ピュア・メディカル社長ブログ『HIROの自分が変われば世界が変わる』

結果が良いだけではダメ

2014.07.11

最近、若い方達とビジネスの話のみならず世間話をしていると、何か問題が起きた時に、
目の前の現象のみに目がいきがちになり、「なぜこういった問題が起こっているのか?
なぜ起こってしまったのか?」について問いただしてみると、意外にその現象を原因と考えている事が多くあります。

彼らも「現象」と「原因」を漢字で見れば意味の違いはしっかりとわかるのですが、生活の中ではやや勘違いしてしまうことが多いいようです。

例えば、「会社に遅れて出勤したのは電車が遅れたから」といった感じです。

電車が遅れたのは現象であって原因ではありません。

電車が遅れたからには、そこに原因があったということです。

つまり「信号が故障したから」ということです。

そして、さらにその故障はなぜおきたのか?定期点検がなされていなかったためなのか?

それとも、突然の電気系統の故障によるものなのかといったことです。

このように深く原因を追い求める思考をすることはとても楽しいことですし、世の中が違って見えるようになるのではないかと思います。

実際、私達は自分らの行動や、それにより引き起こされた結果ばかりに目を向けがちです。

本当は「何故それを行ったのか?」「何をしようとしていたのか?」といった行為の意図こそが大切だと思っています。

物事は結果がよければいいというものではありません。

とても大切なことは自分の思ったように物事を動かす(コントロールする)ことです。

たまたま結果的に良い内容になったとしても喜んではいられないということです。

私の会社では、このことをとても重要視しています。

例えば営業の売り上げです。

ある計画をもち営業計画をたて、目標を達成するために宣伝・販促行為を行っていきます。

その結果、計画(意図)以上の結果が出たとしましょう。

しかし、結果が上回ったこと自体はとても嬉しいのですが、それが意図したようにならなかったことは、やはり残念というべきです。

計画以上の結果になったからには何か理由があると思うからです。

その原因は「運」によるものかもしれません。

あるいはお客様が、たまたま多くの買い物をされたためかもしれません。

または、新たに新規のお客様が来て下さったためかもしれません。

その原因がはっきりしないままでは、いくら結果が良くても、何か恐ろしい感じがします。

そのため、当社は計画値の上下5%以上の開きがあったときは、その原因を追求して考えるようにしています。

つまり人の喜びは「自分が思ったように物事をコントロールすること」と考え、予定していたことがプラスやマイナスになろうが、計画値の5%以上の誤差が起きた際は、思ったようにコントロール出来ていなかったと認識すべきだと思うからです。

常に結果だけを見るのではなく、意図、方法、プロセスを検証する行為を行ってこそ、私達は次への成功や幸せをつかむ事ができるという気持ちがあるからです。

中年からの顔のたるみとシワについて

2014.07.04

普段、会社へは歩いてくるために多くの方の顔をじっと見ることはありません。

もし電車を使っての通勤であれば、対面の方の顔を少しは良く見るチャンスができると思うのですが。

というのも、最近40歳〜50歳の女性の方と美容のお話しをしていると、出てくる話題のほとんどはシミとシワそして顔のたるみです。

そして、これらに対してどのような化粧品を使えばいいか、どんなサプリを飲めばいいかといった事がやはり話題となります。

シミについては、この年齢で増えてくるシミのタイプは「肝班」ですが、医薬品では私はやはり「トランサミン」をお勧めします。

そして「すでにお顔に現れているものをすぐに消す事はできないので、普段はコンシーラやファンデーション等で隠すしかないでしょう。」とお話ししています。

その理由は、シワやほうれい線については色々な化粧品がでていますが、これらはすぐにでもシワが消えそうな感じの表現を使って商品をお勧めしています。

しかし私が成分を見る限り、ほとんどその宣伝内容と現実の状況は違うと言っていいでしょう。

まして顔のたるみが、化粧品を塗ってすぐ変わるなどといったことはありません。

あるとしたら、その化粧品の成分中に接着剤のように塗ると縮むような成分が入っていない限り、そういった事は起こらないと言ってもいいでしょう。

世間では年齢を判断するときに「ほうれい線」で、判断するという人が40%ほどいるそうですから、女性にとってはやはりほうれい線対策は大事な問題といえるでしょう。

ほうれい線が出来る一番の原因は、普段のクセによって作られるシワと、ほほを支える筋肉が柔軟性やハリを失い、支えきれなくなることが原因で出来るシワの大きく2種類があります。

中年女性のほうれい線の原因のほとんどは、後者の加齢が原因です。

物理的な方法であれば、このほうれい線の部分にヒアルロン注射を打ち、皮膚を膨らますか、あるいはそこの筋肉を動かさないようボツリヌス菌注射を打ち皮膚を麻痺させるしかありません。

しかし、顔のたるみを含め筋肉の衰えが原因の場合がほとんどですから、やはり筋肉を鍛えることしか最終的な対策はないと思っています。

特に使わない表情筋は衰えていくわけですから、これを鍛えなくてはいけません。

口周りやあごの筋肉が衰えると、ほほのたるみにつながりますからね。

意識して口を動かしたり、顔の筋肉(表情筋)を使うようにすることです。

決して難しいことではありません。

また、メガネが合わなかったりすると眼を細めて見がちになり、これにより目の周りに小じわが増えたりしますから、こういった点にも気をつけましょう。

あれから20年(松本サリン事件)

2014.06.27

今日で化学物質を使っての無差別殺人事件、「松本サリン事件」が起きて20年経ったとニュースで報道されていました。

このサリン事件と共に私の記憶に深く残っているのは、東京で19年前に死者13人、負傷者6000人を出した地下鉄サリン事件です。

ともにオウム真理教によって起こされた無差別殺人事件です。

なぜこの事件がそんなに印象的残っているかというと、サリンはナチスが開発した神経を侵す化学物質ですが、これを使った史上初のテロ事件だったからです。

それも軍や専門家でなく、全く化学とは関係のない宗教集団が製造して使用したことです。

そしてそのサリンの散布先がターゲットなしの一般大衆であった事。

「何故このような事が平和な日本で起きたのか?」と思いました。

さらに、この地下鉄でのサリン散布は、単なるサリンの威力を確認するにすぎず、本来の狙いは霞が関や国会議事堂・永田町などの、国家の中核を支える重要な地点が標的にされていたからです。

後の調べによると、オウム真理教は、警視庁本庁に地下鉄で出勤してくる警察官も間接的に攻撃できると考えていたようです。

国の平和を守ることに従事していた父が、私が高校生の時に話した事を思い出しました。「テロほど怖いものはない。彼らは国の秩序を壊そうとしているのだから、彼らに何を言っても無駄だ。彼らの考えを変えることは決してできない。倫理観・道徳感を持った人間からすれば気が違ってしまっている人種なのだから。できることはそういった人間が増えないように国はしっかりとした対策を取らなければいけないことだけだ。人間社会で異常な考えが支持される、あるいは増加するほど恐ろしい事はないのだよ」と。

このサリン事件は無差別に人を殺しています。

全く理解できません。

さらに驚いたことは、その事件に深くかかわっていた宗教幹部の者たちが、立派な高学歴者であることです。

何故そこまで立派な学歴を持っているにも関わらず、こんな恐ろしいことに参加したのでしょうか?

本当に天才とバカは紙一重です。

「しっかりしろよ!目をさませよ!」と思わず叫びたくなります。

しかし、何故このサリン事件は起きたのでしょうか?

単にこのオウム真理教が超能力的なことを追い求め、それが違った方向にそれ、ここまで爆走してしまったのでしょうか?

それとも彼らのユートピアの創造のためだったのでしょうか?

今なお、このサリン事件で精神的障害や脳障害、身体的障害で悩んでいる方がいます。

何の罪もないのに家族を突然失った方々の心の苦しみは、想像を絶するものだと思います。

私達はこの事件を忘れることは無いようにしたいと思っています。

これからの子供達に、希望のある幸せな日本を残すために・・・。

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