ピュア・メディカル社長ブログ『HIROの自分が変われば世界が変わる』

この海、なんと透き通っていること・・・

2018.07.17

さて、先日はフィリピンでダイビングを堪能しましたが、水がとてもきれいで感激しました。ダイビングに行って、がっかりすることがあるとしたら、やはり、波が荒くボートが運航できない時と、海水の透明度が悪い時ですかね。

そういった不運に会うと、「せっかく休みをもらって、はるばるここまでやって来たのに、何故キレイな海を楽しめないのか!」と自然の力に腹が立ちます。でも、海には海流がありますから昨日はとてもキレイであっても、今日はにごっているといったことがしばしば起こります。ですから、これは運に任せるしかありません。

でも、今回は天気もカンカン照りではなかったので(いつもはサンオイルをぬっても真っ黒になってしまいますが)、厳しい太陽を浴びる事もなく、ダイビングスポットもホテルから近くにあり、その上、私の好きな色とりどりのサンゴ礁の群生の美しさを心行くまで満喫できました。

そして、海もきれいなことから海岸もきれいなので、砂浜に打ちあがっている海草も少なく、海臭さも全くありませんでした。なかなかこういった場所は少ないですからね。

でも、ホテルの人に聞くとだんだん観光各が増え、それに伴い店やホテルがたくさん出来たので、そこから出る排水で臭い場所もあるとのことでした。そこで、今一番、島が力を入れている事は下水処理施設の建設だそうです。

そうですよね。キレイな自然を求めて観光客が集まるのに、引き潮の時にくさい匂いが漂うようなところには誰も来たくありませんからね。

今までにあちこちと色々なリゾート地を訪れましたが、離島の悩みは水・電気、そして下水です。こういった施設を作るとなると資材の運搬も含めて大変ですからね。

それであれば、この自然を守るために「入島料」を作り、港で集金したらどうでしょうかね。自然を愛する人であれば、それは当然のことと思い、ためらいなく支払ってくれると思うのですが・・・。

でも、島の島長(市長)はそんなことを考えずに島で起きる公共事業の斡旋に一生懸命のようです。賄賂による金儲けのことばかり考えていると住民が言っていました。

ですから、斡旋できる工事がなくなれば、さほど痛んでいない道路にもかかわらず壊して、新たに道路に改修させ、これにより建設業者から賄賂を受けとっているそうです。

どこの国でも役人は権力を使って悪いことをしていますよね。発展途上国ではなおさらです。むしろ当たり前のことですかね。

島ですから町と言っても小さいのですが、そこに行けば赤子を抱いた裸足の女性が行きかい、人に手を伸ばしてお金を恵んでほしいと請いながら夜遅くまで歩き回っているというのに・・・。

この人達は今夜はどこに寝るのでしょかね?見るとまだ生まれて間もない3ヶ月にも満たないような赤ちゃんが腕の中にいますが、その子へのミルクやオムツはどうするのでしょうかね。すごく寂しさを感じます。

こういったことでこの美しい自然の中でダイビングを楽しむ一方、滞在中には考えさせられる事はたくさんありましたね。

180717_画像1

180717_画像2

先週は羽伸ばし

2018.07.06

今は7月6日の14:00です。ニュースでは大きな報道がありました。

社会面では1995年3月20日に東京都でオウム真理教者が起こしたテロ事件–地下鉄サリン事件の教祖である松本被告に死刑が宣告され、それが本日決行されました。事件が起きてから20年以上の月日が経ってからでした。

この事件は地下鉄日比谷線の虎ノ門の付近で起きたのですが、当時この電車の一つ前の駅をいつも利用していた私にとって、この平和な日本で、それも都会の真ん中でこんな恐ろしい無差別殺人事件が起きるとは思っても見なかったので、非常に衝撃的な事でした。

また、経済面においても、アメリカのトランプ大統領が貿易赤字を軽減するために海外からの輸入品に対して税金を上げるとし、中国製品に関しては25%の追加関税を課す制裁阻止を発動しました。

これにより米中間に貿易戦争の行方がさらに悪化するのではとの可能性が高まり、グローバル経済が大きく乱れる可能性があります。この争いがいつ収まるのか全く予想の出来ない中、しばらく世界の経済の先行きも見えなくなってきてしまいました。

トランプ大統領は11月に中間選挙があるので、そのために何とか自分の公約したことを少しでも実行し、しっかりとした実績を見せたいのでしょうが、彼のやっていることはアメリカの首を絞めているともいえますよね。

現実をみればアメリカの企業が中国に多く進出し製品を作り、自国に輸出しているのですから。でも、先の北朝鮮では金正恩朝鮮労働党委員長に合意文書にサインをさせたことで、その合意の内容はともあれ、歴代の大統領がなし得なかったことをしたといった実績は主張できますから、その勢いにのって今回の行動にでたのでしょうかね?

さて、先週は久々に休みを取って羽を伸ばし、プエルトガレラでダイビングをしてきました。ダイビングの好きな方には是非ともお勧めの場所です。平日であったこともあり、お客も少なく、さらに海はとてもきれいな上に、ダイビングスポットもボートで15分以内のところでとってもよかったです。ずいぶん前にも行った場所ですが、今は中国人向けのダイビングショップが海辺の周りにたくさん出来てビックリしました。

そのうち、この美しい場所も中国人でいっぱいになって、海の自然が小笠原のように壊されるのではないか心配になってしまいます。彼らには礼儀を守った行動をお願いしたいと思います。

P.S
交通手段は水上飛行機でしたが快適でいい経験が出来ました。また、訪れたい所ですね。

180706_画像1

180706_画像2

180706_画像3

親にとって子供は何歳になってもかわいい子供なのですね

2018.06.29

先週、空港に向かう電車でのことでした。途中の駅より3人の親子が乗車し、私の真向かいに子供を真ん中に挟んで座りました。子供と言ってもすでに25歳を過ぎていると思われる青年で背の高い若者でした。その年齢から考えると、ご一緒の両親は65歳を超えていることでしょう。お父様の髪の毛を見るとかなり白くなっていましたからね。

一方、青年は障害をお持ちのようで、席に座わると目を大きく開き、前をじっと見つめ、膝に手をつっぱって置いています。これでは落ち着かないようで、頻繁に頭を小刻みに動かしていました。すると、お父様はすぐに青年の手の甲に自分の手を優しくかぶせて、ゆっくりとしたリズムで膝を叩きはじめました。

その様子を見ながら、「子供は大きくなってもやはり親にとってはいつまでもかわいい子供なのだなあ~」とつくづく感じましたね。そして、このお父さんのこの優しさにより青年は大きな声も上げることなく座席にじっとしていることができているようでした。

一方、青年のお母さんはスマホにかじりつきです。お父さんがいるからそうだったのかもしれませんが、私にはお父さんとお母さんの行動があまりにも違ったので、違和感がありましたね。

でも、まだ、このご両親が健康であるから青年も助かっていますよね。幸せですよね。しかし、これから10年、20年、30年と時間が経っていくと、どうなるのでしょう。こういった状況の親子は日本中にきっと多くいるのでしょうね。

私は、同じように障害をもった子供を持つ方を3人知っています。彼らの子供へそそぐ愛情にはいつも頭が下がります。彼らの話を聞くと私にはとても彼らの真似は出来ないと思うとともに、恥ずかしさを感じます。

彼らは自分の自由な時間のほとんどを子供に当て、仕事が終われば友人と飲み会などに行くこともなく、自宅で一人で子供の面倒を一生懸命に見ている妻を少しでも早く手伝おうと、まっすぐに帰宅します。「加藤ね、子供が大きくなるとお風呂に入れるのはとても女性の力ではできないからね、僕がやってあげなければいけないでしょう・・・」と彼は言っていましたね。確かにそうですよね。本当にそうですよね。力のいる作業ですから・・・。

そういった話を聞いていましたので、目の前のご両親がいつまでも健康でいてもらいたいなと思いました。そして、こういった優しい親がおられるにも係わらず幼い子を虐待し死亡させる事件などが増え続けています。何と世の中は矛盾に満ちているのでしょうか?考えさせられますね。

このページの先頭へ