ピュア・メディカル社長ブログ『HIROの自分が変われば世界が変わる』

高級ブランド店の維持

2017.02.17

天気のいい時には、時々銀座に行きます。

別に買い物をするのではなく、なんとなくの銀ブラで、流行を感じたり街並みの変化を楽しむためです。

デパートに入れば食品売り場を見たり食器、雑貨売り場、紳士服を見たりと色々なところを見て歩きます。

そういった時に感じることがあります。

デパートでは特定のフロアには高級ブランド店がまとめて入っていますよね。

場所によってはジャンルにとらわれずに時計、バッグ、衣服などすべて入りまじって店舗が入店しています。(もっとも、高級ブランドは色々なジャンルの品を扱っているので、ブランド店として出店していることもありますね)

しかし、これらの店にはほとんどお客さんが入っていません。

フロア全体ががらんとしています。

でも、当然のことですが店員さんはしっかりとした服装をし、お客さんの来店をお待ちしています。

この姿を眺めていると、「店員さんもよく我慢してずっとお店に立っていられるな。毎日同じ商品を見ていて飽きないのかな?」などと考えてしまうのは、私だけなのでしょうか?

ともあれ、お客さんがたくさん来るお店での仕事も大変ですが、来るか来ないかわからないといった少ないお客さんを、じっとこうしてお待ちするのも大変ですよね。

お店を維持していくにもたいへんな経費がかかっている事でしょうから、「ブランド会社も大変だな」とつくづく思います。

一方、デパートを出て通りを歩きますと、これまた高級ブランド店があちこちにあります。

天下の銀座で路面に店舗を出す、あるいはビル一棟を保有したり店舗の土地を賃借することは、べらぼうのお金がかかることでしょうに・・・。

しかし、こちらはデパートとは違って、ややお客さんの数は多いですが、そうはいってもやはり一般の店と比べるとかなり少ないです。

そして、入り口にはドアボーイがいたり、重厚感のあるドアであったり、その上、お客さんがあまりいないこともあってか、入ったとたんに店員の目が自分に向けられ、単に商品を見るためにちょっと入っただけなのにそんなに目を向けられては威圧感のために入るのをためらってしまうこともあって、お客さんが少ないのでしょうかね。

そう考えると、この路面店もきっとこの店舗を維持するための費用と店舗での売り上げとは全く採算があっていないことでしょう。

でも、こうやって維持しているのは世界の高級ブランド店として、広告宣伝のためのフラッグシップなのでしょう。

そうは言っても会社は利益を作らねばいけませんから、このブランド会社は世界全体的に見れば他の店舗や卸し売りで儲かっているからこうして店舗を維持できるのでしょうね。

私が社長であったなら、たとえ宣伝のためと言っても、莫大なコストがかかっているのにその市場効果を計ることができなければ、出店し続けることにはかなり抵抗がありますね。

皆さんなら、どうされますか?

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