ピュア・メディカル社長ブログ『HIROの自分が変われば世界が変わる』

手当て

2015.01.16

先日、電車の中で3歳位の子供が転んでエーンエーンと大きな声で泣いていました。

するとお母さんは子供を起こし膝に怪我をしてないのを目で確認し、さっと抱き上げてただあやすだけでした。

しかし、この子供はしばらくの間ずっと大きな声で泣き続けていました。

電車に乗っていた人はかなりやかましかったと思いますが、声をかける人はいませんでした。

私はこのお母さんの態度を見て、最近の「お母さんは子供のあやし方を知らないのかな?」と思いました。

普通であれば「もう大丈夫だよ、よしよし」と声をかけながら痛いところを、優しく手を当てさすってあげるだけで子供は落ち着きを取り戻すと思うのです。

私は長きにわたり合気道をしてきたためにとても「気」に興味があるのですが、日頃よく使う「手当て」という言葉、皆さんはどこからきているかご存知でしょうか?

実は「手から出ているエネルギーの照射」という意味からきているのです。

「手当て」であれば誰にでも出来ます。

先ほどのお母さんも子供が転んだ時に痛いところをさすってあげてあげさえすれば、きっとこの子供の痛みは不思議な程に取れ、あっという間に泣き止んだと思うのです。

私などは胃が痛いとか、どこかに体をぶつけてしまった時などには、すぐにその箇所を手で押さえたりさすったりします。

きっと皆様もそうではないでしょうか?

これは無意識に沸き上がった真心からのエネルギー(いわゆる「想念」)により痛みが癒されるためといわれています。

ですからこの行為は他人に対して行なってあげることも出来ます。

つまり手当てに大事な事はその動機を起こす「純粋さ」なのかもしれませんね。

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