ピュア・メディカル社長ブログ『HIROの自分が変われば世界が変わる』

平和な国、日本

2016.09.02

世界のニュースを聞きながらいつも思うことがあります。

それは世界的に見ると、信じられない程とても安全な国だということです。

今回のオリンピックを見ていても、選手が襲われたりしています。

とても信じられないです。

自分の国に来て、素晴らしい試合や演技を見せてくれたアスリートたちを襲う、この行為は国の恥としか言いようがないですよね。

ブラジルは人種のるつぼの国です。

色々な人がいるので色々なタイプの人間がいるこことは理解できます。

でも、動物のように感情でかっとなって起こした行動でなく、意図をもってした行動です。

人間であればやってはいけないことぐらい誰でもわかることです。

少なくとも他国の代表選手を襲うのですから、もう論外です。

こういった犯人は、最低50年は刑務所に送るべきだと私は思います。

彼らは単に金欲しさのために起こした行為なのですから。

また、ブラジルも国として世界に向かってやはりお詫びの言葉を述べるべきではないでしょうか。

きっと、この事件もおそらく氷山の一角なのでしょうね。

観戦には多くの観光客が訪れたことでしょうから、こういった方の中にも襲われた方が多くいたのではないでしょうかね。

一方、オリンピックが終わったと思ったら一月も経たないうちに、今度は自国のトップであるルセフ大統領が国家財政をよく見せようと、国家会計の不正操作に関与したのではなかろうかとされる事件で弾劾裁行われ、大統領は有罪となり罷免されました。

国民の中にも国の恥となるようなことをするものがいると思えば、私欲のために国民をだます大統領もいるのですから滅茶苦茶な国ですね。

リオのカーニバルや、一人当たりの肉の消費量が多いことで非常にエネルギッシュな国といったイメージが私にはあり、地下資源も豊かなことから “BRIC”という言葉まで生まれ、今後を期待されていた国ですが、こんな状態ではだめですね。

国の発展も会社の発展とやはり同じですね。

なんと言っても国民が要です。

国民が勤勉であり、彼らに夢あるビジョンを伝え、ブルトーザーのように国民を引張って行くようなリーダーがいないと国の発達はできませんね。

本日、バンコク行きの飛行機の中で読んだ新聞では、スペインのラホイ首相の政治続投も難しそうな雰囲気ですから、スペインの政治経済もまた揺れ動きそうです。

さらに、EU脱退のシナリオもまだ見えないイギリス。

フランスのオランド大統領の支持率も低迷し、どうも人気が上がってきません。

トルコでは内乱が起き、軍事介入で鎮圧していますが、今後国はうまくまとまるのでしょうか? 

一方、11月にはアメリカ大統領選です。

世界の自由主義をリードするアメリカの大統領であるのに、そういった大事な責任を持った候補としての意識が全くないと思われるほど先見性もなく、ただ自分の好きなことをわめき散らし、国民の気持ちをあおるだけのパーフォーのトランプ氏。(私はこの人には大統領と素質はないと思いますので、絶対になってもらいたくありません。)

第二の毛沢東とにでもなろうとしているのか、中国の習近平。

自分に従わないものは許さず、すぐに処刑を行う金正恩。

ISISのテロ行動、シリアの難民問題、地球の温暖化と異常気象等々。

こういった事を考えながら、「幸せな世界、美しい地球作りは本当に難しい」と思うばかりです。

だから、日本にも色々な問題はあるものの、やはり平和な国、日本と思うのでしょう。

でもここで私達が忘れてはならないことは、「これは今できたことでなく、私たちが創ったことでもなく、長きにわたる歴史が創り、我々の祖先が創ったものである」という事です。

自分の存在

2016.08.29

この夏は猛暑続きで、あまりにも暑くて外出するのが嫌になるくらいでしたので、週末はオリンピックを見ながら過ごしていました。

また、色々な本を読みましたが、強い印象を残したのは東京大学教授の福島智先生の本でした。

先生は現在56歳ですが、3歳で右目、9歳で左目を失明され、18歳のときに失聴されています。

自分の声を聴くことはできませんが、若いときの音の記憶が残っているので話もでき、色々なところで講演もなさっておられます。

私が購読した書籍は「ぼくの命は言葉とともにある」ですが、「自分の存在をどうやって認識するのか」「自分が生きているのか、そうでないのかをどうやって自分に納得させるのか」といった内容でした。

確かに視力、聴覚を失った者にとっては、見える世界は闇のみ、そしてそこは静寂な世界です。

大きな声を出して叫んでみても、誰が応えてくれたのかさえ自覚できません。

そうなると自分は本当に生きているのだろうか、単に生きていると思って勘違いしているだけではないだろうか、といった考えが生まれてくると書かれた点が強く心に残りました。

確かに、自分がここにいる存在を誰がわかってくれているのか自分でさえ理解できないわけですから、そういった世界の中で自分を正常に保っていくことは非常に辛く絶望感を感じてしまうことであろうと私は想像したのですが、先生はそうではありませんでした。

「命は自分自身では完結できない」と述べておられます

現実から目をそらすことなくしっかりと受け止め、その中でコミュニケーション(言葉)の持つエネルギーと美しさに喜びをもち、日々を丁寧に大切に生きておられるすごい方です。

もし、時間があれば是非読んでいただきたい書籍です。

4連覇の偉業

2016.08.19

今週水槽日、リオ五輪女子レスリング58キロ級決勝で伊調馨選手(32)がロシアのコブロワゾロボワ選手を残り4秒で逆転、女子で五輪史上初の4連覇を果たした。

女子初の4連覇、すなわち16年間この分野でNo1ということなのですからすごい事です。

人の才能を競技であろうと学問であろうとそのすごさを考えるとき、私はまずはその国の人口のことを考えます。

人口が多ければ、その分野での天才が突如生まれてくる確立は高まるといってもいいですからね。

そして、運動で言えば今度はその人種における体格を考えます。

やはり日本人と西洋人とでは体格が違いますからね。

昔事ですが、私が大学生のときに東急ホテルのエレベーターに乗っていましたら、トレーニングウェアを着た巨漢ともいうべき体格の男性達が、5人程どどっと乗り込んできて私はうずもれてしまいました。

彼らのウェアに付いたマークから柔道選手というのはわかりました。

多分、国際試合のために来日した選手達なのでしょうが、こういった大きな選手と日本の選手も試合するのですからすごいと思いましたね。

そういった思い出の中で、伊調選手の成し遂げた優勝は本当にすごいと言わざるを得ません。

ここから学ぶものは非常に多いです。

私には彼女の歴史はわかりませんが、少なくとも天才の上に努力が何枚も重ねられて出来た偉業と考えるべきだと思っています。

と言っても人間です。

16年の長年にわたって、やり続けれるものではありません。

きっと心がくじけた事も何度もあったことでしょう。

でも、努力ができた。

その継続させた力というのはどこから来るのでしょうか?

それはおそらく3つあるのではないかと想像しています。

自分ではなく影響を与えてくれた周りの人達の力。

それを感じ取れる伊調選手の感性と想像を絶する努力。

そして自分の夢の実現。

やはり自分に甘えてはいけない。

応援してくれる人たちのためにも・・・

が一番強かったのではないでしょうか。

私はそう思っています。

人の心の中は誰にも見えません。

見えないからこそ孤独であり、苦しいのです。

周りから見えるのは、日々の努力の姿だけですからね。

勇者の生き方とはそういったものなのかも知れません。

幸せという頂は氷山の一角が見えた単なる一つの現象。

でも、それが最後ではありません。

一つの現象が起きれば、また別の現象が生まれます。

これこそが人生の中で最も大事な事だと思っています。

人の喜びは「創造」と「生む」ことだと。

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