ピュア・メディカル社長ブログ『HIROの自分が変われば世界が変わる』

サプリの世界

2014.11.28

最近TVを見ていると非常に多くのサプリメントが宣伝されています。

飲んでいる方からの「私がこんなに元気なのもこのおかげです。」「私は毎日これを飲んでがんばっています。」「さっと起きられます」「これなしではもう生きていけません」便秘解消サプリであれば「どっさりでましたよ。びっくりしましたね。もううれしくて・・・」といった声に始まり「独自の配合製法で行っています。」「厳しい品質検査を行っています。」「すでにお買い求めていただいた方が●●万人。」「●●秒に1人の方がご購入されています。」などといったメーカーの言葉も加わり、視聴者の気持ちを誘う言葉が次々と出てきます。

しかし、そういった声を聞くと、サプリメントの世界にいるものとしては、使用されている成分の力やその商品に配合されている含有量もわかっているので、放送で述べていた商品への声をどこまで信用してよいものなのか、あるいはその言葉通りにすべての人が感じるほど効くものなのかどうなのかは、ほとんどわかります。

さらに、大手の会社であれば製造原価はほぼ決められていますから、販売価格を聞けばそれがどの位の費用で製造されているかは予想ができますので、その価格であれば、どの程度効く商品を作ることができるかもほぼ想像できます。

ここで一言。

一般的に皆さんがご購入されるサプリメントはその販売価格10%以下で作られているものです。

「えっ!」と驚かれるのも当然です。

残り90%のうち50%から60%は宣伝費です。

それほどまでに一般では宣伝費をかけて販売しているのです。

ですから、例えば3800円の品であれば380円で作られていることになります。

もし、これがガラス瓶詰めの紙箱に入った品であれば、この費用だけで130円程かかりますので、正味の錠剤の価格は250円となります。

ほとんどのサプリメントが1か月分の使用量ですから、この250円を30日で割ると一日当たり8円となります。

つまり一日10円にも満たないわ金額で、「あれほど悩んでいた苦しみがスーッとなくなる!」ということがあると皆さんは思いますか?

ましてや1980円などといった商品になりますと、この半分ですから4円です。

こんな低価で宣伝やお客さんの言うような効果が起こるはずがないということはおわかりいただけると思います。

私はこういった商品は飲まないよりも、飲むのは無駄といったほうがよいのではないかと思うほどです。

お医者さんが「サプリメントは効かないよ!」といわれるのも、もっともなことです。

しかし、サプリメントの中でもやはりすごい品はあるのです。

ただ、そういったものを作るのにはやはりお金がかかります。

10倍以上の費用をかけて作られているものもあります。

そういったものは製品にお金をかけてしまうために宣伝費を捻出することができません。

そのため、宣伝が十分でないために、皆さんが知らないだけです。

とても残念なことです。

良いものを作ろうとすればするほど、企業は宣伝費がなくなり皆様から離れてしまうといった感じでしょうか。

でも、サプリの目的を考えますと私はそういった優れた内容のサプリを皆さんに摂っていただきたいと思います。

しかし、世間には内容がたいしたこともないのに単に値段を高くしているサプリもありますので、ごまかされないようにしてくださいね。

また、サプリは薬事法でいろいろとその表現、掲示内容が厳しく制限されています。

多くのお金をかけて最高のものを作っても差別のある表現ができないのです。

ですから、余計にその商品の内容を伝えることができません。

どういった悩みによいのか、体のどの部分に効くのかといったことを伝えることが出来ません。

一般の製品販売とはまったく違うのです。

たぶん業界の中で販売が一番難しい世界といってもいいでしょう。

消費者の方がやはり知識をもち、自ら「よいもの」を見つけるだけの判断力を持つようにしなければなりません。

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