ピュア・メディカル社長ブログ『HIROの自分が変われば世界が変わる』

不況下には気持ちを切り替える

2015.08.28

今週は友人らから多くの相談を受けました。

それは「中国の景気減速の懸念の高まりにより、自分の保有株が大暴落したのだけれど、今後どうしたらよいかな?」といった内容でした。

でも、私は銀行に勤めているわけでもありませんし、学者でもありませんから、専門的な話は出来ませんので、もし自分が証券という「保有資産」を持ち、こういった暴落状況に陥ったらどう対処するか(どうやってこの状態を捉えるか)といった事で答えました。

ですから、この返答が正しいか、正しくないかはわかりませんがここに紹介します。

その考え方とは、まずはじめに友人に投資の目的を尋ねました。

彼は「将来の生活のための資産形成が目的だ。」と答えました。

では、「そのお金はいつからいるのか?」と尋ねると「少なくとも退職してからなのでまだ先だよ。」ということでした。

じゃあ「今はお金に困っているわけではないのだね。あくまで将来への貯蓄ということだね。」と確認した後、次のように話を続けました。

「それなら答えは簡単だ。私ならこの暴落をあまり気にしないね。少なくとも25%ほどの落ち込みまで気にしないかな。だって、株というのはいつまでも上がるものではなく、あるときは落ちるものだよ。こうして上がったり下がったりを繰り返しながら、成長性のある株であれば上がっていくものだよね。だからもし君の保有株が成長するよう技術やサービスを作り上げるような実力のある企業のものであれば、いつかはきっと株価は上がってくるよ。あまり心配するなよ。」と。

そして、「今、お金を銀行に預けていても1%の金利もつかない時代だから、これでは何も楽しくないよね。単に銀行は金庫のようなものだよ。こんな状態であれば、むしろ企業の成長が期待できるどこかの会社の株を持っていたほうがはるかに夢が持てるんじゃないかな。だから君が投資をするのも当然のことだよ。もちろんそこにはリスクはあるけれど、自分でそういった会社を起こしたと思って、その会社に資金を入れたと考えればいいと思うよ。企業を経営していく中では色々なことに遭遇するから、今回はたまたま悪い時期にあたってしまったと考えればよいのじゃないかな?たとえ株価が半分になろうとも、先ほどの実力とその会社の財務内容がしっかりしていれば君は何もうろたえる必要はないよ。」

「だから、こういった暴落したことにうろたえ、保有株を底値で売る必要など絶対にないと思うよ。君は今の生活をこの株の利益がないと生きられないというような状態でないのだからさ。また、これは歴史を見てもわかるよ、人間社会というのは必ず成長してきているよね。どんなに厳しいことがあろうとも、次の時代は前よりも発展し、良い時代となっているよね。だから、その時間をどの程度の長さで計るかだけがポイントだよ。3cmしか計れない物差しと15cm、30cmの長さの物差しとはおのずから役目が違うよね。経済もそういうものだと思うよ。」

「そして、暴落しているといても「売却」といった行動をしなければ「損失」は発生しないわけだから、単に「俺は大損を抱えている」といった気持ちだけの問題だよね。そこで、その落ち込んだ気持ちを今プラスに変えることの方が大事に思うね。」

「たとえば、もし君がお金を現金で持っていたら趣味や高級車などと無駄遣いしたかもしれないよ。でも、今のような暴落状況になれば株を絶対に売ったりしないよね。つまりは、使いたくてもお金が使えないような状況になったわけだから、逆に自動的に無駄遣いできなくなって「ああ本当に、良かった」と思えばいいんじゃないかな。ともあれ、あまり心配するなよ。しばらく上がらないことがあるかも知れないけど、ふと株価を見た時に上がっていればいいじゃないか。いや、絶対に上がる時期が来るはずだ。だから、そう自分を苦しめるなよ。自分の人生を全て株にかけているわけではないのだから・・・。」と述べました

すると、友人らはこの意見を聞いてかなり気持ちが落ち着いたようです。

実際、目の前にお金を置いてその量を目で見ていたらもっと落胆することしょう。

でも、今起きていることは実生活に何ら影響を及ぼさず、単に数字の世界でのことです。

つまり、この数字を知ったことで脳が「お前は大きな損をしている。こんなことをしていたら最後にはお金がなくなってしまうぞ!」と脅かしているに過ぎないような気がします。

株を購入するというのは経営に参加するということと考えを基本に戻せば、こういった暴落があっても以外にストレスはなくなるのではないでしょうかね。

高速道路の橋げた

2015.08.21

今週初めは中国福建省にあるAmoy市(台湾の向かいにあります)に出張でした。

以前、東京からは直行便がなかったため韓国や香港を経由して飛んでいましたが、今はXiamen Airがボーイング787で巡航し、多くのお客様を乗せています。

私も初めてこの便を使いましたが、中国のさほど大きな市ではないのですが、それでも機内は中国人でいっぱいで、中国のどこの地域からも日本に観光客が訪れていることを見せつけられました。

このAmoy市は年間最低気温が23度程でとても暖かく、沿岸の市という事もあり魚料理も多く、食事も薄塩味で非常に日本人好みの料理が多いところです。

中国の沿海側の地域は、内陸と比べ非常に発展しているため、昔の中国の雰囲気がかなり薄れているのですが、ここはまだ古き中国の雰囲気も感じられ、人々も非常に穏やかで住みやすいところではないのかなと感じました。

到着後は車で45分ほどかかる、今回の出張先であるTongan工場地区に向かいました。

道も良く、上海や北京のようなうんざりするような渋滞もなく、すんなりと車は街を通り抜けました。

そして郊外に出ると高速道が頭上を走っていましたが、その橋桁は添付写真のようにものにへばりついて成長する植物がびっしりとついていましたので、その脇を走っている私の目に入ってくるのはこの緑葉です。 

この葉も、こちらは雨も多い事から汚れておらずエコを感じます。

これがもし日本の高速道路であれば、灰色のコンクリートばかりですよね。

私はこの中国の方がはるかに好きですね。

でも、高速道のメンテナンスなどを考えると、植物がコンクリートを覆っていては、ひび割れや老化状況がわかりませんから、安全面で考えれば良い事ではないかもしれません。

でも、もしあなたが市長であったらどちらを選択しますか?

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夏の満員列車で空いた席

2015.08.14

私の通勤は徒歩ですので、満員のバスや電車に乗ることはなく幸運です。

しかし、時々休日や仕事で満員電車に乗ることがあります。

こういった列車に乗ると「毎日このラッシュにもまれてくる社員は大変だな。」と思わずにはいられません。

さて、この夏はかなり猛暑が続いていますね。

ここ数年は昔よりも夏が暑くなった感じがしませんか?

10年前であれば32度と言えばかなり暑いほうでしたが、最近は36度や37度といった数値が時々聞かれますので、32度でもそれほど猛暑ではないように勘違いしてしまいます。

そういった暑い日に、非常に混んだ山手線に久しぶりに乗りました。

そして駅に着き、座っていた若者が下車しました。

窓越しに彼がプラットホームを歩いていくのを見たら、ズボンのお尻が股下にかけて大きく濡れているではありませんか?

「えっ!何でそんなところが濡れているの?」

電車がプラットホームを離れながら思ったのですが、決してお漏らしではありませんよね。

汗なのでしょうね。

ラッシュの電車でも顔や頭であれば汗は拭けますが、お尻や背中となると拭けませんし、さらに彼は座っていたのですから無理でしょう。

何故あそこまで汗をかいていたのか理由はわかりませんが、彼もそこまでズボンのお尻が濡れていることには、まったく気づいていないのでしょう。

また、周りの人が気づいても教えてくれる人もきっといないでしょうし、教えてもらってもどうしようもないでしょう。

一方、ここまで濡れているということは、彼が座っていたイスもかなり汗でぬれている、あるいは蒸れているということですよね。

電車は混んでいましたから、当然空いた席には人が座ったのでしょうが、その席がどれほど汗で濡れているかを(汗をたくさんかいていた人が座っていた)知らないのでしょう。

つまり、後から座った人はその汗を自分の衣服で吸ってあげているようなものですよね。

なんだか考えると気持ちが悪いですね。

間違ってもそこにきれいな服を着た女性には座ってもらいたくないです。

こう考えると、夏の列車は座席がない方が良いようにも思えてきますね。

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