでも集団としてみれば、爆買いが起きているというだけです。

買い方も、お菓子や炊飯器やウォシュレットのような、大きなちょっとかさばるようなものは空港で買っているように感じます。

それは街中で購入してしまうと、持ち帰る際に飛行機への預かり荷物として預けてしまうことになり、旅行品などと合わせると重量がオーバーしたり、あるいはバッグ数が増えるために数量制限に引っかかったりしてしまうからです。

そこで、購入品は手荷物で機内に持ち込もうとしますが、機内手荷物の個数もチェックイン時に注意されるので(ご存知のように機内持ち込み可能手荷物の数は1つだけ)それを避けるために、チェックイン後に空港の売店で品物を買うといった行動にでています。

こうすれば、売店の人は乗客の手荷物の数などは確認しませんから、その後は飛行機の乗務員に文句を言われても持込を主張し押し通すだけですからね。

また、中国人は韓国での化粧品購入もすごいです。

店で買ったものをチェックイン後に空港の免税品受け取りカウンターで受けとります。

そして空港で機内持ち込みとし、空のバッグやトランクにその商品をつめ込み、機内に持ち込みます。

もちろん、乗員はそういった大きな荷物や3個ほどの旅行バッグの機内持ち込みを制限していますが、そんなのは関係なしです

あるいは「機内手荷物は一人一個の制限」という規定をうまく使って小さな子供を同伴し、その子供の手荷物バッグだといって、この中に化粧品を空港でつめ込みます。

ともあれ、その購入量は我々の想像を絶するほどすごいものです。

今回もそういった姿を空港で見ましたのでここに写真を載せておきます。

買ったコスメ商品をビニール袋から全部出して空港で箱につめている量がいかにすごいかがおわかりになると思います。

免税品受け取りカウンターの横では6畳ほどのスペースでは破れたビニールがいっぱいに散らばっていました。

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面白さを作り出す

2016.01.21

「何か面白いことはないか?」と考えるのは子供だけではありません。

大人も、自由な時間があれば当然こういった思いになります。

でも、子供のようにすぐに「あれして遊ぼう」など、思いつかないのは何故でしょうか。

子供の場合は遊び仲間も多いので「今から遊ばない?」とすぐに連絡を取り合って、相手がみつかったらすぐに飛び出していきますよね。

実際、私もそうでした。

会ってから遊びの内容を決め、決めたらそれに必要な人数を集め、遊びまくっていました。

缶けりや山探検、川にも釣りによくいっていましたね。

海が近かったので浜辺で砂の城を作ったり、潮溜まりにいる魚を捕まえたり、ドッチボールやサッカーをやっていました。

夏の初めは海の家が建ちだすので、その屋根の上を駆けずりまわって鬼ごっこです。(でも、屋根が抜けて友達が下に落ち大きな怪我をしたので、それ以来やめました)

怪我もよくしましたね。

海辺に落ちていたガラスを踏みつけざっくりと切ったり、木登りをしていたら枝が折れて動けないほど体を強く打ったりしましたが、これら全ては自分が楽しいことをしているときに起きることばかり。

痛い目やこわい目にあった思い出はたくさんありますが、今思えば当時は色々と楽しいことばかり考えて遊んでいたのでしょうね。

その遊びもほとんどお金もないために、自分達で色々なものを作り試しました。

野良犬に追いかけられたとき、その防御策として台所からこしょうや七味唐辛子を取り出してきてティッシュに包み、これを犬の鼻目がけで投げたらどうなるかとか、海に深くもぐるために浮き輪にホースを結びつけて片方をくわえて潜水艦が出来たといったり、足ひれ(フィン)を買うお金などないので、ベニヤ板を切ってそれに穴を開け、そこに紐を通して足に結びつけ泳いでみたりもしましたね。

これはベニヤ板がしならないのでまったくダメ。

そこで、板を半分に切ってそれをゴムで連結したりして、何でも自分で作ってやってみては、失敗ばかりしていたことが懐かしいです。

でも、大人になるとこういったことをしなくなりました。

どうしてでしょうかね。

好奇心が弱くなったためなのか、常識や知識が増えたためなのか?

いやそうではないでしょうね。

やはり、好奇心を満たそうとしたら時間がどうしても必要ですから、大人になるにつれてそこまで時間を作れないような生活になったからなのでしょうか。

大人になってからはそういった子供時代の好奇心から生まれる面白さを自分で作り出すということから、すでにあるものを発見しに行く(例えば旅行や展示会、博覧会に出かける)行動に変わってしまったように感じます。

でも、これでは子供時代のような痛い目や失敗もありません。

ですから、あのころのような衝撃的な感動は少ないです。

やはり、自分が主人公の面白さとはまったく違います。

「感動」を求めるには何かやはりその反対側にある心の状況、つまり辛さ、厳しさ、痛みや苦しみなどそういったものがなければ創ることの出来ない事なのかも知れません。

ストレスに甘える現代人

2016.01.15

私はよく「もし、こういうものがあったらどうするか?」といったことを友人と話し合うことがあります。

つい最近も近所にいる友人と近所を歩いていたら空き店舗がありました。

そこで「君がもしこの店をもっていたら何の商売をする?」といった話をしました。

私の近所は空き店舗が出るとほとんどと言っていいくらい「ラーメン屋」か、フランチャイズの「クリーニング店」です。

ですから、これら店舗はやや乱立しすぎているように感じています。

少し時間をおいて彼の考えが出ました。

「僕だったら、まずは喫茶店かな?」といった返事が返ってきました。

無論、これには正解などはありません。

この「まずは」と言っていることからもわかるように、「これだ!」といった商売が彼にはすぐには思い浮かばないからなのでしょう。

事実この辺りは学生を含め人通りも多いですし、近くには住宅も多いです。

ですから、「この商売であれば大きな損はしないかな?」いった事からなのでしょう。

現代人は時間を持て余していたり、これといって出かけるべきところがなければ、暇つぶしに本やスマホを持って喫茶店に行く人が増えていますからね。

まさにこれが、300円でおいしいコーヒーと「リラックスする出来る場所の提供」というスターバックスの店のコンセプトをつくりだしたわけですから。

こうして考えてみると、最近の店のコンセプトは飲食業界を含めおいしいものを食べるという前に「リラックスできる場所」というのが特に優先されているように感じますね。

肩を張らない場所、空間が多い場所、レトロ感のある場所、自然を感じとれる場所等々。

ですから、何か問題があれば「リラックス」の反対側にある「ストレス」といった言葉がすぐ出てきますようね。

肌の調子が悪い、体調が悪い、よく眠れない、すぐ疲れるなど原因がはっきりしないようであればすべて「ストレス」いう言葉が使われているような気がします。

私は、ストレスに逃げるような生活をしてはいけないと思うのです。

ストレスなどはどの時代にもあったと思います。

それを乗り越えるために、昔から色々と努力を重ねてきたのではないでしょうか?

そのストレスがなければ発展はあり得なかったとも言えましょう。

あるいは、しっかりした目的や夢を追いかけていたからこそ、ストレスなど感じる暇がなかったのかもしれません。

問題や心配事があれば誰でも負担を感じます。

でも、生きている限りそれを乗り越えるチャンスは誰にも平等に与えられています。

負担を感じた場合、その負担といったマイナスのエネルギーをゼロに戻すだけにするのか、ゼロを越してプラスにもっていくのかという事こそがとても大事だと思うのです。

ただ、人の考え方は人それぞれだと思いますが。

もっと簡単に例を述べるのであれば、ゼロにするところが私にとっては喫茶店であり、パラリンピックを観るのがプラスにもっていく行動といったことでしょうかね。

このブログを書いたのはある一冊の本から始まります。

タイトルは「日付の大きいカレンダー」。

このタイトルを本屋で見たときはすごく衝撃的でした。

現在39歳になった著者、岩崎 航さんのエッセイ集です。

ここでは細かな内容は述べませんが、皆さんに是非お勧めしたい本です。

病のため小さなベットから動けない彼がつかみ取った生きる力とは何か、希望とは何か、それを語った本です。

ご興味あればどうぞご一読ください。

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