ピュア・メディカル社長ブログ『HIROの自分が変われば世界が変わる』

楽しい人生(2)心配なら考えよう。

2007.06.29

なぜ貯金をするのか?

「それは老後の人生が心配だから。予想せぬ事態が起きた時にお金がないと困るから。」といった答えが多くの日本人からは返ってきます。

お金を貯めたいのに、利子もほとんど付かないような銀行に預けるのか?

アメリカであれば4%以上、オーストラリアでも6%以上の利子が付く国があるというのに、なぜゼロに近い金利しか付かない銀行に預けるのか、本当に理解に苦しみます。

他の国でこれほどの金利が出るのに日本で出ないという事はどうしても私には納得がいきません。我々は、国あるいは銀行にごまかされていると考えるべきだと思っています。

こういった銀行金利の低さの話をしている時にある人が「投資信託は良いらしいわよ。」と言われればすぐそちら向かう。これもまた日本人的行動です。確かに、アメリカ人などは投資信託に財産の1/4を預けていますね。

でも、彼たちの行動はあくまでも財産作り。ある時期までじっと持ち続け、予定の時代になったら解約してそれを使う目的がはっきりしているのです。しかし、日本人はどうでしょうか。単にお金に余裕があるから投資信託を行うといった感じではないでしょうか?

そこにはライフプラン上の目的意識がありません。それではいけないのです。

なぜなら、投資信託とは本来長く保有して利益を生み出すものです。ちょっと株式市場の下落などを聞くと心配せずにはいられなくて、すぐ解約してしまう。といった内容のものではありません。つまり、5年ほどの保有の資産運用ではなく、10年20年と長い時間をかけて保有する資産運用なのですから。

そこでちょっと視野を他の国に向けて見ましょう。アメリカのエリートサラリーマンなどはどうしているのでしょうか?実は、次のようなお金の使い方やライフプランを立てています。

彼らはとにかく一生懸命に働いて成績を残し給与を稼ぎます。とかく、日本ではアメリカ人は家庭を大事にするからあまり残業はしないなどと思われがちですが、そんなことはありません。やる人は朝早くから出勤して、夜遅くまで働き続けます。本当によく働きます。そのために自宅は会社に近いところを選びます。

お金がたまれば今度はもう一軒の家を購入。ヴァカンスが送れるような憧れの土地に家を買います。そして、これを不動産会社経由でなどで貸し出します。自分が使いたい時はレンタル料などを払ってその時は使い、後は他人に貸しそのお金でローンを返済していきます。

そして、予定の次期がくると今まで仕事目的のために使っていた家は売り払い、そのお金で第2の家のローンを返済し、移り住み楽しい時間を送るわけです。

アメリカでは家は固定資産と言う概念よりもむしろ流動資産的概念です。しっかりとメンテナンスをしておけば、アメリカではあまり価格が下落する事はありません。むしろいい場所であれば上がるくらいです。そしてすぐ売れます。この点、日本の場合は家の価値が土地だけにあるような国柄でなく、家本体にもしっかりした価値があるわけです。

では、日本はどうでしょうか?

30年もたったら価値がないというのが一般的ではないでしょうか。にもかかわらず100平方メートルほどの建屋に2500万以上のお金をかけるのですから、もったいない・・・。

皆さんどう考えますか。(ただ、海外からの輸入建材・設備などに変な輸入規制や多くの税金が課税されなければ、800万円ほどで建つのでしょう。ここにも国民の幸せを考えない日本の大きな問題がありますね。)

そして彼らは新たな人生を第2の家で再び始めます。それは第2の仕事場となるかもしれませんし、自分の趣味に生きる時間を送る場所となるかもしれません。あるいは家族との時間を過ごすものであるかもしれません。まさに自分の時間を自分でデザインするといった感がありますよね。

でも、これは羨ましがることでなく、我々日本人でも誰でも出来ると思っています。別に我々が住むところは日本だけでないし、どこにでも行けるのですから。その点、日本は素晴らしい国です。自由を持った国です。

お金を海外で運用をすることを認めながらも、国民はこれを行わない。確かに情報が少ないとか言葉の壁と言うものがあるかもしれないが、それだからゼロ金利に甘えていていいのでしょうか?

甘えるからこそ将来の生活に心配が起きていることを自覚しなければいけないのです。

あとは、自分が何をしたいか、どのように生きるのかといった目的意識だけ。先を心配するなら心配しないようにすればいいだけ。答えは簡単と私は言いたいのです。

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