ピュア・メディカル社長ブログ『HIROの自分が変われば世界が変わる』

間合い

2016.04.22

人というのは面白いものですね。

混んでない電車や病院の待合室などでは人がまばらに座っています。

そういった状態で、見知らぬ人の脇にすわると「なぜ、私の横にすわるの・・・」と言った気持ちをその方が発しているような気がする時があります。

きっと皆さんもこういった経験をしたことがあるのではないでしょうか?

何故、人は他人を自分のそばに近づけないようにするのでしょうか?

皆さんは不思議に思いませんか?

多くの方は「動物の縄張り意識からではないのかな?」などと思われたのではないでしょうか?

私は縄張りとなるともっと大きなエリアを占めるような行為だと思いますので、やや違うと思います。

ここでは自分の隣といったように近い距離を問うていますから。

私は隣に人が来ることで、自分の居心地が悪くなるからだと思うのです。

その居心地の悪さとは、今まで一人でいたのに何者かがそばに来て、心の緊張をもたらかしたからなのでしょう。

つまり、これは「間合い」に他人が進入したという行為だからです。

よく初対面で握手をすると日本人の女性の方は驚かれることがあります。

これも自分の安心できる間合いの間に手を差し込んできたからビックリするのでしょうね。

「はじめまして」と一言だけ挨拶されただけで、ずかずかと自分の空間に入ってくるのですから相手に不快な気分を与える可能性もありますね。

最近、私はそのことがわかってきました。

この間合いの感覚は、武道では自分の体を守るために使われました。

武道では間合いを破られれば危険が起きたことですからね。

ですから握手なども女性にする際は、男性は女性の間合いを尊重し自分から先に手を出すのではなく、女性から求められたとき握手をする方がよいのかもしれませんね。

花粉症から考える人の幸せ

2016.04.18

花粉の季節、街中でもマスクをかけている方を多く見かけます。

しかし今から40年程前は、これほどまでに多くマスクをかけている大人もいなければ子供もいませんでした。

何故これほどまでに花粉症の人が増えたのでしょうか?

これはひとえに「体質の変化、刺激への過剰反応」です。

外部にさらされる部分の粘膜が刺激を受け、その刺激を防ごうとする抗体や免疫の過剰な分泌しすぎが、かえって体に負担をかけています。

つまり、抗体や免疫作用が刺激に対して適度に分泌するのが自然の姿であり、このこと事態で体へ負担をかけることはありませんでしたが、その刺激が今や我々の体に危害を及ぼしてきています。

それが特に現れるところが体の粘膜というわけです。

粘膜は外部に接するところであるために、時に刺激を受けやすい箇所です。

その場所は外皮をのぞけば目と鼻の粘膜というわけです。

口内粘膜は口は基本的に閉じていますから、目鼻ほどではないです。

そしてその過剰刺激を抑えるために、逆に自分の抗体を抑えるための薬を使用するといった状態が、今の花粉症やアトピー皮膚炎への対応です。

その一つの薬が「ステロイド剤」というものです。

でも、このことを考えてみると馬鹿げた話ですよね。

自分の体が外から来る悪い刺激に対して対抗しようと自己免疫や抗体が頑張るわけですが、この頑張りがかえって体の負担になり、今度はその抗体や免疫を抑える薬を使用するのですから。

一方、こういった事は一般疾患についても言えます。

たとえば、風邪です。

風邪にかかれば風邪薬を飲みますが、本来であれば体の免疫力でもって風邪のウィルスに対抗すればよいわけです。

その免疫力に任せて、その戦いで生じる発熱や鼻づまりの症状だけを抑える薬だけを医師は処方しておけばよいことになります。

しかし、これらの薬だけでは場合によっては、なかなか治りにくいのが実情です。

医者の方も「風邪を早く治してあげようという気持ちと、早く治せないと評判も悪くなるといったこともありますから、抗生物質を患者に出します。

しかし、この抗生物質は風邪のウィルスへの戦いに挑むだけでなく、体が本来持っている良い菌にも戦いを挑むため免疫力は落ちていきます。

これでは何の意味もありません。

風邪は治ったけれども、代わりに腸内の菌が弱まってしまいます。

そうなると、腸内バランスが変化し腸の機能は衰え、便秘や栄養摂取能力が衰え体は弱くなります。

つまりは体の免疫力が弱まることになります。

ですから、花粉のアレルギー反応への対処の仕方、また抗生物質の飲み方というのはとても大事なことで、今の薬ばかりに頼っていくと、これらにより変化した体を持った人の子供も同じような体質となって子孫にどんどん引き継がれていくことになります。

そういった状態を作ってはいけないと私は強く思います。

やはり、少しくらいの外からの刺激に耐えることのできる免疫力を持った体を持つことが健康における本当の幸せ創り(子孫にも伝えることのできる宝)であろうと心の底から思っています。

そして今、私はこのことを考えて研究をしています。

投資家について

2016.04.08

企業を応援する人を大きく分けると「消費者」と、その企業に投資する「投資家」がいます。

投資家というのは、一般にその会社の株を購入することでお金を会社に与えている人達です。

さて、円高になれば日経株価がどどどっと落ちていきます。

また、ニューヨークダウが落ちれば日経平均も同様に落ちる傾向にあることは、経済を勉強した方であれば、よく知っている事と思います。

そして夕刻のニュースでその状況が流れます。

それを聞き、皆さんの中にも「日本は景気が悪いわね。いつになったらよくなるのかしら?」とか「私の会社も厳しい経営状況なのかな?」といった思いが脳裏を走る方もおられることでしょう。

また退職された方などは、今後の生活費補助のために株式投資をされている方も多いことでしょうが、株価低迷の暗いニュースを聞く度に気分が落ち着かないことと思います。

お金が増えると思って投資したお金がどんどん減っていくのですから当然のことです。

でも、企業というものは先を目指して経営をするものです。

短期、中期、長期の経営方針を立て運営するのです。

その間にも色々と社会情勢の変化が起きます。

それに対していつも対応できる力がなければ存在し続けられません。

中国の経済成長率が落ちた、オイル価格に変動が起き株価が落ちだしたりした、株価の低迷といった事が続けば、一般の投資家は自分らのお金を急いで引き上げます。(つまり保有していた株を売ります)

これにより、自分が投資したお金、つまり資産が減らないようにします。

つまり、売り逃げです。

そういった投資家が多いほど、その投資を受けている会社の株価はどんどん落ちていきます。

しかし、その原因は本来の会社の力とは関係のないことで株価が落ちているわけなのですが、現実の株価数値を見るとどんどん落ちていきます。

そして、投資家が我先に早く売って逃げ切ろうとすればするほど、株価は勢いを増して落下していきます。

まさに人間の心理とも言えましょう。

もちろん、ここで損をするのは市場から逃げ切れなかった投資家です。

でも、その人達だけではありません。

その対象となった企業も被害を受けているのです。

投資家は単に被害額が出るだけで済みますが、企業は彼らのように逃げることはできないのです。

つまりどんなことがあろうとも、企業は絶え間なくサービスや製品を消費者に届けなければいけません。

企業には社会的使命があります。

「明日から、もうやめます」など出来ないのです。

それが企業というものです。 

だから私は思うのです。

投資とはその企業を応援したい気持ちがある人こそがすべきだと。

応援したいからお金を入れて(株式を購入して)、企業の成長を期待し、その企業を通じて自分の夢を実現してもらったり、社会に幸せをもたらし、それと同時に自分の資産をも増やすといった考えをすべきだと思うのです。

投資されたお金は投資家のものですから企業側は何も言えませんが、少し社会情勢が悪くなったからといった理由で、自分が好きなように出来る権利があるからと売り逃げ切ったり、飛び乗ったり(株を買い走ったり)するような投資行動をとるというのは、本来の投資家ではないと思うのです。

皆さんはどう思われますか?

そういった人たちは単なる「株屋」というべきではないのでしょうかね。

投資家であれば、やはり「夢を持って応援する」のが基本精神ではないのでしょうか。

そういった人達が投資に応援してくれれば日本の経済も、世界に誇れるような姿になれるのではないでしょうか。

そして今まで以上にすごい会社が生れてくるのではないのかと思うのです。

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