ピュア・メディカル社長ブログ『HIROの自分が変われば世界が変わる』

炎天下を走る人達

2013.08.23

毎日暑い日が続いています。

先週、上海と多く連絡を取ることがあったのですが、彼らから「今42度だよ。もうこんなに暑くては外には出たくないね。

仕事が終わったらすぐにプールにいくよ。」と、その暑さを話してくれました。

その時私はバンコクや日本にいたのですが、一番涼しかった所はバンコクです。

今年のバンコクは、いつもよりやや気温が低いような気がします。

気温は34度程です。

ほぼ毎日スコール(大雨)が1時間ほど降るため、少し暑さが和らぎますから、さほど暑く感じませんでした。

さらに、夜7時ともなればとてもしのぎやすい気温です。

少し風でも吹いていれば最高の散歩環境です。

一方、日本はうだるような暑さでしたね。

こういった暑さでは、まだ最高気温に達しない午前中でさえ汗びっしょりになってしまうので、外には出たくありません。

でも、買いものなどでこういった時間に外出してみると、人数こそ少ないですがジョギングをしている方がいます。

朝の天気予報などでは「今日も暑くなりますから熱中症にはお気をつけ下さい」と注意を呼びかけているにもかかわらず、一生懸命走っている無謀な行動をする人の考えが私には理解できません。

こういった人たちは健康の事を考えて走っているのでしょうか?それとも、健康を壊しても走ることが楽しいから、自分への義務として走っているのでしょうか?

「熱中症には自分は決してならない」と信じて(あるいは熱中症を軽視しているのか?)いるのでしょうかね。

もしかすると暑い時に走った方がもっと汗が出るから健康にいいとか、もっとやせることができると思って走っているのでしょうかね?

どう見ても、私にはこういった人たちが健康人間には見えませんし、熱中症の事をよく知らない無謀な行動をする人たちだと思うのです。

多分熱中症と日射病を間違っているのではなのかな?と思います。

ご存じのように日射病は温度が高い状況であればおこる熱射病の一つです。

日の下で激しい運動などをすると体温が上り、脳の温度も上昇して、中枢神経機能が異常を起こし、頭痛、吐き気、めまいなどに続きる症状です。

このため頭がボーッとして反応が鈍くなったりすることでよく知られていますよね。

熱中症にはこの日差しという原因がなくても、体が熱くなることでおきる熱疲労や失神、けいれんがおこり、なぜこれが起きるのかといった原因がよくわかっていないから走るのでしょうね。

その時、体の中ではどういったことが起きているのか全く知らないのでしょうね。

これでは困ります。

もし、倒れたりしたら迷惑がかかるのは家族ですし、ほかの人達です。

そういったことをもっとよく考えて、運動したいのなら走るのでなく、もっと違った運動で体を鍛えることもできますから、そちらを行っていただきたいものです。

チームでやるような運動でないジョキングなどは、自分だけでメニューをコンロールでできるのですから。

足速行動

2013.08.16

先週の土曜日の朝はホテルのレストランで朝食をとりました。

自宅でなく外で食事をすることで、休日気分に気持ちを変えるためです。

そのホテルの朝食はバイキング形式でしたが、コーヒーと紅茶はボーイへオーダーするようになっていました。

そこで、ボーイを見ながら気がついたことがあります。

そのレストランにはウエイターとウエイトレス合わせて5人ほどと、彼らのチーフと思われる人が黒服を着てサービスを行っていましたが、「やはり黒服の方は他の者とは違うものだなー」と感心しました。

何が違うかというと、お客さんの心を良くとらえているということです。

たとえばお客さんと目が合うと、ニコッと微笑んでいます。

そして、肘を90度に曲げ、そこに白いナプキンをかけ、お客様のそのテーブルへ足早に近寄っていきます。

そして注文を聞いています。

他の者たちはお客さんと目があっても、いつものような足取りで向かっていくだけです。

お客さんにしてみれば、チーフのように急いで来てくれたことはうれしいですよね。

まさにこの足早の行動は「お客様、お待たせしました」と言わんばかりです。

そして、注文を受けた品をすぐにお持ちして,ゆっくりと静かにテーブルにおいています。

これもまさに「お客様、ゆっくりお食事をお楽しみください」と言わんばかりです。

他にも、すでに空いたお皿はないかと周りを見渡し、空いたお皿を見つけると、またすぐに足早にテーブルに行って引き下げています。

この足早の行動が決してせわしさを与えるものでもなく、その状況にあった適度な足速の行動なのです。

ちょっとした行動である微笑みや足速行動が朝からお客様をいい気持ちにさせてくれます。

さすが黒服と思いました。

そして、ちょっとしたことで人を喜ばせる事が出来るのだなと思いました。

消費税の増税を考える

2013.08.09

安倍首相が、来年春に予定していた消費税の増税を再検証する事にしました。

来年は消費税が上がるから「住宅や車、大型家電は今買っておいた方がいい」と、需要喚起が促されたような気がしましたが、この発言で今後はどうなるのでしょうか?

政府は法律で定めた通り、消費税率を現行の5%から10%に2段階で引き上げ、増税の開始時期や引き上げ幅を変える事を踏まえつつ、幾つかの案を検討するとのことです。

でも、この増税は前民主党政権時に自民党も合意の上で可決されていますから、取りやめになることはないと私は思っています。

現政府は今まで頑張ってきたデフレ脱却を今後も重視し、来年増税したことにより景気の回復に支障がないように、万全の準備で臨む考えのようです。

実際、私としては「増税は絶対に避けられない」と思っています。

なぜなら、GDPの2倍以上といった借金漬けの日本財政なのですから。

世界でこれほどまでに借金を抱えた国もありませんでしたし、少子化が着実にすすむ我が国で増税をのばせば、日本の財政は更にきびしくなります。

財政の悪化がさらに進めば、世界から日本国のリスクが大きく問題視され、国債の暴落さえ起きてくる可能性もありますか、このような事が起きたら大変です

政府は増税を恐る恐る行うようないい方をするのではなく、「増税は行う。しかし景気低下が起きないように○○といった政策を実行する」といったような、三本目の矢となるしっかりした経済戦略を国民に示してもらいたいと思います。

国民はこれを示されないから心配でいるのです。

今の不景気は本来の意味での不景気ではなく、これは財政問題からの不景気と見るべきではないのでしょうか。

ゆえに、麻生財務相及び財務省は、何とか食い止めようとしています。

安倍総理は事情を理解していないのか、一年で1%ずつなどと言っていますが、市場との対話という点で相当ハイリスクだと思います。

消費増税を実施しても、きちんと三本目の成長戦略を描けば問題ないはずです

また、消費増税について、景気にどのような影響が出るのか?という議論があります。

安倍総理も、「景気の数字を見ながら消費増税のタイミングを秋に判断したい」などと述べていますが、根本的に間違っています。

というのは、今の日本の最大の問題は景気の悪さ(不況)ではないからです。

この20年間、日本はずっと不況でしたが、それでも餓死者が続出するわけでもなく、失業率も4%代でスペインのような大きな数字にはなっていません。

つまり、日本という国は景気が悪くなってもつぶれることはないのです。

約1000兆円の借金のうち、大半は自民党が生み出したものです。

だから、今の政府はなるべく手を付けたくないという心理が働いているのでしょう。

飛行機に例えるなら、不況というのは「乱気流になって揺れますのでご注意ください」程度の話ですが、財政問題は「墜落します」と同義語です。

かつて今の日本ほどの借金を抱えた国もなければ、そこから回復した国もありません。

さらには、毎年80万人ずつ就労人口が減っていく日本では、借金を返す人がいなくなる時代が、すぐそこに迫っています。

まず、この重要性を認識して欲しいと思います。

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