ピュア・メディカル社長ブログ『HIROの自分が変われば世界が変わる』

南シナ海

2015.11.20

三週間ほど前の報道で、中国の南シナ海の西沙諸島の小島を自分の領土だと主張して、海洋プラットフォーム建設により2600mもの滑走路を作り、軍事拠点化を目指す動きに対し、アメリカは中国が主権を主張している島から12海里(約22キロ)以内の海域に海軍艦艇を航行させる作戦に乗り出しました。

アメリカの主張は「航行の自由の原則を守り、今後も航行活動を続ける」と述べ、実行したことは私にとっては気持ちよかったですね。

中国はこれに対して猛烈に抗議し、一時はアメリカとの緊張が起きましたが、その後どうなったかについては何も報道されなくなり、今はどうなっているのかがわかりません。

アジアの平和を守りアメリカの軍事力を維持するためにも、アメリカが当然行うべき行動をとったことを大変うれしく思います。

中国は満潮になれば海に沈むような岩礁を島として主張し、これをどんどんと大きくしていき滑走路も出来るような状態にまでしようとしているのですから、「何故ゆえにそこまで拡大する必要があるのか?」といったことで隣国が心配になるのは当然のことです。

こういった勝手な行為はアジアの治安を乱し、世界より非難を浴びることになるのを中国は百も承知のはずです。

中国が「これは軍事用目的ではない」というのを認め、その建設をだまって見ているうちに、結局は軍事基地に使用されたといったことでは後の祭りですからね。

ですから、たとえ中国が海洋プラットフォーム建設を継続するかぎりはアメリカにはこういった強い行動にどんどん出てもらい、中国の勝手な行動を阻止してもらいたいと思います。

一方では今年日本は集団的自衛権が可決しましたから、アメリカから「ちょっと日本も我々を支援しろよ!」などと要請された時、どういった対応に出るのかやや気になるところです。

また日本も沖ノ鳥島の岩礁埋め立て護岸工事を行い、ここは日本の領土だと主張していますから、同じような埋め立て工事を行っている中国の行動に対して発言がしにくいのかもしれませんね。

しかし、日本の場合は軍事力強化のためではないのは明らかなのですから中国と大きな差があります。

ともあれ、最近の中国の行動はやはり横暴だと思いますね。

世界の平和や協調といったことを忘れ「我が国あって世界あり」とでも言うような行動です。

中国国民がこういった行為を良いとしてないと思っていると私は思いたいです。

世界に尊敬される国になれるのは、昔からの格言にもあるように「実るほど頭をたれる稲穂かな」の行動が取れる国であると思うのです。

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