ピュア・メディカル社長ブログ『HIROの自分が変われば世界が変わる』

人の意思をどこまで受け入れるべきか?

2012.10.26

今週は兵庫県尼崎市で3人が殺され、床下に埋められていたという痛ましい事件がおきました。

ニュースでかなり大きく取り上げられたので、皆さまもご存じのことと思います。

この事件では、ひどい虐待を継続的に受けているという情報をもとに、警察が何度か家を訪問したが、本人より「別に変ったことはない、何もありません。」という返答であったために、警察は何をすることもなく(何もできず)訪問を終えていたということを述べていました。

これを聞いてみなさんはどう思われるでしょうか?

確かに個人の意見を尊重することはよいことで、とても大事なことですが、どこまでそれを尊重すればよいのか?といった点がここでは問題になります。

どう見てもひどい暴力を受けている事は間違いないと感じるが、大人である者が「なんでもない」といった時はその言葉を尊重しなければ(受け入れなければ)いけないのでしょうか?

私は確かに個人の意見は尊重しなければならないと思いますし、社会に被害をもたらすことのないようなプライベートな事に口を出すことは、ある程度は控えるべきだとおもいます。

しかし、誰が見ても普通の状態ではありえないような暴力行為があったと警察が判断した場合は、第三者の確認も求めることができ、さらその様子を詳しく調べる権利を持てるものとして、張り込み捜査や盗聴器の設置などを行うことができるといったことを認めてはどうでしょうか。

大人といえども、ひどい虐待や脅かしを受けていれば本当のことは言えないわけですから、
こういった状況においては、特別な行動が行えるように国は考えるべきであると私は思います。

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