ピュア・メディカル社長ブログ『HIROの自分が変われば世界が変わる』

サグラダ・ファミリアの完成は10年後?

2015.11.27

今年の年初「今年はかつて2度訪れたことのある、スペインのバルセロナにある世界遺産 サグラダ・ファミリアを再び見学しよう」と計画していたので行ってきました。

今尚、建築中のスペインで一番有名な教会です。

アントニオ・ガウディが設計し、すでに100年以上建築が続いているのにもかかわらず、まだ完成していないカタロニア地方にあるもっとも有名な教会です。

教会なのに「ファミリア」という言葉がついていて、私にはなんだかピンときませんが日本語では「聖家族教会」と言われています。

この教会は1882年から建設が始まり、その後ずっと工事が行われています。

「なんでこんなに時間がかかるのか?」というと、このガウディの建築構想そのものが非常に壮大なのです。

キリストの教えは聖書が書物(文字)で伝えていますが、彼はこれを建築で表現して伝えようとしたのです。

「建築で?」と思われることでしょう。

実際のところ、なかなかイメージできないですよね。

一方、教会の外観を見れば「よくこんなにも大きく高くそびえたつものを大理石で創れるものだな」と感心しますが、また教会の中に入ってもビックリです。

その雄大さや大理石の彫刻の美しさ、そして巨大な大理石の支柱が天に向かってそびえ立ち大きな木を表現しています。

天井までは100m以上もあり、天井面の装飾もこれまた美しいのです。

どうしたらこういったイメージできるのでしょうかね。

まさに天才建築家、ガウディです。
そして、かつては「彼のイメージを完成させるには300年以上もかかるのではないか?」と言われた程、複雑で壮大な建築なのです。(また、一方ではこの建築を承認した教会もすごいと思いませんか?)

ところが、この建築を行うに際しガウディは設計図を残しておらず、大まかなデッサン図と建築をイメージで造った模型で示しただけで、それをもとに行われてきたそうです。(現在これらの模型や資料は本建物の地下にある博物館に展示されています)

つまり、設計は彼のイメージの中にすべてあり、この構想を弟子らに伝えるにあたり、紐や木や粘土などの自然の物を使って模型を作り示したそうです。

そして、現在もこれを基に建築が行なわれているというのですからまた驚きです。

この100年以上にもわたる大工事の建設費用も莫大なのですが、スペイン国の財政で行われているのではなく、実は皆さんからのお布施、いわゆる寄付のみで行われている(現在は参観料がほとんどだと思いますが)というのですから、これまたすごいですよね。

「そこまでよくお金が集まるな・・」と感心します。

現在は寄付金が非常に増えたこともあり(教会が世界遺産で有名になるとともに、工事が進んで建築物の偉大さが知れ渡り観光客が増えたのでしょうね)、近年になって工事は急ピッチで行われてきて、後10年で完成させたいという計画だそうです。

完成すれば塔が全部で18本そびえ立ち、内部ももっと装飾されることでしょう。

また、パイプオルガンはこの壮大な教会の中でどういった音を響かせるのでしょう。

完成したら行きたいと思いますが、その時私は何を感じるのか、今からワクワクします。

皆さんもバルセロナに行かれたときは是非とも見学してきてください。

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南シナ海

2015.11.20

三週間ほど前の報道で、中国の南シナ海の西沙諸島の小島を自分の領土だと主張して、海洋プラットフォーム建設により2600mもの滑走路を作り、軍事拠点化を目指す動きに対し、アメリカは中国が主権を主張している島から12海里(約22キロ)以内の海域に海軍艦艇を航行させる作戦に乗り出しました。

アメリカの主張は「航行の自由の原則を守り、今後も航行活動を続ける」と述べ、実行したことは私にとっては気持ちよかったですね。

中国はこれに対して猛烈に抗議し、一時はアメリカとの緊張が起きましたが、その後どうなったかについては何も報道されなくなり、今はどうなっているのかがわかりません。

アジアの平和を守りアメリカの軍事力を維持するためにも、アメリカが当然行うべき行動をとったことを大変うれしく思います。

中国は満潮になれば海に沈むような岩礁を島として主張し、これをどんどんと大きくしていき滑走路も出来るような状態にまでしようとしているのですから、「何故ゆえにそこまで拡大する必要があるのか?」といったことで隣国が心配になるのは当然のことです。

こういった勝手な行為はアジアの治安を乱し、世界より非難を浴びることになるのを中国は百も承知のはずです。

中国が「これは軍事用目的ではない」というのを認め、その建設をだまって見ているうちに、結局は軍事基地に使用されたといったことでは後の祭りですからね。

ですから、たとえ中国が海洋プラットフォーム建設を継続するかぎりはアメリカにはこういった強い行動にどんどん出てもらい、中国の勝手な行動を阻止してもらいたいと思います。

一方では今年日本は集団的自衛権が可決しましたから、アメリカから「ちょっと日本も我々を支援しろよ!」などと要請された時、どういった対応に出るのかやや気になるところです。

また日本も沖ノ鳥島の岩礁埋め立て護岸工事を行い、ここは日本の領土だと主張していますから、同じような埋め立て工事を行っている中国の行動に対して発言がしにくいのかもしれませんね。

しかし、日本の場合は軍事力強化のためではないのは明らかなのですから中国と大きな差があります。

ともあれ、最近の中国の行動はやはり横暴だと思いますね。

世界の平和や協調といったことを忘れ「我が国あって世界あり」とでも言うような行動です。

中国国民がこういった行為を良いとしてないと思っていると私は思いたいです。

世界に尊敬される国になれるのは、昔からの格言にもあるように「実るほど頭をたれる稲穂かな」の行動が取れる国であると思うのです。

富の集中化

2015.11.13

今週水曜日に驚きのニュースが流れました。

絵画が好きな人はご存知かもしれませんが、アメデオモディリアーニが描いた裸婦が横たわった油絵が210億円でクリスティーズオークションにて落札されました。

そしてその支払いはなんとアメックスカードのクレジットカードで行った?といいますから、また驚きです。(以前45億円ほどをアメックスカードで支払ったことから、今回もそうしたのではなかろうかといわれています)

彼は中国の長者番付では270番目ほどの方で51歳代の会社経営者だそうです。

彼はタクシー運転手をした後にハンドバッグ製造で成功し、その後、不動産や製薬事業などを行ってきて大富豪になったとのことですが、そのビジネスの一つに絵画の取引も入っているとそうです。

また美術館も保有しています。

しかしすごいものですね。

絵画1枚にここまで大金を出して買うのですから。

1億円のマンションなら210軒買え、2億円の小型ジェット飛行機なら100機以上が買えるのですから、その金額の大きさに想像がつきません。

ここまでの金額になると、その価値がいかなるものであるかを比べるに、何を持って比べればよいのかその対象が難しいですね。

比べることのできないほどのものと言ったら、生命や思い出なのでしょうかね。

でも、本来であれば価格はつけられない価値のものと言っても、どうしても欲しいからこそ、それに価格がつくのでしょう。

でも、思うのです。 

たとえば、「自分はどうしてもそれを欲しいから自分の命をかける」と言ってその命を売る人が出たとしたらいくらと算定するのでしょうか。

その人の命は一生働いて稼げる金額で算定されるものでもありませんからね。

その人が生きていること事態に価値を持つこともあるわけですから、これからどういった価値を生み出すかもわからない状態では、価値をつけること自体が無理ですからね。

よって、価値とは人の要求を数値化したものといえるのでしょう。

変な方向に話が進みましたが、ともかく世の中にはすごいお金持ちがいるということです。

ですから、街中で見かけるような高級車やボート、立派な家などを持っているような人も確かにお金持ちなのでしょうが、世界と比べるとまったく別レベルの人がいるということですね。

昔はそう言った人達はアラブの王様だけと私は思っていましたが、今は違うのですね

そこで、世界にはどのくらいの国で富に寡占を行っている人がいるのかを調べてみました。

これはクレディ・スイスが所得上位10%の人たちの資産が、その国の総資産に占める割合はどれくらいかというのを調査しています。

これによると昨年で最も富の独占、言葉を変えれば「富の集中」が行われていると言われている国のナンバー1は「ロシア」でした。

独占率はなんと85%です。

驚きの数値ですね。

続いてはどこだと思いますか?

意外な国です。

それは「トルコ」、78%ほどです。

それに続き香港、インドネシア、フィリピン、タイと続き、アメリカは75%だそうです。

一方、富の分配が進んでいる国はベルギーで47%、2位はうれしいことに日本です。

この2カ国だけが50%以下の数値、つまり富の独占が行われていない国となっています。

どうして、日本が2位かを考えて見るとやはり高所得者への累進課税のせいなのでしょうかね。

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