ピュア・メディカル社長ブログ『HIROの自分が変われば世界が変わる』

政治家の役目

2017.10.23

本日10月22日、日曜日。

外は大雨が降っています。

そしてこの日の夜は衆議院選の開票速報がTVをにぎわし、私もそれに釘づけになることでしょう。

この12日間ほとんど日本全国雨の中で、多くの候補者が肉体的にも精神的にも苦しい選挙戦を繰り広げました。

そして、その結果が今日発表されます。

これに当選してこそ、候補者は国に意見を直接述べるチャンスが与えられる入口にやっと立つことができます

一方、この戦いに敗れた場合、今後候補者が自分の時間を政治活動に専念するというのでなければ、以前の職業(会社経営や弁護士、医師、団体の役員など)にもどって働くのでしょうが、政治活動にのみ専念してきた候補者にとっては、意思が崩れない限り、また明日から次回の選挙に向かって行動開始となります。

これを厳しい現実として見て落ち込むか、気持ちを新たにし、明日からまた初心にもどり政治活動を始めるかはその人の心次第です。

次回の選挙が1年先か2年先か、あるいは満期の4年後かは誰にもまったくわかりません。

ただ、必ず選挙は行われることは確かです。

でも、その時まで現在自分が所属している党があるか否かはわかりません。

また、自分がその党員であればその党則に従わなければいけませんが、時間の流れと共に党の政策や方針も変わるでしょうから、いつまでも自分が同意できるとは限りません。

もし、自分がその党の政策に同意できなければどうするのでしょうか。

きっと、所属している党の政策がどうしても納得ができなく、自分の意見を実現したいのであれば、自分で新党を立ち上げるしかありません。

しかし、党を作るにも規定があります。

少なくとも国会議員が5名以上集まらなければなりません。

そうなると自分が浪人となった身であると、どうにもなりません。

無所属、つまりどこにも所属しない者として政治活動をすることになります。

党に所属していればその活動に対して党が資金を一部援助してくれるでしょうが、無所属であればそれはありません。

政治活動資金は全て自分で工面しなければいけません。

自分自身で応援してくれる後援者を集め、その活動への支援や資金をお願いしなければいけません。

そういったお願いをするには、皆さんに自分の政策や信念の共感を持っていただかねばなりません。

でも、皆さんが即座にわかるような目で見れるようなものなど何一つありません。

自分の政策や信念を一生懸命に伝えるしかありません。

「素晴らしい日本にするために自分は活動したい」と思っている人は絶対にいます。

しかし、「自分は仕事を持っているので、政治活動に専念することもできないし、今後の子供たちのためにも、この方に頑張ってもらおう。政策を聞くと自分もこの方の考えに深く共鳴できるから応援しよう」と思ってもらえるような政治理念や政策をもっていなけれれば、誰も応援などしてくれません。

政治家には地盤(応援団体)と金と血統の3つの要素が必要だと言われてきました。

歴史を見ると確かにその通りだと思います。

でも、これらがなければ絶対に国会議員になれないというわけではありません。

立派に当選しておられる方もおられます。

では、何が必要か。

私としては、その政治家を目指すには「人間的魅力」・「情熱」・「体力」そして「能力」だと思います。

そして、ここには家族への愛という言葉は残念ながら入ってきません。

そしてどの要素もみな重要ですが、私としては政治家もやはり経済界と同じように「想像力」がとても重要なのではないかと考えています。

とかく、「政治は権力と金」のような感じに見られていますが、私は「想像力」は政治家にとっても必要な要素で、この想像力がないと日本内部から力が湧き出てこないように思うのです。

国民が保身に走るだけです。

海外に逃げ出すだけです。

お金もため込むだけです。

現実や政治討論会をTVで見ながら、政策論議だけでは国民はついてこないと思うのです。

未来に希望や安心があればこそ、たとえ一時の厳しい政策でも受け入れることができるのです。

でも、今の政策にはそれを感じさせるものが全くありません。

まさに、年金など最たるものです。

新たに当選なさった国会議員の先生方に言いたいです。

政治の話を聞いていて胸をワクワクときめかせるような話題を掲げよ!と。

私にとって政治とはもっとも国民に大きな夢をもたせることのできる世界だと思っているのに・・・。

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