ピュア・メディカル社長ブログ『HIROの自分が変われば世界が変わる』

社長にとって必要な意識

2014.11.14

学生から「起業するにはどうすればよいか」といった質問を受けるときがあります。

いろいろと書籍が出ているのでそれを読まれるのがよいとは思いますが、きっとそれらを読んだ上で聞いてくるのでしょう。

ですからそこに書かれているようなことを彼らにいいません。

普段思っている事を述べるだけです。

まずは代表というものは外から見るほど派手やかなものでなく、非常に地味であり孤独なものであることを認識することと言っています。

さらにいろいろな能力を必要としますが、まだ会社が小さい規模であれば特に言えることが、自分の決定事項がうまくいかなかった場合にも、常に会社の安定維持を行えるような力をもっていなければならないといった事業バランス感覚であろうと思っています。

そして次に「仕事のスピード」と「情報通信技術力」でしょうかね。

特に情報通信技術力を高めることは人件費を含め無駄な費用を削減できますし、仕事の効率化や働く場所の自由度もアップ出来ます。

これを高めることにより、どこにいても仕事が出来るようにすれば、仕事のグローバル化もはかれます。

さらに、この物価の高い国に会社を持っておく必要性や住んでいる必要性もなくなります。

そうなれば社員もハッピーでしょうし、「自分の生き方を変えることも出来るのだ!」といった事も出来るでしょう。

そして、「経営戦略の思考」だと思います。

人口の減少が進む中で日本だけの市場を見ていただけでは、今後はよくないと考えます。

やはりグローバル化を進めなくてはいけません。

企業のグローバル化についてもまた多くの本が出ているので、いくつか読んでいることと思います。

多くの場合、まずは日本人の苦手な外国語について述べ、語学力と外国人と論理的に話し合える論理的思考技術力を備えることを述べていますね。

確かにこれはとても大切なことで、私も語学力を鍛えることには異議はありません。

しかし、それと共にしっかりと鍛えなくておくべきことは「語感力」です。

これをよく理解し言葉を選択しながら使いきれる実力こそが、特に上の者に立つ者にとっては大切だと感じています。

ですから発音などは底々でよいと思っています。

そんなことより大きな声で聞こえるように、自信を持って話すことの方がもっと大切でしょう。

たとえば、とっても簡単な例に「お願いごと」があります。

初めて英語を習った時、「Pleaseをつけること」と学校で教わり、日本語にこれを訳すと「どうぞ●●してください」といった意味でした。

Pleaseをつけないと「●●しろ」との命令形になると習いました。

確かにこの説明は正しいです。

でも、どちらの言い方も、相手の意見を無視して強制している言い方です。

つまりPleaseをつけても相手に、気持ちよく受け取ってもらえないということです。

このように、単語の意味や話し方、文書の作り方次第で、いくら意味が相手に通じたとしても間違ったニュアンスで伝わってしまっては、うまくいくこともうまくいかなくなってしまいます。

他にも、その国の人の考え方や文化、宗教や社会の変化、事業環境などについて自分の経験値から無理なく理解できるようでなければいけません。

ですから、グローバル化を進めるべきと考えるのであれば、できるだけではなく絶対に海外に住むことが必須と思っています。

こういった面からも、日本に代表がいないと困るといった会社運営では困りますので、社員一人一人が経営者精神をもって、働く環境と意識を社内に作っておくべきであり、前述したように情報通信技術もどんどん押し進めるべきだと常に考えていることが重要だと思うのです。

北朝鮮の日本人拉致問題

2014.11.07

今週、北朝鮮に日本人拉致被害者の調査がどのようになっているかを確認するため、政府は調査団を送りました。

拉致事件については、私が学生の頃からニュースで取り上げられていたと思いますから、もうかれこれ30年近く続いているのではないでしょうか?

しかし、この事件というのはすごくおかしな事件だと思っています。

まったく関係のない日本人を、本人の意思を確認することもなく強引に連れ去っていき、平気な顔をしているとは、どういう道徳概念を持つ国なのかと強く思います。

本来であれば国家問題としてとりあげる内容ではないかと思います。

どこの国でも「人のものを黙ってとることは悪いことである」ということは子供の時代から教えられています。

また、どの時代においてもこの教えは変わってきていません。

社会の中で生きるには当然守るべきルールなのですから。

それにも関わらず、平気な顔でこの問題に対しわが国に反論を言ってくる国をどのように我々は理解すればよいのでしょうか?

本当に個人の幸せなどこれっぽっちも思っていない国「独裁国家」とはこういうものなのでしょう。

今回の日本側の調査においても、どういった返答がのべられるのでしょうか?

本当に調査団の方々の責任とご苦労には頭がさがります。

とてもストレスのかかる交渉でしょうが、「がんばってください」としか私としては言いようがないですね。

スーパーに見るタイの経済変化

2014.10.31

今週はタイに来ております。

三ヶ月ぶのタイです。

この時期はもう乾季となっているのですが、日中は32度程の暑い毎日が続き、毎日スコールに合っています。

さて、バンコクの街中を歩いて気が付いたのですが、今こちらでは店舗が高級路線を進もうとしているように感じます。

つまり、安いものを売るのではなく、高価格でも来てくれる、お金を持ったお客をつかむ商売に変えていこうとしているようです。

今まではタイと言えば安く買い物が出来るといった「買い物天国」といったイメージが強かったのですが、最近はやや違います。

日曜マーケット(チャトチャ市場)に行っても、以前のように簡単に値引きしてはものを売ってはくれません。

「少し値引きしてくれる?」といっても「値引きは出来ないよ。」と言って、さっさと品物をかたづけてしまう店も非常に多くなりました。

なんだか市場の楽しさが失われたようで寂しさがあります。

また、街中のストアーでもちょっとした大きな店になると、多くの輸入品を置き、また新鮮さをアピールするような商品の置き方をしています。

以前は鮮魚であれば、氷の上に魚を置いただけ、果物は台の上に山盛りに置いてあるだけでしたが最近は違います。

店に入るなり「いいものが置いてありますよ!」といったイメージを来客にもたせるように、鮮度を大事にするような商品をいくつかのブロックに分けて並べ、その周りに野菜を飾り付けて自然観を高め、また輸入品のドレッシングやチーズなどを並べて高級感を作り出しています。

そしてテーブルの横では、アイロンのよくかかった白衣と白帽子をかぶったコックさんのような販売員が、ニコニコしてお客さんを迎えてくれます。

値段を見れば一般のスーパーよりも高めですが、お客さんは多く入っています。

タイでは前政権のインラック氏が退陣してからは軍事政権が国を治め、治安もよくなっていますが経済はいまいち低迷している状態であると聞いていたので、こういったスーパーの様変わりは意外でした。

でも、この販売戦略はうまくいくでしょう。

観光客もこれならば「お腹を壊すかな?」といった心配もせず、に安心してスーパーで買い物をし、ホテルに持ち帰って食べられます。

タイでは相続税がないので金持ちはいつの時代でも金持ちといった状態が続きます。

こうした人達は値段をまったく気にせず、健康によいもの、品質のよいものを買おうとしますから彼らの心をしっかりとつかむでしょう。

さらに、最近はそこまでの大金持ちと言わなくても、外資系の企業もどんどん進出してきて、そこで働く社員の給与も高くなってきていますから、こういった人達も取り込もうとしているのでしょう。

また、レストランにおいても同じことが言えます。

まさに、東南アジアの発展国として伸び行くタイも生活の向上を感じますね。

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