ピュア・メディカル社長ブログ『HIROの自分が変われば世界が変わる』

卵とコルステロール

2015.07.31

毎日暑い日が続いております。

こういった日には、仕事が終わった後にはグイッと冷たいビールを飲みたいものです。

そんな中、久々に友人と一杯飲むことになりました。

体を鍛えるのが好きな友人です。

彼とは私が時間をなかなか作れなかったこともあり、一年以上も会っていませんでした。

また、毎年この暑い夏になると「ビールでも飲もうぜ!」と連絡が必ずあるのですが、今年はまだかかってこなかったからです。

久々にメールを入れると「待ってましたよ」との元気な返信がきました。

そこで、駅前近くの居酒屋に入って冷たいジョッキビールをあっという間に飲みほし、「では、つまみでも頼むか」とメニューをめくりながら「まずは枝豆とだしまき卵と冷奴」を頼もうとすると、彼が「加藤、だしまき卵はいらないぜ」と言います。

「おいどうしたんだよ、お前、昔から卵が好きじゃなかったっけ?」

すると彼は「また身体検査でコルステロール値が高いと言われて、今は卵はやめているんだ」というのです。

「えっ!コルステロール値が高いって!だってお前、若い時はおかずと言えば生卵をご飯にかけて食べていたじゃないかよ。今は朝走ったり体も鍛えたりして、まったくお腹も出てないし、いい体しているじゃないか」

「まあ、そうなんだけどな・・・。でも、意外に値が高いのだよ。だから今は卵や好きなエビは食べないようしているんだ。」というのです。

多くの人が卵にはコルステロールがたくさんあると思っています。

また、一日2個以上食べるとコルステロールが溜まるといった話をよく聞きますがこれは条件付きで正しいですが、一般的ではありません。

条件付きとは一般人であればこの程度の個数でコルステロールはたまりません。

人によっては遺伝的にコルステロール値が高くなりやすい(家庭コルステロール血症)とか体質的に値が高くなりやすい人がいますから、こういった人を除けば、一日2個ぐらの卵が原因でコルステロール値が変わることはまずないでしょう。

私も卵が大好きですから、目玉焼きでは卵は2つ、オムレツには卵を3つ使ってもらいますので、一週間に20個は食べていると思います。

卵はビタミンCと植物繊維をのぞけば、すべての栄養が入っている食材と言っても過言ではありません。

特にアミノ酸については抜群です。

さらに神経伝達物質のアセチルコリンの原料となるコリンも入っているので、アルツハイマー防止にもなるのでないかと思い、とるようにしています。

またこのコリンは、細胞核を作るリン脂質の原料でもありますから、肌も強く健康になりますからね。

では、「なぜ卵を取るとコルステロールが高くなる」といわれたのでしょうか?

それは今から100年ほど前にウサギに卵を与えたら、内臓に大きな障害が出たという検査結果からなのですが、そんなこと当たり前ですよね。

草食動物のウサギに、肉食動物のように卵を与えてうまく消化するはずがありません。

卵を与えられたウサギにとっては、たまったものではなかったでしょうね。

ですから特殊な体質の人を除けば、鶏卵を日に2~3個食べても問題はありません。

まして、血中コルステロールの70%ほどは体内で形成されたものであり、外から取り入れたものではないのですから。

最後に、卵と共に牛乳も栄養満点の飲料です。

毎日新鮮な卵と牛乳を飲んで元気な生活を送りましょう。

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