ピュア・メディカル社長ブログ『HIROの自分が変われば世界が変わる』

大人の責任

2014.09.19

昨年、大学生の息子に年金支払いの催促状が届きました。

「お父さん、僕は学生だから収入はないのに、何故年金の支払いをしなければいけないの?どうやって支払えというの」と聞かれ、将来彼らが老人になった時には、収め続けた年金が払われることはないと思っている私にとっては、「これはもっともな疑問だ」と思いました。

今年は彼からこの催促状について話がないので、おそらくアルバイトでもして何とか払ったのかもしれませんが、私はそれもおかしいことと思っています。

学生の仕事は勉学であるのに、年金支払のために勉強をせずにアルバイトをしなければいけないのですから。

この責任はどこにあるのでしょうか?

それは言わずと知れた日本国ですが、その前に「大人の責任」と言えるでしょう。

一方、先日はスマホの弊害について述べましたが、最近はそういった利己主義的な考え方よりもっとひどい、「法律を守っていればいいではないか?何を文句言われる必要があるのだよ!」といった事を感じる人間が増えたような気がします。

たとえば、「脱法ドラッグ」ですね。

いくら法律で規制していないハーブといえども、それを使用することにより社会に問題を起こすようであれば使用すべきでないし、また店も販売すべきでないことは当然のことです。

でも、「法律に違反していなし、お金を払って買っているのだから何の文句があるのだよ!」といった感じで、それを吸って気分が飛んでしまって死亡事故を起こします。

これで本人の一生の人生はパーとなってしまいます。

なんてバカな行動なのでしょうか。

小学校でも子供に先生が手を上げようものならPTAは大騒ぎです。

あるいは自分の子供であれば親は何をしてもいいと言わんばかりに家庭内でひどい暴力を行い、ついには殺してしまうほどエスカレートしてしまっています。

こういった事はとても理解出来ない行動をとる者たちは、大人の責任といったものが全くない獣以下の人間です。

ですから、子供たちの間でいじめが起こり、子供が自殺するようなことが起きてくるのも
そういった社会状況であれば起こっても不思議なことではありません。

これはすべて、我々大人の責任だと思います。

一人の子を複数の子がいじめることは許されないことです。

とても卑怯なことです。

教師も父兄のことを気にして、いじめをみても事無かれ主義、そして子供たちも自分に火の粉が降りかかってこないように同じようにことなかれ主義です。

いじめは決してなくなることはありません。

生物の世界ではこれは絶対に起きるものだと私は思っています。

ですから起きないように防止すべきなのです。

それは思ったより簡単なことです。

皆で協力すればよいのです。

先生も、生徒もみんなでいじめる子に「いじめるのはやめろ!」と、どんどん言えばいいのです。

そして皆で、いじめられた子をいつも自分らの仲間に入れてあげるようにすればいいのです。

こういったことは人間として大人でも子供でも当たり前のことです。

でも、この当たり前のことができないために子供の自殺が絶えません。

とてもつらいことです。

その子の命は二度と戻ってきませんし、つらく寂しい気持ちでなくなってしまったかと思うと胸が強く痛みます。

こんなことも教えることができない大人が増えて、どうして世の中がよくなっていくでしょうか?

今の大人(親)は、責任というものをもっとよく考える必要があるでしょう。

こう書きながら戦争で特攻隊として向かったあの勇敢で純粋な少年・青年たちが考えた「自分たちの責任」ということを思い出すと、本当にどうして日本はここまで人間的にも低下してしまったのかと思わずにはいられません。

今我々は大人の責任を真剣に考えなければいけない時に来ているのです。

子供たちのために・・・。

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