ピュア・メディカル社長ブログ『HIROの自分が変われば世界が変わる』

接待の裏側

2014.02.28

先週は海外でお世話になっている商社の方を日本にお呼びして接待をしました。

沢山の雪を見たことがないと言う事でしたので、当初は北海道か日本海にお連れし、おいしい海の幸を堪能していただこうと思いましたが、いろいろと考えたあげく、個人ではなかなか訪れることがないと思われる世界遺産の白河郷にお連れすることにしました。

訪れてみると、ここ二週間ほどは白河郷も多くの雪が降ったとのことでしたが、数日の暖かさでかなり溶けてしまっていて、舗装道路にはすでに全く雪がないという状態でした。

また屋根に積もった雪も40%ほどはすでに溶け落ち、私達が写真でよく目にする「雪に覆われた白川郷」のイメージは全くありませんでした。

ですから村の中では雪が残っているところは人の歩かない畑だけといった程度でした。

もうすぐ春がこの白川郷にもやってくるといった感じでしたね。(実際、白川郷の年間の総積雪量は5mほどですから、今回はほとんど雪がないという状態だったようです。)

そして白川郷を訪れる観光客は、日本人よりも外国人の方の方が多いとの事でした。

私も今回は高山より半日観光のバスツアーでここを訪れたのですが、バスに乗っていた20人のうち日本人は3人だけといった状態でした。

やはり、外国の方にとって、それも特に暑い国の方々にとっては世界遺産の白川郷は非常に興味深いのでしょうね。

一生懸命、写真を撮っていました。

その後はホテルに戻り、素敵なレストランをホテルで紹介してもらいお客様を接待しました。

そしてリレーションシップを深めるために、今回はツインルームをとっておきました。

私は少し仕事をして寝たのですが、彼は24時ぐらいまでメールの対応に時間がかかり、それから寝たそうです。

ここからが問題発生です。

突如、グォーグォーとすごい音、私の安眠を妨害しました。

「何が起きたか?」というと、ご想像のように彼のいびきの始まりでした。

大体、お酒を多く飲んだ時は大きないびきをかくものですが、彼は今夜は仕事をしなければいけないいうことでほとんど飲んでいませんでしたので、私はこういうことが起こるとは予想していなかったのですが、大きな体から出るいびきはすごいものです。

「こりゃーすごいな!」と私はとうとう起き上がりました。

そして彼を見ると気持ちよさそうに寝ています。

「さて、どうしたものやら・・・」と再びベッドに戻り布団をかぶりましたが、これで防げるようないびきではありません。

とてもこのままでは眠れる状況ではありません。

何度か咳払いをし、彼の眠りが少しでも浅くなっていびきがおさまるかと思いましたが、全く効果なしです。

今度は手をたたいても効果なし、むしろ眠りが深くなって大きくなってきたとさえ感じます。

彼は、二年前に結婚しましたが,「奧さんはこのいびきが平気なのかな?」と考えてしまいます。

とうとう私はベッド布団をはいで、バスルームで寝ることにしました。

ドアをしっかり締めて寝ましたが、それでもいびきがわずかですが聞こえます。

いやー、本当にすごいいびきです。

朝が来て、私は5時には起きました。

すると彼が7時に目覚め、「加藤さん、おはようございます。早起きですね」と目をこすりながら言います。

私はにこにこしながら「天気が良かったので早く起きてしまいましたよ。ところで、良く眠れましたか?」と聞くと、「はい、ここはとっても静かな部屋だったので、ぐっすり眠れましたよ。加藤さんもそうでしょう?」

私は顔が引きつりながら「もちろんですよ。」と答えました。

接待は大変ですね。

STAP細胞

2014.02.21

先日、日本中に喜びのニュースが走りました。

私にはオリンピック開催よりももっともっとうれしいニュースでした。

それは、皆さんご存じの「STAP細胞です」。

今まで多能性細胞を人工的に作り出すには、いかに細胞を生殖細胞に近づけるかがポイントでした。

慶応大学が考え出したPS細胞は受精卵から少し進んだ状態である胚を壊して細胞を取り出し培養して作る方法でした。

そして京都大学の山中教授のIPS細胞は体細胞にウイルスを使って3〜4種類の遺伝子を入れ、「初期化」を強制的におこすものです。

しかし、今回の理化学研究所の小保方さんの発見は体細胞に強い刺激を与えるだけで式かが起きると言うものです。

そしてすごいのはIPS細胞を作成するには三週間はかかるのに対し、STAP細胞は最短で2日ほどとの事。

まさに生命科学の枠組みが変わる発見ですね。

「この発見は何故できたのか」に対し、彼女は極細のスポイトを通過した細胞には変化が起きている事を見て、この研究を始めたと言っておられましたが、まさにちょっとした偶然が大きな発見に結びつきました。

しかし誰もが、単なる物理的な刺激で細胞が初期化するなどとは考えてもみないですよね。

こういった事があるから研究は面白いです。

研究者というのはまさに宝物さがしと同じような気がします。

でも、そこに至るまでには並大抵でない自分との闘いがあるのでしょうが・・・・。

素晴らしい研究をして下さっていることへの感謝と、女性の学者さん達へファイトを与えてくれた本当に素晴らしいニュースでした。

是非とも、国は多くの予算を取ってこの研究を応援していただきたいものです。

冬季オリンピック

2014.02.14

今週はTVをつければ冬季オリンピックばかり見ています。

開催三日前のSOCHIの様子では選手団が入る施設の一部がまだ完成されずに、「本当に間に合うのか?」といった事が報道されていました。

私も「本当にこんな状態で大丈夫なのか?」と思っていましたが、それ以来報道はされなくなったところを見ると間に合ったのでしょうね。

それにしても冬季オリンピックは通常のオリンピックとずいぶん違いますね。

なんといっても選手が若いです。

15歳から18歳までの選手が非常に活躍しているように思います。

これはやはり、スノボードやスキーといった遊びから入って技術を高めていった人たちが多いからなのでしょうかね。

そして、これらの中にはプロの人たちもいたりして、その道に生きていくたくましさを感じます。

他には、おしくもメダルに届かなかったり、思った結果が出せなかった選手の言葉の中に、「でも、楽しむことが出来ましたから・・・。」といった言葉がよく使われるのが気になります。

私は、これはやや違うと思います

選手は日本を代表して行っているわけですから、やはり「結果が出せなくて非常に残念です。日本の皆さんの声援にこたえられなくて、非常に悔しいです。」といったような、勝負に負けた悔しさが前面に出た表現をすべきだと思います。

確かに、自分らが苦しい練習を経てオリンピックまで来たことは確かなので、個人の気持ちを大切にすると言った事は理解出来ますが、私はオリンピックは運動会なのではないのですから、参加することに意義があるのではなく、ルールにのっとった戦いをしてやはり絶対勝たなくてはいけないと思うのですが、いかがでしょうか? 

メダルを取るか取らないかは「おしい」ではなく、雲泥の差があると思っています。

でも、まだ一週間以上ありますから、選手達には是非頑張ってもらいたいと思います。

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