ピュア・メディカル社長ブログ『HIROの自分が変われば世界が変わる』

楽しい人生(3)自分の人生なんだよね。

2007.07.06

前回は、なぜ貯金をするのか。多くの日本人からは「それは老後の人生が心配だから。予想せぬ事態が起き時にお金がないと困るから。」といった答えが返ってきます。といった話をしましたね。

日本人は貯蓄率では世界一です。その世界一金持ちの国民が他国の人以上に何でそんにお金のことばかり心するのでしょうか。

「とにかくお金を貯めなければ心配。」といった漠然とした気持ちが貯蓄に走らせているように思います。

では、貯めたお金はどうなってしまうのか?子供へ相続されるのかというと、日本人の場合は「まだ、誰に相続させるか決めてない。」といった答えが一番多いのです。

あの世まで持っていけない中において最後の最後まで自分の手元に置いておきたいということは、老人になたら誰も面倒を見てくれないから、そのときに面倒をみてくれた人に分け与えようという考えか?お金で人の心を誘うという考えのようにも見えますね。

その点、中国では子供に相続させる。つまり家計を大事にする中華思想があります。

このように日本では「お金を使い切った人生を送る。」といった考えはなく、とにかく持っていることに価値を置いています。ある面では生活を十分にお楽しまずに?貯蓄に精を出すわけですね。それも単なる保管箱にすぎないような日本の銀行に。

どうして自分で貯めたお金を自分のために使わないのかな?もったいないなあ〜。

私はいつも思います。子供たちに(ほとんどでしょうが)あげることがそんなに楽しいことなのでしょうか?私が万一もらう立場であったなら親に対して嘆きますが。「ああ、お父さんはそれほど僕をだらしない人間と見ていたんだ。子供に生きる力をつけるような教育をしなかったことを後悔して死ぬんだ。」と。

そういう意味で、私は自分で貯めたお金は自分のために使うことが一番良いと思いますし、こうした考え方が強い世代を築き上げていくと思っています。ですから65歳前までに自分の資産を形成し(できればもっと早めに)、後はこれを切りくずしながら余生を楽しみ、死ぬ時は貯蓄ゼロ。これこそが私の理想です。

それが日本人は自分の死ぬときの葬式代金まで自分で準備している。決して悪いことではないのでしょうが、葬式代金ぐらいは自分を育ててくれた親なのですから子供らが出すのは当然と思います。皆さんはどうでしょうか?

ともかく、今回のシリーズの「楽しい人生」でお伝えしたかったことは「自分で人生のデザインをしようじゃないか!」ということでした。

そして世間の情報や国に頼るのではなく自分で生きる方法を探すエネルギーをいつまでも持って行こうということです。

日本で300万円は老後の資金としては十分な金額ではありません。しかし、単に住む場所をかえれば1,000万円に相当するほどの価値を持つ世界があるのです。

日本人は日本のものに慣れ親しんでいるため、それから抜けきらないことが大きな欠点なのでしょう。

そういえば昔、米不足の時にタイ米が緊急輸入されたことがありました。その時日本では「タイ米はおいしくない。」といった意見が沸き起こり、さらには日本人にあった米の炊き方などが放送されるといったことがあります。これなどまさにタイ国にはまったく失礼な行動とも言えます。

同じ人間が食べている米を日本人にはおいしくないようなことを言っているようでは日本人は前に進みはしませんよね。

むしろ「タイの人が毎日おいしく食べているタイ米を食べるチャンスがやってきた。チャーハンなどには最高とか・・・。うれしいな〜」といった言葉が出るくらいでなければ、今の望みを一つ超えた希望ある人生は送れないのではないかと思っています。

そういった考え方を持ちながら、日々の疑問に対して解決策を考えぬき、自分の理想に合わせて強く・楽しく人生を送ることができればどんなに素晴らしいことでしょうか。

ともかく、そのためにはライフプラン作りです。

まだ、プランのない方は今からでも遅くありません。早速取り掛かりましょう。
プランを立てる事はとっても面白いですよ。

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