ピュア・メディカル社長ブログ『HIROの自分が変われば世界が変わる』

炭窯

2012.07.27

先週はチムジルバンという韓国特有のサウナについてお話をしました。

これは、どの町でも絶対にあるといってよいほどあちこちで見かけることができます

そこで今回は別の種類のタイプのサウナをご紹介しましょう。

それは「炭窯」です。

まさに読んで字のごとく、私達がTVで見る炭を焼くような格好をしたドーム型の釜です。

説明を受けなければ、磁器を焼く釜か、または炭を作る釜かと間違えることでしょう。

でも、これが「炭窯」とい言われるサウナです。

はっきりいってすごく熱いです。

私からすれば「やけどするのではないか?」と思うほど熱く感じます。

では、どういったものかをご紹介しましょう。

先ほども述べたようにまさに炭窯です。

中に木を置いて炭を作るわけではありませんが、レンガと赤土でできたドーム型をした土窯で、窯の入り口に木を積んで2日間ほどガンガンと焚き、釜が熱くなったところで燃え木を取り除きます。

人が中に入れる程度になったら、床にスノコを敷いて準備完了です。

燃料が薪であることから街中にはこの種のものはまずなく、ほとんどが山麓や山の中にあります。

この特徴はとにかく熱いです。

低いところで60度、熱いところは90度近くあるのではないでしょうか。

スノコが敷いてあるといってもそこに素足などでは立てません。

厚手の靴下を持参することをお勧めします。

ましてや、一番熱い炭窯などに入る時には、靴下以外に軍手も必要だとさえ私は思っています。

いや、むしろこの場合は下駄を履いて入ったほうが無難というのが、私の率直な意見です。

それほど熱いです。

なぜなら、私が入ったときスノコの隙間の土間に汗が落ちるとジュッと音がするほどでしたからね。

体験すればわかると思いますが、スノコの上に直接に座ることはまず無理です。

ですから、ベニアの上に座ったら、その部分から脚が落ちないように十分注意を払ってください。 

また、天井も低いですから立ち上がったときに頭をぶつけないようにしてください。

窯を出た後は休むため(体を冷やすため)の縁台がありますから、ここでゆっくりと休憩すればいいですよ。

皆さん気持ちよさそうに涼んでいます。

また、お客の中には縁台の横で焚き火をおこし、網で焼肉や芋を焼いて食べています。

ただし、一つ欠点があります。

山の中ですからやはり蚊がしつこく攻撃してきます。

そうはいっても、ここでは皆がゆったりとした時間を過ごしているといった感じです。

この炭窯も24時間営業で、釜の中は男女混合です。
山の中なのでお風呂があるところは少なく、汗はシャワーで流すことになります。

日本ではなかなか味わえない、山里ならではの、のんびりとした気持ちのよい体験ができますから、是非時間があったら一度行ってみてください。(値段は1000円程です)

チムジルバン

2012.07.20

韓国に行き、リラックスしたい時に私が決まって行くところは「マッサージ屋さん」ではなく「チムジルバン」です。

ちょっと言いにくい名前ですね。

しかし、韓国に行かれた方はご存知かもしれませんが、この場所は皆の社交場といってもよいかもしれないほど、生活の中に溶け込んでいます。

どのお店に行っても家族連れ、恋人同士、近所の友人を誘ってと、色々な方が来ています。

「どういうところか」と、一言で言うと日本のスパを小さくした感じです。

多くはビルにあり(特に地下)、店内にはドーム型をした低温サウナ(最高でも70度程ですが、多くは60度前後)があります。

そのドームの中には、ござやムシロが敷いてあり、中で横たわることができます。

広さは8畳から12畳ほどでしょうか。

このドームの内部は黄土や、宝石・炭・塩などで作られています。

大きいお店によっては、三つほどの温度の異なったドームがあったりもします。

このドーム以外にも床屋、食事ができる広間(休憩室)、売店、仮眠室、トレーニング室などがあります。

ですから朝まで寝ることもできます。

日本のサウナと違うところは、店で貸りたTシャツと短パンを着て入り、ドームの中では男女混合です。(もちろん、脱衣所は男女別です)

そこでたっぷり汗をかいた後は、日本のサウナのように別に完備されている風呂(風呂も店によってはジャグジーなどもあります)やシャワールームがあるので、そこで体を洗い、これで終了といったものです。

また、大抵の風呂場ではアカスリを受けることもできます。

ですから、日本のサウナのように熱くない分、無理なくジワッーとたっぷりと汗をかくことができ、非常にすっきりします。

熱くないから子供たちも来れるのですね。

24時間無休の営業で料金も700円ぐらいですから,是非韓国を訪れた時は行ってみてください。

これのない街はないほど色々なところにありますから。

なお、中にはシャンプーリンスがないことご留意ください。(受付で買うこともできます)

ここで2時間過ごすと体もすっきりですよ。

「命」のある場所

2012.07.13

今週は、多くの方が誕生を喜んでいた上野公園のパンダの赤ちゃんが、生まれて1週間もしないうちに死んでしまうという、悲しいニュースが流れました。

多くの方がその訃報を聞き、残念に思われたことでしょう。

パンダの赤ちゃん誕生は、ここ数カ月、ごたごたした政治の状況にうんざりしていた日本に久々に流れた明るい話題であり、さらにTVでは母親パンダが横になって赤ちゃんを上に持ち上げているほほえましい場面が放送されていただけに、本当に残念です。

上野動物園側も24時間監視体制で万全の対応をして、その成長を監視していただけに、会見での姿にもその悲しみの深さが伝わってきました。

今回の死因は、赤ちゃんを飼育器から親元に戻した後、母親のミルクが気管に詰まり呼吸ができなくなったことによるものだそうですが、これを聞いて、更にどうにもできない原因で死んでしまったことにやるせなさを感じました。

また依然、これに似たことがトキの卵においても起きたことを思いだしました。

保護飼育員の方々が卵が産まれ、その成長を監視カメラで遠くから見守っていた時に、
一羽のカラスがやってきました。

「カラスが卵をつついて殺してしまうのではないか」と保護飼育員の人たちは冷や冷やです。

手をあわせ「神様、どうぞカラスが卵に何もしないように・・」と願うばかり。

これ以上のことは何もできません。

カラスがつつき、もし卵が割られたら・・・・。

それは運が悪かったと思うしかありません。(今回はカラスは何もせず飛び立っていき、その後、卵は順調に育ちました)

まさにこれが自然界なのですね。

「命」というものは喜びと悲しみの間に存在するものだなぁ・・・」と感じさせた両事件でした。

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