ピュア・メディカル社長ブログ『HIROの自分が変われば世界が変わる』

成人の日。

2009.01.16

1月12日は成人の日でしたね。

美しい振袖着物を着た若い人が街を歩くのを見て、やはり「日本の着物はすてきだなあ〜」と思っていた私でした。

私が20歳の時を思い起すとなるともう30年も前のこととなりますが、当時の私には20歳のイメージは次のようなものでした。

「女性はおしゃれになりだし、本格的にお化粧を始める。」
「男は遠慮なく酒を飲むことができる。」

と言った。たわいもないイメージで、日本国民として大事な選挙権を持つなどいった意識は殆どありませんでした。

でも、「20歳になったら親には頼らず生きていかなくてはいけない。」という意識はすごく強くありましたね。

ですから、この時より自立が始まりました。

自宅から大学に通っていた時は家に食事代や住居費を払いませんでしたが、アパート生活になってからはすべて自分のお金で生活を始めました。学費、生活費、旅行費、免許などすべて自分でアルバイトしたお金での生活でした。

でも、とても楽しかったです。

自分で何もかもすることで大人の仲間入りができるというのが僕の正直な気持ちでした。

その当時、流行っていた歌が「『いちご白書』をもう一度」や「神田川」といったフォークソングです。今でも、この歌を聴くと自分の学生時代が走馬灯のように思い出されます。

最近の若者は、どのように20歳をとらえているのかな?と思うと。

女性においては中学生後半からすでにお化粧を始めていますし、高校生においては大人の人と間違えるぐらいバッチリお化粧できる人も多くいますよね。そして多くのブランド品も持っています。すごいですよね。昔はこういう人はいませんでした。

一方、男性においては、ファッションなのかも知れないですけど、破れたズボンを穿いて歩いている人がいたり、バサバサに乱れたヘアースタイルをしていたりする姿をみると、がっかり。。。自分の「20歳の男」のイメージとはかなりかけ離れているのが現状です。これも時代が変わったのでしょう。

ただ、日本は本当にこれでいいのかなのかと感じます。

昔で言えば20歳は元服。武家に生まれていれば、今までのような子供のような髪型などから服装は一転して変わり武士の仲間入り。今後は国を守る一員として扱われ、お殿様からも頼りとされるような立派な侍となる!といった入り口ですよね。子供時代の甘えを捨て、己を磨くといった内への強い精神力と体力をもつことを誓い、自分にもそれを植え付ける入り口といった歳。こういったけじめが昔の男にはありましたよね。

今はこういったこともなく、日本は平和で戦争もないから兵隊に徴兵されることもないので毎日のんびりと生活しています。本当に幸せな国です。

でも、私としては若い人たちにこの20歳と言う歳を「時間軸」で考えるのではなく、人生における「責任意識」という軸で、ぜひ考えてもらいたいと思います。

20歳からは自己への責任だけでなく社会への責任が発生してくることを強く認識すると共に、世界に恥じない強い精神力と体力をつけてもらいたいと願っています。

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