「自宅を担保にお金を借りる?そんなことできるわけ無いじゃない。だって今住んでいるのだから・・」「いいえ、お住みになり続けていただいても借りることができるのです!」
との宣伝文句で有名なのが、東京スター銀行の老後の資金ローン(いわゆるリバースモーゲージ)です。
私はこの宣伝を聞いた時、何がそんなにこのローンが魅力的なのかわかりませんでした。
私としては自分の住宅なのですから、それを担保にお金を借りいれることは当然のことと思っていたのです。
でも、最近わかりました。
この家とは「戸建て住宅」のことで、マンションは含まれていないのではなかろうかと。
というのは、このようなローンをみずほ銀行も日本のメガバンクの中で今年始めて開始しだしました。
でも、こちらはマンションも対象にしています。
この点を強調し営業していることから、おそらく東京スター銀行のローンではこのマンションを含んでいないのだと思ったのです。
一方、こういったローンは日本では珍しいように感じますが、アメリカでは当たり前の事となっています。
どうも日本の銀行が行うサービスというのは、外まねの導入サービス提供のような気がして仕方がありません。
なぜ独自でこういったことを創りださないのでしょうか?
今の預金金利においても0.03%といったこの低い数字は何なのでしょうか?
海外であればカントリーリスクの少ない国でさえも2%~3%以上のところはたくさんあります。
先進国の中で低いアメリカでさえ0.25%で日本の8倍です。
日本の銀行は集めたお金を自分で運用してもうける力がないために0.●●%といった金利がついてないとまで言えるような数値で、恥ずかしくも無く経営をしているのですからいやになってしまいます。
そして、前述のリバースモーゲージにおいても、リスクがあると考えて、これまで導入してこなかったのでしょうが、さほど心配しなくても大丈夫だと感じたのでしょうか、メガバンクもこのローンを取り扱い出したように思えて仕方がありません。
ビジネスはチャレンジの連続です。
チャレンジにはリスクがつくのは当然です。
この考えが日本の銀行にはとても弱く感じています。
まさに彼らは金貸し屋であり、バンカーでないように思うのは私だけなのでしょうか?