ピュア・メディカル社長ブログ『HIROの自分が変われば世界が変わる』

行商人

2016.11.04

東京では10月の中頃は最高気温が20度以上ありましたが、ここ2週間ほどの間に10度も下がってしまい、急いで冬用の布団を出しました。

さて、お隣の韓国でも今年は寒さが早まっているようです。

昨日ソウルから電話がありましたが、朝はマイナス2度だったそうです。

ということは、もう氷が張っているということですね。

寒い時期、韓国に行くたびに思う事なのですが、韓国の方はとてもたくましいと感じるのです。

私が言うのは体力ではなく、生きることに対してのエネルギーです。

寒い時期、韓国では、ご存知のようにキムチを作る最シーズンです。

街のあちこちに白菜を山積みにしたトラックを見かけます。

きっと、近郊の農村から運んで来たのでしょう。

また、市場や道端にはキムチに入れる具材や色々な野菜を売っている行商人の女性が多く見かけられます。

行商人の方々は路上にビニールシートを敷き、そこに少しばかりの商品を置いて売っています。

その横では、行商人のおばさんたちが小さなイスに座布団を置いて座り、運んできた農産物の根を切ったり、皮をむしったり、痛んだ葉っぱを切り落としたりし、見栄えのよいようにしています。

市場の隅やバラック小屋の中であれば、やや寒さはしのげますが、一般の路上となると風は強く当たりますし、太陽が当たらなくなればもっと寒さが厳しくなります。

皆さん風邪を引かないようにたくさん着込んでいます。

足も長い靴下にブーツや長靴を履いています。

持ってきた野菜がどれほど売れるか私には全く検討がつきませんが、さほど大きな売上げはないと思います。

老いた手に小さなナイフを持ち、朝から夕方までもくもくと野菜を選別する姿に、「この年齢になると体もきついだろうにな。生きるとは厳しいことなのだな。

でも、こうやって働かなければ生活はできないし。

すごいな、えらいなー。

このおばさんたちは一人暮らしなのかな?子供はいないのかな?私に同じことが出来るかな?」と、ただただその働く姿に関心するばかりです。

頑張るエネルギーをこのおばさんたちからもらうとともに、「持ってきた野菜が全て売れますように。体を壊さないようにね。」と祈りながら、毎回その前を通りすぎる私です。

〔備考〕添付写真はまだ寒さが訪れる前の朝方の市場での行商の姿です。
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