本屋に行けば山ほどの本が置かれています。
「これほどまでに本を出す人がいるのか?」といつも驚いてしまいます。
でも最近は本を読まない若い人が増えたと言われています。
大学生でさえも40%ほどの人が1日の読書時間がゼロとまで言わるほどですから、活字離れが進んでいることは確かなようです。
それに比較して、スマホでチャットなどをしていないという人は10%以下ではないかと思うほど、多くの方が皆スマホにくぎ付けです。
私も決して読書量が多いというほどではありませんが、月に1万円ほどの本を購入しています。
しかし、買ってもすべて読み切っているわけではないので、机には本がたまるばかり。
それを見るたびに「だらしない男だな」と自分を責めています。
しかし、本は年齢を取るにつれて好きになってきました。
「本のどこに魅力を感じるのか?」と言えば、これほど安く人の他人の人生を知ることができる方法がないと思うからです。
今までの自分の体験と比べながら、本を通じて教えを受けるところが沢山あり、とても楽しいからです。
もし、自分が本の主人公の立場であったなら、どういった行動をしたであろうかと、想像しながら読むことがとても楽しいのです。
千円ほどのお金を払うだけで得られる教訓や教えは、人生1つしかない私たちにとってはまさに宝物を与えてもらっているともいえるでしょう。
ですから読書を使っての仮想体験は決して中途半端なものでないと思うのです。
是非とも多くの方に、少しでも読書への時間を増やしてもらいたいと思います。
世の中には本も読めない、字を書くノートや鉛筆もない、といった状況下におかれている人がたくさんいるのに、いとも簡単に憧れの人の生き方を知ることができる状況にある私たちはどれほど幸せなことなのかと強く思うのです。