ピュア・メディカル社長ブログ『HIROの自分が変われば世界が変わる』

夢を追いかけるエネルギーの源泉は?

2018.08.03

先週、東京は台風の接近により大雨が降ると警戒されていましたが、台風は大きく西にそれて風が強かった程度でした。その台風の去った日曜日の夜、ある大手商社に入った友人と夕食をしました。彼は有名大学の大学院を出て、その後エリート街道を進み、女性の方が憧れるような素敵な海外の都市のいくつかで支店長を経験し、今は本社に戻ってきています。

まさにエリート街道まっしぐらの男性です。その彼が僕にある相談をしてきました。

「加藤、君と話していると色々な夢を聞かされるよ。話をきいてうらやましいよ。そういった夢はもちろん僕にもあるのだけど、一点、君とは違う事を感じるのだよな。俺は君のようにいつまでも夢を追い続けることができないのかな。自分の夢であるのに・・・。もしかしたらこれは歳のせいかな?だけど、歳は君と同じ程だしなあ・・・。それなのに、なぜか加藤は夢をいつも追い続けている。これはどうしてなんだい?俺にはできないのに・・・」と。

私はしばらく彼を見つめて次のように言いました。

「君の会社が行なうような大きな仕事の多くは、会社がそういった仕事を創りだしたことを、責任を持って遂行できる君に任せたのだよ。これはすごい事じゃないか!名誉なことではないか!立派だよ。男であれば誰もがうらやましがることだよ。それが任されている理由は君には実力があるからだと思うよ。そして君も会社に入った時には「社長になるのだ!」と言っていたのだから、これを成し遂げられるようにがんばれよ。

でも、君の話を聞いていて実は気がついたことがあるよ。君の会社のような大企業では仕事を行う上で、社内の協力も非常に重要だし、その根回しも大切だよね。そして、それに対して多くのエネルギーを使っているように感じるな。でも、僕の場合はそんなことにエネルギーを使う必要はない。この点がまず違うね。しかし、君のような会社であればそれは仕方がない事なのだろうから、状況はよくわかるよ。

でも、もっと重要なこととは、はっきり言うと。君は自分のへの見返りがあってその仕事をやっているのではないかな。君がそういった気持ちがないと言っても潜在意識の中にあるのではないかな?エリート街道をまっしぐらで走って来た君だから、親や家族もそういった君に期待しているし、君もそうならなければいけないと自然に思っているのではないかな? 君もこの仕事を成功させ、ライバルを退けて社長のポストへ近づかねばならない、それが当然の流れといった気持があるのではないかな?こういった下剋上の世界は僕にもよく理解できるのだけど、君の質問に対しては夢の持ち方が違うように感じるな。

つまり、僕は見返りを求めないのだよね。ただ、それだけの違いなのだと思うよ。

仕事を成し遂げて、是非とも社会に尽くしたい!そのためには自分の今後のことなどどうでもいい。これは恋と同じだよ。

見返りを求めるような恋はゆがんだ恋だと思わないか?本当の恋とは相手に何も求めることなく尽くしきることではないのかな。そこには何の見返りを求めはしない。仕事も、夢も本当はそうでなくてはいけないのではないかな。それでないと後悔が残ると思うよ。

だから、僕は自分の夢に対して自分への見返りなどを考えないし、またその見返りを考えて夢を創っているわけでもないからね。できることなら自分の才能のすべてを使うことで、社会で生かしてもらいたい、社会に尽くしたいだけなのだ。皆を幸せにしたいだけなのだ。そこに僕の生きがいが、生きていく意味や価値があるのだよね。だから、いつもくじけないのだよ。夢を失わないのだよ。単に、それだけなのだよ。僕は単純だから・・・。

また、そういった精神がもしかしたら、君にとっては「加藤はいつも夢を失わない」と映っているのかもしれないね。その言葉は僕にとっても感謝だよ、恥ずかしいけど、ありがとう・・・。」と。

こういった話を終え、帰宅する時、思いましたね。いくら周りが「偉い人ね、すごい人ね。」といって羨ましがられている人でも、皆、何か悩みがあるのだな~と。

神は人に幸せだけを与えはしないのだなと。神は我々に単に不幸や悩みだけを与えることはなく、その人に幸せの価値を教えるために何か比べるものをきっと与えているのだなと・・・。

都心の夏祭り

2018.07.27

今週から多くの学校は夏休みに入ったようですね。出勤時に学生に会わなくなりましたし、近くの公園で朝のラジオ体操も始まりましたから、学生たちも嬉しいことことでしょう。でも、この暑さでは外では遊べませんね。皆、カラオケにでも行っているのかな?

さて、先週は私の住んでいる街の夏祭りがありました。しかし、場所は東京タワーがすぐそばにある都心の真ん中と言うこともあって、どんどんその規模は小さくなっていっています。以前は国道を封鎖して(信号の数で8つほどの区間)ブラジルのリオのカーニバルを味わってもらうためにブラジルのダンサーの方々がにぎやかな音楽と共にダンスをしながら通りを行進するといったイベントがあったり、国道の横には慶応大学があることから大学の応援団の参加もあったりしました。屋台も非常に多く出店し、音楽バンドで盛り上げて、とってもにぎわっていたのですが時代の流れですかね。今年は信号3つだけの区間と規模も小じんまりとなってしまい、以前のような派手なイベントもなく非常に寂しく感じました。

でも、音楽バンドの方々が場を盛り上げようとステージの上からウクレレとエレキギターによる軽やかなハワイアンサウンドを届け、ステージの前では婦人の方や子供たちがフラダンスを踊ってくださるのですが、やはり周りからの盛り上がりがないと、かわいそうですよね。どうも今ひとつで足りません。見ている方も単にじっと見つめているだけで、場を楽しんでいるといった感じを受けないのですよね。また、その場にいるのに音楽バンドに目を向けずじっとスマホばっかり見ている人達。これでは音楽バンドも力が入りませんよね。

国道は封鎖されていますから、地元の飲食店の方々が模擬店をたくさん出してくださっていることもあって、まだ暑い夕方ですがお客さんはたくさん来ておりました。国道にシートを敷きそこに座って美味しそうに飲んだり食べている方もところどころに見かけられます。でも、盛り上げに欠けてしまうと、やはり寂しいですね。こられた方は楽しみに来たと言うよりも、様子を見に来たといった感じです。

時の流れと共に昔からお住まいの住民の方も歳をとられてこの地を離れ、落ち着いた郊外にお住みになっているのでしょうかね?あるいは、少子化によるも影響も出ているのかもしれませんが、若い方や実家の店を継ぐ人も少ないのかもしれませんね。思い出の多い店をたたみ、ビルやマンションを建て、その家賃やテナント料でゆっくりと余生を送っているのかもしれませんね。

秋には実りを祝って神輿(みこし)が出ますが、今やこれを担ぐ地元の人も少なくなりましたし、交通事故のないように注意を払わなければいけません。今の時代、何をするにしても伝統を受け継ぐ事が難しくなってきましたよね。

AI機能搭載 扇風機

2018.07.20

先日、海外の会社より「自分たちは声で操作する扇風機を開発したので、日本でもこの商品に興味あるのなら販売に協力してもらえないか?」という依頼がきました。

確かに「Amazon Echo」や「Google Home」のように最近はAIスピーカーがどんどん出てきました。先週ビッグカメラにいきましたら「Google Home」はなんと半額で販売していましたから、各社市場を握ろうときびしい争いをしているようですね。

私も「Amazon Echo」を利用していますが、以外に便利で楽しいと感じています。私が日頃使うサービスは天気予報・日程確認ですが、休日などはその日にあった音楽をリクエストして楽しんでいます。

このようにAI機能も徐々に家電領域に入り込んできて便利になっているようですが、さて先ほどのように扇風機に声をかけてその操作をすることまで本当に必要なのか?あるいは扇風機にそこまでの機能を望む人が多くいるのか、私は疑問に思っています。

別に扇風機にAI機能を搭載しなくても、例えば手をたたけば駆動してくれればよいし、一般に扇風機をかなり離れたところにおいて使う人もあまりいないでしょうから、扇風機のそばに来たらスイッチが入って稼動してくれれば充分だと私には思うのですが・・・。

更に、多くの方は日頃、首振状態にして扇風機を使っているでしょうから、それをこまめに固定に変更する事もないでしょう。また、風の強さも自分に合った程度にほぼ一定に設定しているでしょうから、風力の切り替えスイッチもそう度々切り替えるといった操作も必要はないと思います。

このように考えてくると、メイン電源のOn & Off だけが出来ればよいのであって、扇風機ではその他の機能にまで細かく設定を使用のたびに変えるような人はあまりいないと思うのですが、皆さんはどう思いますか?

もし、このAI機能搭載 扇風機が、普通の扇風機よりも1万円以上高ければ、私としては市場性がとても低いと考えていますがいかがでしょうか?

そういたことで、今回の問い合わせにおいては、残念ですが、私がその分野に長けているわけでもないし、自分もとても欲しいと思った商品でもないので、充分な協力が出来ないとしてお断りを言っておきました。

P.S
今年の夏の暑さは激しいですね。少しでも直射日光の下で窓を閉めて駐車させておいた車に乗った際は、まさにサウナにいるように暑いですよね。こういった時に事前にAIで車のエアコンをかけるサービスの方が、先ほどの扇風機よりもっと需要があるように私は思いましたね。冬はまたこの逆ですがね。

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