ピュア・メディカル社長ブログ『HIROの自分が変われば世界が変わる』

電気料金は必ず高くなるはず

2012.10.05

だんだんと東北大震災の痛ましい場面の放送が少なくなっていく一方、今後のエネルギー政策について、色々とTVで専門家を呼び論議がなされています。

政府は2030年までに原発の依存度を0%、15%、20〜25%という選択肢を出し、これについて国民の意見を元にエネルギー政策をまとめようといっていますが、こんなやり方で本当にいいのでしょうか?

もちろん私は、原発に依存しないに越したことはないと思います。

しかし、原発に依存しなければ電気代がどのくらいになるか、やはり国民にはっきりと知らせるべきだと思います。

今は水力・太陽・波力・地熱などのエネルギーが取りざたされていますが、これらが自然の力を頼りにしたエネルギーである以上は、安定したエネルギーを保持していくには大きな蓄電池がなければまず不可能です。

ですから、火力に依存したとしても「原発なし」といったことは、現実不可能だと確信しています。

また、TVを見ていると「太陽エネルギーを使おう」と、太陽パネルの宣伝が非常に増えてきたように感じます。

「家庭で余った電気は電力会社が買いますよ」ということで、すでにこの事業は始まったようですが、その買取価格は原子力や火力発電などと比べると5倍のコストがかかるといわれています。

そのように高い価格であれば、この価格は売るときにはもっと高くなり、必ず我々の電気料金に反映されてくるのです。

それでなくても日本の電気料金は世界に比べて高いといわれているのですから、さらに住み難い日本となってしまうではないですか。

私は言いたいです。

もっと電気料金を提示してエネルギー政策を述べてもらいたいと。

だますような掲示はやめてもらいたいと。

そして、ある程度は原子力に頼らなくてはいけないと明言すべきです。

実現不可能なことを、いくら述べても時間の無駄ではないでしょうか。

そうでないと、まさに年金と同じ目にあってしまいます。

支払った金額より、将来支給される金額が少なければ、誰も納付などしたくないですよね。

若い人たちの気持ちがよくわかります。

こんなことならば、納付せずに自分で貯めておいたほうがよほど納得いくわけですから。

二人の自分

2012.09.28

会社が入っているビルの正面玄関はいつも朝8時にシャッターが開きます。

玄関を入ったロビーには新聞受けが設置されていますが、8時前に配達された新聞などは投函できないので、宛先が書かれた小さな紙が張られて、シャッターの前に置かれています。

宛先会社の社員が出勤なされば当然、その配達物は拾っていかれるのでしょうが、早い時間ですとまだ出社されてないので、その配達物は玄関の床に置かれたままです。

朝、8時10分私は出社してきました。

シャッターはすでに上がり、正面玄関が開いています。

でも、床を見ると配達物が無造作に置かれています。

「当社のものではないから、別にこれらを取る必要はない」という自分と、「散らかっているのは誰が見ても美しくないから、拾ってそれぞれの会社のポストに投函しておいてあげよう」という二人の自分が心の中に現れます。

「自分には関係ないから・・・」と、それらを拾うこともなく玄関を通り過ぎてオフィスの席に着いても、どうもやはり落ち着きません。

これって何なのでしょうか?

清潔好きとは違うと思うのです。

多分、自分の中で思い描いている自分のあるべき姿(行動)があり、これを求める自分と、こんなことはめんどくさいと自分の欲求・欲望に動かされてしまう自分がいるのでしょう。

そのため、このような欲望や欲求に自分が屈してしまうと、やはり落ち着かないのでしょう。

自分がしたいことでも、しないで自分を抑える人間。

あるいは逆にあえてしなくてもいい事なのに、すべきと自分に言い聞かせるような気持ちを持てるような人間。

これこそが真の自由の意味であり、自分を成長させることができるのでしょう。

中国国営放送

2012.09.21

昨日はバンコクの中華街にある中華料理屋へ一人で行きました。

小さな店ですが私がよく行くところです。

値段はとても安いのですが味は抜群、最高です。

バンコクに行くと必ず行く店の一つとなっています。

行けばオーナーのご主人、そして会計を行っている奥さん、ウエイトレスの人たち、みなさん顔見知りで、いつも笑顔で迎えてくれます。

しかし、今回は少し気まずかったです。

それは料理のことではありません。

国の問題です。

店のお客さんのほぼ95%が中国人で、タイ人もほとんどおらず、ましてや日本人は一人もいません。

そのため、つけているTV番組はほとんどが中国の番組です。

今回は訪れた時間も夕食時であったために、中国国営放送のCCTVがかかっていました。

その内容は尖閣列島に対する日本の行動への抗議内容です。

私は中国語がわかりませんが、一人で店を訪れたこともあり、なんとなくその番組を見つめていました。

放送内容は「日本は不当に尖閣諸島を領土だとして強い行動に出ているので、我々中国は自分達の領土を守るために、武力行使に出なければならないのであろうか?」といった内容で、ゲストを迎えてのインタビュー形式の放送でした。

店のお客はこれをじっと見つめる中、奥さんがテーブルにやって来て首を振りながら「この問題はお互いに困ったことよね・・」と、いった感じのジェスチャーを私にし、私も同じように「本当だよね」と苦悩の顔つきで答えました。

出演したTVのゲストは北朝鮮のニュースキャスターのように強い言葉とともに、手を激しく動かし、指を天に突き立ててコメントしていましたが、私はこの姿を見て「国営TVだから母国支持の強い学者や評論家をあえて選んだのだろうか?」と思ったほどです。

こういった方の話しぶりを見れば、一般中国人は「俺たちは絶対に正しい。日本人は悪者だ!」といった感じがさらに強まることでしょう。

やはりメディアの力は強いので、もっとゲスト選定については考えるべきではないのでしょうか。

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