ピュア・メディカル社長ブログ『HIROの自分が変われば世界が変わる』

銀行のすべき行為とは

2013.04.26

今週は「100円を越す円安となるか?」ということが話題になりました。

一時的ではありましたが、越した日がありました。

東証でも欧米株高や円相場の下落を好感して、日系平均株価が大幅に反発しました。

こうした株価のアップが反映しているのでしょうか?

この4月は街を歩いていても、なんとなく人々の顔が明るく感じます。

日本人は世界と比べ、個人資産における株式資産の割合は少ないと言われてますが、ここ数年株式市場がひどく落ち込んでいましたから、やはり気持ちも落ち込んでいたのかも知れません。

しかし、このように社会が明るくなることはうれしいことです。

株式市場をみると、大型株が先行して上がってきましたから、今後は出遅れ株が上がってくるのでしょうかね。

さて、先日銀行に行きますと、「住宅を買うなら今がチャンス!」といった住宅ローン貸し出しのキャンペーンを行っていました。

「ああ、今後は消費税もアップしてきて、住宅購入の際は大きな負担となるから、今のうちに購入を検討したほうがいいということだな。」と思いながらポスターをみると、1.35%と書かれていました。

これは私が借りた当時と比べかなり低い数値です。

私も住宅ローンがありますから、今の状況下であれば自分の住宅ローンも見直しをしたほうが良さそうと考え、ちょっとたずねてみました

すると係りの人が、「確かに加藤さんは金利の見直しをされますと、今後返済すべき総額はかなり少なくなりメリットが多くあります。しかし、当行でおこなった場合は他行からの借り換えとなりますので、その変更諸費用として○○円の費用がかかります。」と言われ、その数字を見ると、「こんなに費用がかかるならやらないほうがいいわ」と思いました。

しかし、説明は続き「ただ、もし今借りている銀行が加藤さん現行の契約条件を変更してくれるかどうかは不明ですが、もし変更してくれるとなればこれほどまでの費用はかからないと思いますよ」と説明してくれました。

そこで、だめもとで取引銀行に行き相談してみますと、幸運にも私の要望を受け入れてくれ、現行の金利をかなり低くすることができました。

このことは私にとってよいことでしたが、ここで思いましたね。

「今回のように条件を変えることによって、これほどまでに済額の軽減ができるなら、銀行のほうから契約者に今のローンの状況をシュミレーションして、その試算表を送付してくれてもよいのではないか」と。

単に金利が低くなっているといった一般情報でなく、もっと具体的にわかりやすく報告してくれれば、多くのメリットを受ける人が沢山いるのではないかと思います。

このことは銀行にとり利益を減らすことにはなりますが、銀行として顧客に対し、しっかりと伝えてあげなければいけない行為(義務)と私は思います。

もし、住宅ローンを抱えている方がおられましたら、是非一度銀行に行って今の状況を確認してみてください。

決して無駄となる行動ではないと思います。

オーガニック野菜と活き造り

2013.04.19

最近、食に対する健康志向が確実に高くなってきました。

私の家の近くでも、オーガニック野菜をうたったお店が2件もできました。

その一つは大型スーパーマーケットの道路を隔てた目の前にあります。

では、これらの店の人気はどうでしょうか?

はっきり言ってあまりよくないようです。

スーパーの目の前の店では、道路を渡ってまで、買いに行こうといった人は少なそうです。

ほとんどのお客さんは、すべて食材がそろってしまうスーパーで買い物を終わらせています。

わざわざオーガニック店に行ってまで値段の高い品を買う必要もありません。

あるいは行ったとしても、自分の求めるものがないかもしれませんしね。

たった一つの野菜や数個の野菜を買うために、信号を渡り買いにいこうといった努力はしないようです。

そうなるとその店の野菜は売れ残り、オーガニックといっても新鮮ではない野菜となってしまいます。

店におかれている野菜はじゃがいも、かぼちゃ、玉ねぎといったものとなり、皆がほしがるみずみずしい葉物はほとんど置かれることはなくなります。

こういった状態になると、一層お客は来なくなってしまいます。

同じことが、居酒屋にも言えます。

魚の活き造りを売り物にするため、水槽をおいて商売を行っている店が増えていますが
この魚が本当においしいかどうかは疑問ですよね。

例えばその魚が売れずに、10日間程水槽の中に残っていたとしたらどうなのでしょうか?

狭い水槽で泳いでいては肉も落ちしまりもなくなるでしょうから、いくら生きていたとしても果たして活きの良いおいしい魚と言えるのかは疑問だと思います。

こういった魚なら、活き造りでなくてもかまいません。

本日とれた魚の方が新鮮であると私は思います。

つまり、私達が普段目にしている食材の「新鮮」とか「オーガニック」といったイメージは、あくまでも収穫されてから短い時間の中で価値をもつものだと言うことです。

見た目や呼び方などでごまかされてはいけないということでしょうね。

感性の変化

2013.04.12

今年の東京の桜はあっという間に散ってしまいましたね。

開花が目立ちだしたのは3月半ばごろから。

その後は気温が一挙にぐんと高まり10日間程で満開。

週末に花見へでもと思っていると、今度は強い雨や風によりあっという間に散ってしまいました。

この間、私は残念ながら出張で日本を離れていたため、きれいな桜を見ることができませんでした。

桜の下で毎年宴会を催すというわけではないですが、上野公園などをぶらりと歩きながら、皆さんが楽しそうに宴会をやっている姿を見るのがとても好きです。

春を満喫し幸せそうで、元気いっぱいですからね。

夜のライトアップされた桜もきれいですしね。

最近は季節の変わっていく姿にとても気持ちが高まります。

今までは季節の移り変わりの美しさを見ると「きれいだな・・・」と、当然の事として感じていたのですが、最近は味わい深さを感じます。

この感じ方を表現するなら「しみじみと感じる・・」とでも言うのでしょうか?

年を経るにつれて感覚は一般的には鈍くなっていくものですが、美しさについては何だか違うような気がします。

むしろ美意識は研ぎ澄まされていくような気がします。

また先日、TVを見ていましたら灘高校の伝説の国語教師といわれた橋本先生(先生の授業は1冊の本『銀の匙』を3年間かけて読み解くというもの)が100歳になられたのを機に取材が行なわれていました。

そこでは、「先生にとって長生きとは何ですか?」という質問に「神から与えられた自分の命というこの貴重な時間を大切にまっとうすることだ。」とお答えになられていました。

100歳といったご高齢においても、今尚、部屋に多くの書籍や文献を広げ、生徒たちのためにその『銀の匙』を読み砕くための資料をランプの下で一心に行っておられる姿に強く心を打たれましたね。

その姿はまさにいつまでも修行ととれました。

100歳であるにもかかわらずひたすらにペンを力強く走らせる橋本先生。

本当にすばらしい方ですね。

「どうしてこういった生き方ができるのか?」と、放送を見ながら何度も今の自分の生き方を考えさせられました。

自分を動かすそのエネルギー、これはどんなエネルギー係数で表現されるのでしょうかね。

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